ミカの堅物具合は母譲りですが、母はその母から受け継いでいます
つまり、お爺さんの奥さんが堅物さんです
なのでお爺さんは、堅物の奥さん、堅物の娘、堅物の孫、という堅物身内に固められているわけですが
なんとなく男同士、お爺さんとミカはお互いに同情的です
お爺さんは「あんな頭の固い母親に育てられていたらさぞ窮屈だろう」という目線で娘を見ていた後に
今度は頭の固い娘が孫を育てているのを全く同じ目線で見させられて、ミカが頭が固いのは母親の影響もあるな
とミカを不憫に思っています(なので頭が柔らかくなる教育にも力を入れた次第)
ミカはお爺さんが事あるごとに同情してくれるので、お爺さんもさぞかし母に手を焼いているんだな、
と勝手に解釈している感じです(自分の堅物具合がお爺さんに苦労をかけているとは思っていない)
頭の固さで結ばれている家族の絆です
天下の侯爵様も家族の前ではただの人