へうげもの
もう9月も終わりですな。
今年度の上半期も終わり、下半期突入。
さて最近ネットカフェに行けるようになって、今まで社会で騒がれていたマンガも読みたいと思います。
今回選んだのは山田芳裕『へうげもの』。
へうげもの(24) (モーニング KC) | |
山田 芳裕 | |
講談社 |
「へうげる(ひょうげる)」とは、『ふざける』『おどける』という意味。
本作では、激しい戦乱の世にありながら、茶の湯の世界に心奪われた「へうげもの」の武将・古田左介(織部)の生き様を、 これまでに無い歴史観と大胆な描写を駆使しながらユーモアたっぷりに描きだします。
茶道や茶器、美術や建築など、「日本の文化」にもスポットをあて、ちょっとリッチな『大人のアニメ』を目指します。
さて、物語の方は…
時は戦国乱世。織田信長が今まさに天下を獲らんとするその陰に、茶の湯と物欲に魂を奪われた一人の武将がいた。のちに数奇者として天下に名を轟かせる「古田左介(織部)」である。「出世」と「物」、二つの欲の間で葛藤と悶絶を繰り返す日々の中、時代は大きく揺れ動く。やがて左介は「数奇者」としての天下獲りを心に決め、「へうげもの」への道をひた走る。
天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、戦国時代を駆け抜けた男/知られざる傑物の物語。
古田織部に関しては、正直千利休に師事した茶人としてのことしか前情報では持っていなかったので、まーこの話が面白い。
例えば戦国シミュレーションゲームとかなら、まず雑魚キャラとして取り扱わないキャラ。
しかしマンガに落とし込むと素晴らしい物語を持っているんですな。
当たり前といえばそうなんですが、このマンガは特に評価軸が単純に武力戦や知力戦などの戦のみならず、「美」であったり「箔」であったりがそれを持つものの地位を確保するという新しい評価軸を与えてくれたんですね。
正直まだ3巻しか読んでないのでこの先が楽しみだ。
そして歴史シュミレーションゲームでいつか活躍させたいキャラの一人になりそうです。
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