雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Appleblueseagreen

2019-03-29 | 音楽

とてもいい作品を見つけましたのでご紹介したいと思います。

アレックス・クー 『Appleblueseagreen』。

 

 

Appleblueseagreen
Mark Turner & Ralph Alessi Alex Koo
Clever Tree Records

 

1.enuD
2.Dune
3.Funeral March
4.Ghost Parade
5.Etude No.1 'Mirror, Mirror, On The Wall'
6.Dormilon
7.Bodily Fluids
8.Etude No.2 'The Gaze'
9.The Lone Wanderer
10.Etude No.3
11.Apples Are Blue But The Sea Is Green
12.Freedom Pilot

Alex Koo (p,key,ds)
Ralph Alessi (tp)
Mark Turner (ts)

 

いい作品と出会えました。

そもそもアレックス・クーって誰?

全く知らなかったのですが、どうやら日系ベルギー人のようです。

 

ではなぜこの作品を見つけることができたかと言うと、サイドにラルフ・アレッシ、マーク・ターナーというECMを代表するそれぞれの楽器でも随一の人気者がいたからです。

しかしクーって調べてもあまり大した作品を見つけられない・・・。

オランダとかで賞を獲っているようなのですが。

 

なのですが、聴いてみると驚きます。

オープニング・トラックが何とも奇妙な音なのですが、2曲目を聴くと分かります。

2曲目の正しいトラックに対して、オープニングは逆再生なのです。

遊び心でしょうか。

それぞれのタイトルを見ると分かるようにはなっていたのですが。

とても頭に残る出だしです。

 

その後大物2人が登場するのですが、ここからの共演が素晴らしい。

基本的にリズムセクションがいない中で、仕切りのない浮揚感が心地良い。

クーの演奏はキレイな粒立ちの音で、作曲能力もさることながら演奏も聴き応えあります。

まだ知名度の低い若手のピアニストをリーダーに、大物2人がサポートする、という概念はエンディングに近づくに連れ、解消されると思います。

ラストのソロは圧巻。

 

 

「リンゴの青」と「海の緑」。

何とも素敵なタイトルですが、名前負けしていない演奏が楽しめます。

 

 

 

 

ジャズ
記事一覧



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松原裕子)
2019-07-21 21:34:01
素敵なレヴューですね。私は、アレックス・幸(こう)の母です。
本人もとても喜んでいます。どうもありがとうございます。
返信する
Unknown (umekou)
2019-07-22 20:22:25
松原さん
こんばんは。
お母様からのコメントに大変驚きました。
Kooさんは「こう」さんなんですね。
大変失礼いたしました。
素晴らしい作品でKooさんを知ることができました。
次の作品も楽しみにしております。
返信する

コメントを投稿