ジャズ本
今日はジャズ本の特集で。
ジャズのフリーペーパー『Way Out West』3月号を入手。
そのついでに『Jazz The New Chapter 2』も入手。
Jazz The New Chapter 2 (シンコー・ミュージックMOOK) | |
柳樂 光隆 | |
シンコーミュージック |
この前作の『Jazz The New Chapter』も以前入手しています。
Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平 (シンコー・ミュージックMOOK) | |
柳樂 光隆 | |
シンコーミュージック |
まずWay Out Westについて。
ジェイソン・モランのライブ記、面白い。
そんな角度からジャズを捉えるんだ、文字で表現するんだ、というのが参考になりました。
またECMでリリースされた以前紹介したヴィジャイ・アイヤーも特集されていました。
フリーペーパーでこの質はスゴイ。
そして『Jazz The New Chapter 2』。
『Jazz The New Chapter』ではNYのジャズ・シーンを中心にロバート・グラスパーにスポットの多くをフィーチァーしていました。
本作でもとバーと・グラスパーをトップに持ってきていますが、むしろポスト・ロバート・グラスパーに光を当てようとしている。
もう「ポスト」の話が出るほどグラスパーが現代ジャズシーンを牽引する存在になっているのですね。
また名門ジャズ・レーベルのECMの変化にも大きくページが割かれています。
ECMの総帥マンフレッド・アイヒャーのインタビューも深いし、先のヴィジェイ・アイヤーやマルチン・ボシレフスキも登場します。
やはりECMも時代に流れに即して、キース・ジャレットから先に挙げたような新たな演者に移ってきています。
ECMは「沈黙に続く最も美しい音」というフレーズがあるように小難しい印象を持ってしまいがちですが、よくよく探せばそうでもない作品も多く、それらはとても秀逸な一枚だったりします。
ジャズも耳で追っかけて行くのが王道ですが、こういう本から学んで改めてチョイスしていくのも良い手立てですね。
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