昨日のカウンセラーとの面談を受け、明日から民間の「自習室」に通うことにしました。
これまでは毎日喫茶店へ行き、本を読むことで生活リズムを掴もうとしていました。
でも喫茶店はBGMも流れているし、煙草もその場で吸えるし、職場の雰囲気とは大きく違います。
職場に通うように「自習室」に通い、生活のリズムを掴むとともに、職場のような環境に体を馴染ませる。
これを目標にとりあえずやってみたいと思います。
さて先日読了した本のご紹介。
道尾秀介 作家生活10周年記念作 『透明カメレオン』
透明カメレオン | |
道尾 秀介 | |
KADOKAWA/角川書店 |
いつもならあらすじを書くところですが、本作の紹介動画がありましたので、こちらをご覧いただければあらすじが分かると思います。
『透明カメレオン』 道尾秀介著 あらすじ動画
『透明カメレオン』 道尾秀介著 インタビュー動画
道尾作品にしては軽快なタッチでコミカルな描写も多く、『カササギたちの四季』を彷彿とさせるところがあります。
コミカルに描かれつつも、その背景には切ない事情があり、特に終盤にかけて爽快感を感じるとともに胸を締め付けられるような事実も出てきます。
透明なカメレオン、とは何のことか。
途中そのことが出てきますが、著者がインタビューでコメントしているように読後そのタイトルが意味することが分かると思います。
道尾ファンのみならず、是非とも読んでいただきたい作品です。