雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Identified Flying Object

2021-03-02 | 音楽
今日の大阪は雨。
寒いし。
春先らしいと言えばその通り。
でも身体はキツイです。

さて今日ご紹介するのは以前紹介しましたアレックス・コーの新譜で『Identified Flying Object』。


 
  1. Nebula
  2. Levitate!
  3. Ready, Set, Go
  4. Aurora
  5. Maenads
  6. Underwater Star Based Society
  7. Toy Pianos
  8. Source Of The Ten Thousand Things
Alex Koo (p)
Attila Gyárfás (ds)
Ralph Alessi (tp)

以前紹介した『Appleblueseagreen』ではラルフ・アレッシ、マーク・ターナーとの2管トリオ作でしたが、本作では同じくアレッシとハンガリー出身のドラマー アッティラ・ギアファスとのトリオ作。
ちなみにアレックス・クーだと思っていたのですが、本当はコー(幸)なんだそうです。
前にも言いました通りアレックスは日系ベルギー人で、日本人のお母様から漢字の名前を教えていただきました。
またギアファスは以前アロン・タラスの『Little Beggar』に参加していて聴いたことがあります。

さて本作ですが、やはりアレックス・コーの真骨頂である浮遊感に溢れた空間使いの上手さ。
これはさらにアップしているように思います。
楽器編成が変わりドラムスを加えたことでリズムと言うよりは、空気感の変化をつけられているのが功を奏しているのでしょう。
もちろんベースがいない分バスドラが低音を任されているところもあります。

アンビエンスな楽曲を扱うと本当にウマい。
前半はアレッシの音を、後半はアレックスのピアノを表に出している感じでしょうか。
ギアファスのドラムスはとても繊細で、このアルバムなら彼を選ぶのがよく分かります。


ワタシは1曲目と6曲目が好きですね。