ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

土浦市内の桜巡り 土産は醤油1リットル

2012年04月06日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年4月6日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第1回(2012年第12回)「土浦市内の桜巡りと醤油工場見学」ウォーキングに参加した。

東京では3月30日に桜が開花し、今日にも満開を迎えようとしているようだが、
土浦は1週間遅れで昨日(4月5日)開花したばかりである。
集合場所の土浦市民会館の桜はまだ1-2分咲きといったところだ。


この日は”土浦市内の桜巡りと醤油工場見学”と称し、”醤油のお土産付き”ということで、
土浦市民会館には27名が集まった。


9時ちょうど、市内随一の桜の名所「真鍋小学校」目指して出発!
準備体操はこの先の「弁天池公園」ですることに。


張り切って先頭を歩くのは地元のO子さん。
住まいは真鍋小近くということで、先導役をお願いすることに。


真鍋小にほど近いところに「弁天池公園」があり、ここで改めて準備体操だ。


住宅地を抜け、旧鎌倉街道の坂を上ると・・・


真鍋小学校の校庭に出た。
校庭のど真ん中に5本の桜の大木がどっしりと構えている。


(9日に訪問した際に撮ったもの)


(9日は、ちょうど入学式の記念撮影が行われていた)


しかし、2-3分咲きの木もあるが、大部分の木の桜はちらほらとしか咲いていない。
例年だと満開の頃だが、やはり今年はかなり遅れている。


(9日に訪問した際に撮ったもの)


O子さんによると、この日から夜間のライトアップが実施される、そうだ。
夜間ライトアップは8日(日)には終わるが、満開はその後になりそうである。


(9日に訪問した際に撮ったもの)


校庭に神一年生の声が響き渡る。
(9日に訪問した際に撮ったもの)


真鍋小を後にして、虫掛の醤油工場を目指した。
真鍋の真延寺辺り。


O子さんの先導で小径を進む。
殆ど人が通らないほどの小さな径で、さすが地元の人ならではだ。
『なかなか風情のある、いい道だねぇ』の声が響く。


小径を抜けると、今度は住宅地が広がる。
西真鍋町公民館付近


地元の二人が仲よく並んで先頭を歩く。


りんりんロード」の桜もまだ蕾の状態である。
開花は明日か明後日か? といったところ。


予想最高気温は15℃くらいだそうだが、午前中はまだ北風が冷たい。
昨日に比べると5℃くらい低い気温である。
『これじゃぁ桜も咲いてくれないよね』


土浦BPの後方に筑波山が霞んでいる。


土浦市民会館を出発してちょうど1時間、土浦BP脇に小さな公園があったので、
小休止のため立寄ることにした。


恒例のお菓子タイムの始まりだ。


皆さんがそれぞれお菓子やキャンディーを持ち寄って配る。
人数が多いと結構な品数になる。
一度に全部は食べきれないので、ポケットに入れて持ち帰る人も。


小休止の後、再び醤油工場を目指す。
目の前に見えるのは土浦BPである。


旧筑波鉄道の「虫掛」休憩所
かつてのホームがそのまま残っている。


ここで、体調を整えて・・・


10時30分、虫掛神社に到着し、


願いを込めてお参り。


お参りの後は醤油工場に向かう。


柴沼醤油」に到着した。
ほぼ予定どおりである。


第十八代目の若社長が直々に説明を買ってくれた。
母屋の屋根は修理が終わったばかりで、我々がその後の見学第一号とのこと。


柴沼社長の説明に熱心に聞き入る。
江戸時代、土浦は良質の大豆と小麦が採れ、水にも恵まれ、関東の醤油の名醸地であった。
明和二年(1765)には土浦には19店の醤油醸造家があり、江戸に高瀬舟で輸送していた。
土浦藩主土屋正直候は、藩の有力な商品として醤油醸造を奨励し、江戸で貴重品であった
醤油を販売させた。
土浦の醤油のマークに亀甲印が多いのは、土浦城(亀城)にあやかったからである。
当時の江戸幕府から、”土浦の亀甲印は良質”とのお墨付きを与えられた、そうである。
以来、全国各地の醤油醸造業者の間で”亀甲印”が使われている。


因みに、「柴沼醤油」は”亀甲正”(きっこうしょう)と称する。


「柴沼醤油」の創業は元禄元年(1688年)で、実に324年の伝統を誇る老舗である。
当時、土浦には19の醤油醸造家があったそうだが、今はここ亀甲正だけとなっている。
明治の頃の帳面などが陳列されている。


明治時代の大型の金銭登録機


醤油の発酵・熟成所


ガラス越しに大きな木の樽で発酵・熟成している様子を見ることができる。


色んな醤油製品が陳列されている。


醤油を圧搾ろ過した後の粕(いわゆる醤油粕)はこれまで工場内で燃やしていたそうだが、
これを豚の餌に混ぜて食べさせたところ、豚の食欲が増し、肉の品質が良くなったという。
今では一日1.2トンもの醤油粕を豚の餌として出荷している、とのこと。
代わりに豚の排泄物を譲り受け、大豆生産地の肥料として供給しているそうだ。


帰りにお土産にと板前仕立ての「紫蜂」が配られているところ。
まさか、ビン詰め1リットルの高級醤油「紫峰」が貰えるとは思ってもみなかった。
せいぜい200mL程度のものではないか、と思っていたらとんでもなかった。
リュックが重く”肩がこった”と言う人もいたのではないだろうか?


醤油を「紫」と言うのは、筑波山の麓で採れた大豆と小麦で造った醤油が美味しかったので、
筑波山の雅名「紫峰」から取ったと言われている。
また、「おひたし」というのは、常陸の国で生産された醤油が美味しかったので、
「常陸の醤油」が変化して「おしたち」「おしたし」になったと言われている。


思わぬお土産に心ウキウキで、次の桜の名所、桜川堤へ向かった。
左に見えるのは、柴沼醤油が平成16年に創業315年周年を記念して、
江戸時代の桜川堤を再現して造った「紫峰の郷」公園。


学園大橋の下を通り抜けて・・・


桜川の堤防を歩く。
ここの桜もまだ開花したばかりの状態である。


予想では、桜のトンネルをくぐる筈だったのだが・・・


市街地に入る前に、軽い休憩で水分補給だ。


ヘラ鮒釣り師の竿が大きくしなっている。
大物のようだが、最後まで見届けることはできなかった。


前方に「土浦橋」が見えてきた。


「土浦橋」のところで左折し市街地に向かう。


土浦小学校の横を通る。
市街地の桜は幾分開花の状態が進んでいる。


亀城(土浦城)公園へ。
運良く、ほぼ満開に近い桜を1本だけ見つけることができた。


まだゴールではないが、ここで整理体操を済ませることに。
土浦市民会館は整理体操をする場所が確保できないためである。


亀城公園の入口には”桜まつり”のための出店が並んでいた。


土浦城北門跡付近。
旧水戸街道を歩いたときに通ったので記憶に新しい。


この日最後の桜の名所”新川堤”は、幾分開花した桜が咲いていた。


『咲いてる桜が見れて良かったわ~』
ほっと一安心といったところ。


桜が咲いていると、心が弾む。
日本人にとって、桜には不思議な力がある、と思う。


再び「りんりんロード」を進む。
間もなく土浦市民会館だ。


土浦市民会館が見えてきた。


12時59分、土浦市民会館駐車場に到着。
『今日は、お疲れ様でしたっ!』


この後、有志で市民会館から徒歩15分ほどにある、地元O子さんお奨めの和食料理屋「つじ山」へ。
藁葺屋根の落ち着いた雰囲気の店だ。


ランチメニューの一つ、海老天丼を注文した。
ランチタイムということで、豆腐・小鉢・サラダとコーヒー付で900円はお得である。


『美味しいわねっ!』
『誘った甲斐があるわっ!』


この日は、工場見学も含め、約4時間の歩行で、万歩計は16,000歩を越えた。
さらに「つじ山」への往復で20,000歩を越える結果に。
土浦市内の主な桜の名所を巡り歩いたが、まだ開花したばかりで、
満開の桜を見れなかったのは残念だったが、醤油の土産には大満足、という一日であった。

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