それなりに厳格な侯爵家ですが、ミカ母の周囲は女性陣営ということもあって、意外とお茶目です
お爺さんがまだ現役ということもあって厳しい男性陣営はそっちに固まっている、というのもあります
これでミカが当主になると、別館にご隠居陣営、本館にミカを支える現役陣営という具合に別れるので
女性陣営は本館の裏方に回る、って感じでしょうか
ミカ父がもっと侯爵家次期当主の父、として積極的に参加するタイプだった場合、
早い段階からその様な図式になるはずなんですが、今の所、父は添え物、母が権力者、という図式なので
女性陣営が伸び伸びしております
まあミカ自身が、表面的にしか物事をとらえないという現状、決して知ることのない母陣営の内幕です
まず、護衛
「私衛」とミカ母が言っている通り、侯爵家の中だけの兵です
今でいうと警備員のような感じなので、気軽に侯爵家の外に連れていくことはできません
外に連れ出す護衛は、あらかじめ王宮に届け出ているそれなりに格式のある者たちがいますが、
これは侯爵にしか動かせない軍のような扱いになっていますので、母に権限はありません
ミカ母としては、「格好だけでも揃えておくか」って感じな扱いをしてますが
一応侯爵家の警備員ですから、それなりに腕は立ちます
30人くらいいる、かな(曖昧…)
ミカが長旅に出て侯爵家に戻ってこない現状を侯爵家の内部には、諸国見分、という方向で説明されているので
次期当主は武者修行の旅に出ているらしい、と彼らの間で勝手な憶測が広まってる模様です
次に、婆や
これはミカ母の乳母です
ミカ母は幼少からずっと面倒を見てきてもらっているので、実の母のような感じで慕っています
侍女のレア夫人がくるまでは女性陣営の筆頭でした
今はその座をレア夫人に譲ってはいますが、ミカ母のよき理解者、そしてレア夫人の補佐、という影の立役者として現役です
ミカの事も、ミカが次期当主に認められるまでは、ミカ母と一緒に世話をしていたのですが、
後継者教育が始まってからは男性陣営に奪われてしまって悲しい毎日
ミカがやけによそよそしいのも、男性陣営の教育が悪かったせいだ、と未だに根に持ってます
それからメイドさん
この二人がメイド頭として、侯爵家女性陣営の下の者たちを仕切ってます
本来なら別室で控えていて、侍女に用事を言いつけられたら動く、という掟は絶対で
ミカ母に直に口をきいたりすることはできないんですが、ああ見えてミカ母、下の者に意外と気さくなので
彼女たちにも侍女を通さず自分で支持を出したりします
侍女のレア夫人も元々ミカ母の友人ということもあって、それを厳格に咎めたりしないので、この辺りゆるゆるです
これは彼女が女性であり、例え子を産んだとしてもその子は侯爵家の跡継ぎにはならなかった過去が影響しています
以上が「母、来襲7」の3コマ目を描くにあたって、ラスボス感を出すためだけに人数が欲しくて
その人選を考えていた時にできたネタです
この一コマの背景だけでこれだけ4コマが描けるので、意外と母サイドはネタの宝庫かも知れません
ミカの見ている侯爵家と、その実態は、意外とかけ離れているというのがミカ里帰り編の柱です
ヒロたちがすごく拍子抜けしているのもこの為
このかけ離れている溝を埋めるのが、ミカの里帰りの目的です
…思ったより幅が広くてなかなか埋められてません(;'∀')テへ
コメントにお返事のコーナー
■稲野巧実サン
お久しぶりです!ぼちぼちです
ママサイドの使用人がウイたちを見てどう判断するのか楽しみにしていただいているようですが
スミマセン!!そこのとこ作るの、すっかり眼中にありませんでした
そーでしたねー…ネタ漫画的にもミカ編が終わるまでにはどこかでねじ込み…できたらやってみませう