ミオの家族に乾杯10

ウイ 「熱狂の中心部分って意外と地味だね」
ヒロ 「売れる商品の秘訣、とか聞こうと思ってたのに…」







秘訣も何も、淡々と襟つくってます

というお父さんは、村の若者たちの熱狂ぶりとは正反対に「要望があるから作る」ただそれだけ
まとまったお金が入ると、ついつい新しい布地や道具を買って裁縫の研究に努めるので
暮らしぶりもいたって質素、
たまの贅沢は、娘たちが各自軍資金をもって家に来るときくらいです

家は、台所と風呂トイレ、寝室が一つ、作業部屋が一つ
その上にロフトがあって、娘たちが小さい頃はここで寝起きしてました

ウイとミオは今回、そのロフトに泊まる予定での帰省です









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