涼しくなってきました。
それでもタンクトップ一丁でブログを書いているワタシ。
台風が近づいているみたいですね。
弱まってくれるといいのですが。
秋にもってこいの一枚がリリースされました。
イスラエル出身の二人、トランペッター アヴィシャイ・コーエンとピアニスト ヨナタン・アヴィシャイで『Playing The Room』。
- The Opening
- Two Lines
- Crescent
- Azalea
- Kofifi Blue
- Dee Dee
- Ralph's New Blues
- Sir Duke
- Shir Eres (Lullaby)
Avishai Cohen (tp)
Yonathan Avishai (p)
Yonathan Avishai (p)
ついに出ましたね。
テルアビブの同じ中学校に通って以来の同志のデュオ盤。
コーエンに関して言えば、演奏のスタイルや音も少ないフォーマットで演ったのが聴いてみたかったのでこの作品は待望の一作と言ってもいいです。
アヴィシャイはコーエンが過去ECMからリリースした『Into The Silence』『Cross My Palm With Silver』にも参加しており、今年はECMからリーダー作『Joys and Solitudes』をリリースしています。
最初はコーエンのオリジナル、2曲目がアヴィシャイのオリジナルで幕を開けます。
3曲目コルトレーン、4曲目エリントン、6曲目コールマン、7曲目ミルト・ジャクソン、8曲目スティービー・ワンダーと結構多様です。
いずれもデュオでは馴染みがあまりないですね。
二人がそれぞれ持ち込んだ曲らしいです。
ラストのイスラエルの子守唄がすごくいい曲。
しかしコーエンのしゃがれた音にはやられます。
好きなトランペットの音です。
一方のアヴィシャイは凛としたきれいなピアノの音なので、その辺の対比的な組み合わせのデュオ、っていうのが味わい深い。
聴き終えると、なるほどこのアルバムタイトルだな、と思った次第。
この二人のデュオ盤を出すっていうところはさすがECMですが、演奏的にはそれほどECM色に染まっていなくて、むしろそれが成功した例なんじゃないかと思います。
現時点ですでに今年のトップに入れる気満々です。