第44回「孟宗忌」

2月14日、1日早く徳永直を偲ぶ「孟宗忌」が行われました。
立田山の麓、泰勝寺の際にある徳永直文学碑の前に集いました。
献杯、献花の後、「文学散歩『冬枯れ』を尋ねて」が予定されていましたが、あいにくの天気、今にも降り出しそうな空の下、文学散歩は取りやめ、中村青史先生のお話を聞きました。
その後、会の終わりを告げるかのように、雨が降り出し、散会となりました。
徳永直碑には、
「私たちはもっと労働について語らなければならない。労働のもつ内容は、現在語られている多くの恋愛よりも、インテリゲンチャのある種の悩みよりも、乃至は消費生活の絢爛をよりも、はるかに豊富で、人類を益するものである。」
と刻まれています。
会では、もっと徳永直の作品を読んでいこうと締め括られました。
作品を通して、働く人々の問題について考えていきたいと思いました。