ミカのおじいちゃんです
年齢が高いキャラは4コマ用にデフォルメして描くのがむつかしすぎて
おじいちゃんとの会談は全話コピペ炸裂!!!というお見苦しい4コマになってましたが…
60後半~70手前くらいのイメージです
名前もまだ決めてない(貴族は年齢や地位によって呼び名が変わるという重箱の隅突く設定があるため)←メンドクサイ
それくらい、キャラ設定としては語ることがないのはやはり、ご高齢、という壁があります
キャラを設定するにあたって、ミカやヒロたちの親世代までは、まあなんとかそれなりの人生を考えつくんですが
そのもう一つ上の世代となると、さすがに一時代の変革があるというか、
世相とか情勢とかそういうものが、今ミカたちの視点で語る時代とは全く違った時代になってくるんだろうなあと思うと
(たとえでいうと、黒電話がスマホになる、それくらい世代間の違いはあると思えるのが、50年単位)
キャラをつくるまえに、世界の歴史から考えないといけなくなってくるので
ひゃーめんどくせー!!(なにせ脇役だから)っていうのが一番の壁ですね(-_-;)
そんなわけなので、おじいちゃんもそれなりに激動の人生を歩んできてはいるんでしょうけども!
もう、ざっくりその辺りは昔の話、とおいておいて、ぎりぎりミカの人生が関わってくるあたりからの設定だけしか作っていません
そういう作り方をしてるので、いまいち、性格が定まってなくてぶれぶれな感じのキャラになってるのが作者的には扱い難いです
まず、住まい
レネーゼ侯爵家の主でありながら、別館に移り住んでいるのはミカが学校を卒業して近衛として城勤めを任されてからの事です
次期後継者であるミカが近々全権を継ぐという事を、ミカはもちろん屋敷の人間すべてに思い知っておかせる為
当然まだ権力はおじいちゃんが持ってますが、少しづつ真似事をさせて学ばせているという感じですね
(あとはまあ高齢なので、だだっぴろい屋敷よりはこじんまりまとまった館の方が暮らしやすい、というのも公言していたり)
会社でいえば、息子に社長の椅子をゆずって、自分は会長として表舞台からは退いている、というのに近いです
この例えの、「息子に」社長の座を譲って、の「息子」を亡くしています
正統後継者として、厳格に育て上げた息子を失ったことによって、自分の人生の半分を無くしたような喪失感に苛まれ、
その次の孫までも失ってしまう事を恐れるようになります
もちろんそれは表には出しませんが、その喪失感が根底にあるため、ミカに厳しく仕切れない面があったりします
ミカが自分の意思を通している(乳兄弟や側近を持たない、貴族同士つるまない、諸国見分の旅に出てしまう、とか)のは
それを希望する意見を頭から押さえつけられないおじいちゃんの気弱さの表れです
そんな光景は当然、ほかの貴族たちも目にするところであって、かつての「厳格な牙城」として貴族界に君臨していた一侯爵の
わずかな綻びとして水面下で広がっていきます
「一国を建てた創造主も一人の後継者は創れない」という揶揄が囁かれるようになり、偶然それをミカが知ってしまいます
その時の社交界の中心にいる人物はルガナ伯爵、つまりミカの伯父にあたる人であったため、
彼がそれを貴族間に根回しし祖父を陥れようとしているのだと悟ってから、ミカは自分の伯父を敵として照準を合わせて、
以来、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態なのです
ミカはとにかく祖父の汚名をそそぐためだけに高潔でストイックな侯爵家次期後継者としての道を突き進んでいくのですが
なんせ動機が、おじいちゃんの敵討ち!ですから、やがてそれにも陰りが見え始め、貴族社会の泥沼に落ち込み、
後は近衛師団長の一言をきっかけに、やさぐれ暴走街道まっしぐら!なんですよ
当然おじいちゃんはそこまでミカの暴走を見過ごすわけにはいかないので、ウイたちと出会ってなければ、
ミカはある程度ぐれたところで屋敷に連れ戻されていたでしょう、という話になるわけですねー
そんな経緯があって、おじいちゃんはミカをいつ連れ戻すか、と非情に悩ましい問題を抱えていたのですが
あれよあれよと諸国見分の旅に出ていた孫は、ふらりと屋敷に戻って来て、なぜか近衛から対外交室に引き抜かれ、
公爵に気に入られたのか公使の任務まで請け負って、それなりに落ち着きを取り戻しているという喜ばしい結果に加えて、
ミカが「仲間を目通りさせたい」と自ら申し出てくる、…という、盆と正月が一緒に来たような人生初の大勝負。
そりゃもー、わくわくわくわくしながら待ってましたしよ、ウイたちを!
そして会ってみたら、アレですよ!
「いやー50年の格差にたまげるわい…」ってところでしょうか
この後、まだまだじいちゃん孫と戯れるの巻、が続くんですけども
あとじいちゃん視点の重いSSも待ってますけども
…やっぱり、どんな幼少期を過ごして、どんな激動人生があって、どんな人と出会って影響を受けたか、っていう
そういう核のところを創ってないのでなんか今一つつかみどころのないおじいちゃん、ていう不安定感がぬぐえない…
まあそれが、おじいちゃんの持ち味(ウイたちとの歳の差50年)としてキャラ立ちしている、と思えば
なんとかならんでもないような気がしないでもないです
あ、じいちゃんの肖像画を描くにあたって、ダンブルドア校長とガンダルフの画像を見まくってきましたが
(ひげがどうなってるか知りたくて)
こういうイメージではないな、と気が付いたので
どっちかっていうと子供の頃慣れ親しんだオビ=ワン・ケノービの方がまだ近いかもしれん、と方向転換…
悩みつつ描きまくっていたらサリーちゃんのパパみたいになってて、そういえば私サリーちゃんのパパ知らないわ!と衝撃を受け
(知らないくせにサリーちゃんのパパ呼ばわり)
サリーちゃんのパパまで検索した始末
おかげで出来上がったらハリポタロードウォーズサリーちゃんパパじゃない人になりました
ビジュアル面でも、ぶれっぶれな人です…
構想ではナウシカのジル様だったのに…