本日好天気なり。
我らがホークスは2戦続けて引き分けでしたが、本日はイーグルスに勝利。
1位相手に勝ち越しで良かったです。
そして新譜も続々到着。
今日はジャズ界の一大勢力となったイスラエル・コネクションからヤニフ・タウベンハウスのトリオ作『Moments In Trio Volume Three: Roads』です。
- Blue Forest
- Rush Hour Traffic
- Prayer
- You’d Be So Nice to Come Home To
- Sailing Over the Horizon
- Morning Night
- Boo Boo’s Birthday
- Flow
- Star Eyes
- Roads
Yaniv Taubenhouse (p)
Rick Rosato (b)
Jerad Lippi (ds)
4曲目のコール・ポーター、7曲目のセロニアス・モンク、9曲目のドン・レイ/ジーン・デ・ポール、それぞれのカヴァーで、3曲以外はタウベンハウスのオリジナル。
このMoments In TrioでVolume OneとVolume Twoを既にリリースしています。
ベースのカナダ出身リック・ロサトはこれまでグレン ・ ザレスキーやギラッド・ヘクセルマン、ギデオン・ヴァン・ゲルダーの作品で聴いたことがありますが、ドラムスのアメリカ出身ジェラッド・リッピと、なによりリーダーのタウベンハウスを聴いたことがありませんでした。
これまでの作品もFresh Sound New Talent からリリースされていたのに完全に見過ごしていました。
今回はたまたまFresh Sound New TalentのWebサイトを見ていて気がついた次第です。
メロディーが抜群に良いです。
イスラエルのピアニストに共通していますが作曲・編曲能力が高い。
1曲目のロマンあふれるバラード。
出だしのピアノソロからコード回しが絶妙。
ピアノのタッチはやや穏やかで優しめ。
2曲目は複雑でタイトなリズムパターンをリッピが正確に仕上げています。
ここにロサトが具合良く絡んできます。
音は太くしっかりしてて滲むことは無いベース。
2人のリズムセクションの質の高さが現れる曲ですね。
3曲目も美しきスロー。
5曲目のような軽快なタッチの楽曲もしっかりと解析されたリズム取りに惹き込まれます。
オリジナル曲もいいですが、カヴァーも抜群です。
他にも散々カヴァーされている4曲目とか9曲目は斬新な解釈でした。
モンクのカヴァーも本人の要素を残しつつ、タッチが異なり面白く聴けます。
ラストのタイトル曲はこの3人でのアルバムの仕上げといった体。
ソロがほとんどなく、3人で協調しているのが強く分かる作品です。
これは絶対前2作も良いはず。
良いに違いない。
さかのぼって聴かなければならないし、もしコロナが開けて来日、となったらその公演は絶対観なければならない。
つくづくFresh Sound New Talent、ありがとう。