KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

免疫抑制剤

2005-11-30 07:30:33 | ☆健康☆
ダンディー先生からの告白。

「来週会おう」

いや、先生には薬指に光るリングが。
これで私もとうとう泥沼不倫の道へと足を踏み入れることになる。

はい、つっこみありがとう。

いまだ両足がこわばり、歩くのもままならない状態なのでこのステロイドの多い状態であと一週間待つこととなったのだ。

ここで私が言われたダンディー先生からの愛の言葉を紹介しよう。

「僕としてはやっぱり若いから使いたくないんだよね。
でも……(非常に素敵な流し目で電子カルテのモニターを見る)活動性高いね……」
「免疫抑制剤は生殖機能がね……」
「こんなに活動性が高いと、ステロイドがいつまでたっても減らせないからなあ」
「でも若いから免疫抑制剤はなあ……」

ああ、どこをとっても私への愛でいっぱいだ。
免疫抑制剤は先生も迷っている。

そして最後に一言。
「まあとりあえずあと一週間のばしましょう」

そうだ、きっと先生も邪魔くさいことは先延ばしにする性格なのだ。
私と同じだ。
共通点発見。

というわけで、次の日曜の夜くらいまでは私はこのことは考えないだろう。
そんな免疫抑制剤ごときに頭を悩ましているヒマは私にはない。
免疫抑制剤のことを考えるよりロシア語の名詞の活用でも覚えよう。
その方が時間の有効利用だ。

因みに免疫抑制剤はやめることができればまた妊娠ができるという話だったが、残念ながら先生はそんなことを一言も言ってくれなかった。
私の病気の活動性の高さの心配ばかりしていたから忘れていたのか、それとも私の活動性の高さは一回使ってしまうとなかなかやめられなさそうなのか。
後者だと嫌なので、あえて聞かなかった。
嫌なことは聞きたくないタイプなのだ。
どうせ私は心の軟弱な若者だ。

もしかして私のブログを読んでこの免疫抑制剤のことを心配してくれていた人がいたら、この報告が遅れてしまったことを申し訳なく思う。
私なんかの免疫抑制剤のことなんて誰も気にしていないだろうと悲劇のヒロイン気分にひたっていたのだ。
すると、昨日数人からメールや電話で尋ねてくれる人がいたので、もしかしたらこのことを心配してくれている人が他にもいるかもしれないと急いでブログに書いた次第だ。
個人的に翻訳の締め切りがあってTOEICの勉強が終わっても少し忙しく、やっと翻訳の方も終わったので今解放感に満ち溢れているところだ。
普段から高いテンションがさらに上がっているので、きっとまたブログも充実する気がする。
「気がする」なのであしからず……。

あっラジオフランス語講座が始まった!!
またもやオチがないけれど、免疫抑制剤の報告終わり

TOEIC受験

2005-11-27 20:23:57 | ☆日記・随筆☆
午前二時起床。
別にこんな時間に起きたいと思った訳ではなく、一度夜に目が覚めると寝られない。
まあこれに関しては慣れっこなので大して気にしていない。

さて非常に早起きしたので、とりあえずはりきってサンドイッチを作る。
TOEIC受験前に食べるためだ。
タマゴとチーズのサンドにしよう。
家族の朝ごはん分も作ろう。
豪勢なサンドイッチが完成。
満足だ。
まだ時間が余る。
では自分の朝ごはんにとオニオングラタンスープを作る。
オニオングラタンスープは私以外の家族は猫舌故に食べられない。
あのようにおいしいものを。
だから自分だけのために作る。
イタリア語のビデオを見ながらオニオングラタンスープまで飲んでかなり充実した朝だ。

さて、TOEICの用意をしよう。
準備が終わる。
まだ時間がある。
仕方ない、他にすることもないし勉強しようか。
こんな直前に何も悪あがきすることはないと思ったが、時間もあるし最終チェックだ。
と、勉強していたら友達から応援の電話。
非常にびっくりしたが、私はなんて良い友達を持ったのだろうとさらにテンションが上がる。
このまま足も治ったら……と思うが、世の中そんなにうまく物事は運ばない。
因みに今日起きたら痛みは昨日と変わってないものの、足のこわばりが増え、右足は痛くないがこわばってうごきにくいという状態に変わっていた。
だからかなり少しずつ少しずつしか歩けない。
私の元からのペンギン歩きに拍車がかかる。

そんなこんなでいざ出陣。
試験会場は微妙に遠い大学だ。
行きなれない場所で、非常に手間取った。
まず最寄り駅が各駅停車しかとまらないのに、急行に乗ってしまって、目的の駅を急行の窓からながめるという事態に陥った。
なんて私はバカなんだ。ただでさえ足が不自由というハンディーをしょっているのに。
とにかく何食わぬ顔で次の駅で降りる。
その降りた駅がまた問題だった。反対側のホームに行くのに一番端までいかないといけない。
そして私はその反対の端に降りたのだ。
人より遅い足取りでホームの端から端まで一人で歩くその姿はなんとも惨めである。
しかも反対のホームに行くのにエスカレーターがなく、この不自由な足で階段を使わねばならなかった。
「なんてこったい」と私は何回心で叫んだだろう……
非常に遅い歩きだったので、何回も電車を見送った。
同い年くらいの若者はさっさっさと私の横を通り過ぎて私の見送った電車に何食わぬ顔で乗っていたのに。

ようやく最寄り駅に着く。
もうこの足で迷いたくない。
しっかり地図を持ってまっすぐその大学に行くぞと決心をかため、いざ進む。
まず目標は陸橋だ。
陸橋発見。
今度こそスムーズにいけそうだ。
陸橋に張り紙がしてある。

「TOEIC受験の方は次の陸橋を渡ってください」

次の陸橋……
それはこの陸橋? それとも次にまだ陸橋があるのか?
……全然分からない。
とりあえずこの陸橋を渡ってみよう。
と、この階段しかない陸橋を渡る。
ずっと階段でかなり大変で時間がかかった。
やっとのこさで陸橋を渡り終え、気付く……
間違った。
やはり次の陸橋だったのだ。
そうだ。「次の」陸橋だ。なぜ私はこの陸橋だと思ったんだろう。
日本語の張り紙の読解もできないようでは今から受ける英語の読解なんてできるわけがないのではないか。
そんな不安が私を襲う。
そして私は一体どこに立ってるんだ。
またさっきの陸橋に戻るのはいやだ。
私は足が不自由なのだ。

すると、大学生と思われる茶髪のギャルが二人ぺちゃくちゃしゃべりながら、とろとろ歩いている私を抜かす。
「それでリスニングは何分あるん?」
「えー何分やったっけーでもなっがいで~」
「どんな問題なん?」
「何かはじめは写真のやつやろ。次がちょっとだけ問題書いてるねん」
まさしくTOEIC受験者の会話だ。
きっと大学生でとりあえず就活でいるからTOEICを受けてみようとしているという人種ではないだろうか。
かつては私もそこに属していた。
よし、彼女達についていこう。
その二人についていくと(実際は私が歩くのが遅すぎて全然ついていけなかったのだが、とりあえず道は分かった)試験会場到着。
二人のギャルに感謝だ。
私は恩を受けたら返すことを心がけているので、彼女達に何もできなかったことが口惜しい。
せめてリスニングは45分で、写真の次の問題は問題用紙には書かれていない事実を教えてあげればよかった。
だが彼女達もすぐ分かることだから変に恩をきせることになってしまうから、まあいいだろう。

さあ、試験会場到着。もう私の行く手をはばむものはない。
そう信じていた。
が、この試験会場のバリアフリーのなさはひどい。
大学なのだからもう少し考えなければならない。
どこへ行っても階段だ。
しかも私の受験番号の会場は五階。
エレベーターもエスカレーターもない。
なんてこったい
そして五階に必死でたどり着いたら、「飲食は三階でしてください」と言われる。
また階段。
もう試験会場に来るだけでへとへとだった。

さて次は受付。
ここでまたなんだか犯罪者の気分になる。
なぜなら私の受験表の写真は病気になる前。
全然顔が丸くない。
そして今はまん丸。
あまりの違い様に、過去の栄光の写真を受験表に貼ったことを少し後悔する。
「激太りしたんですよ」なんて言ってみようかとも思ったが、それはかなり言い訳がましい。
顔が三倍くらいはれ上がってるけど、ちゃんと通してくれるだろうかとドキドキする。
そしてふと受付の人がそんなことまで見ているわけがないと我に返る。

部屋に入る。
席が……後ろから二番目だ。
リスニングが少し不安だ。
そしてリスニングの音量チェック。
やはり聞こえづらい。何かこもった感じがする。
「聞こえづらい方、挙手をお願いします」
そんなんできるかい。
日本人は控えめで奥ゆかしいのだ。
大和撫子はこんなときには自分の意見を主張したりしない。
でもちょっと困ったなと思っていると、同じ列のおばさんが文句を言い始めた。
すばらしい。
おばさん頑張れと心の中で応援する。
休憩時間にかなりの調整が入った。
他力本願ながらも、大和撫子を貫いた形でリスニングの調整ができた自分に万々歳だ。

そして、TOEICを受験。
無事に家に帰ってきた。
全体的に日本社会のバリアフリーの導入をもっと考えなければならないと思った一日だった。

さあ、明日は病院でダンディーな先生との対面だ

うそん!

2005-11-26 16:21:59 | ☆健康☆
今日私が朝起き上がった瞬間言った言葉。
「うそん!」
いきなり左足の関節が動かない。
それなりに痛い。
まあ我慢できない痛みではない。
ついでに言えば左腕の関節もそれなりに痛いが、これは日常生活にほとんど差し支えないので個人的にどうでもいい。
しかし左足は……。
痛みは我慢できてもかなり歩き辛いというか、元気な右足たよりだ。
左は引きずらないと歩けない。
なんてこった

随分ステロイドのおかげで元気になったというのに。
なぜ今日に限って。
というのも明日はTOEICだ。
私が体を壊す前に外出許可も出てえらく元気だったときに申し込んだものだ。
今月は体の調子が悪かったがなんとか立ち直って受けようとしていたところなのに。
さてどうしよう。

私は今心は元気だし、頭も元気だし、本当にこの左足だけなのだ。
ああ、昨日までそれなりに歩けていたのに。
左足以外はTOEIC受験準備万端だ。
本番と同じく時間をはかって模試までやった。
たとえ結果がいまいちだったとしても。
受験票に写真だってはった。
ムーンフェイスになっていない数年前のやたら写りの良い写真を。

さて困った。うーん。

いや、大丈夫だろう。
一応歩ける。
普通の人の二倍以上時間はかかるだろうが……。
明後日は病院でイケメン先生とのアポイントメントがあるので、明日もし倒れても大丈夫だ。
かっこいい先生に次の日会えると思うとテンションも上がる。
そうだ、きっと大丈夫。
左足だけだし。
左足を引きずってまで試験会場に行けば、「足が悪い人なんだな」と同情してもらえるかもしれない。
私は奥ゆかしいので電車であまり座らないが、足を引きずる姿に誰か席を譲ってくれるかもしれない。
またもや悲劇のヒロインの仲間入りだ。
そんなヒロイン扱いされたら私も気分が舞い上がってもしかしたら良い点数が取れるかもしれない。
うん、左足が動かないのも悪いことじゃないかもしれない。
段々気分が舞い上がってきたのでもうちょっと勉強することにしよう

そしてもしかしたら明日の朝にこの左足の痛みが治っていることを密かに願おう

帽子完成☆

2005-11-26 03:44:28 | ☆編み物☆
写真では分かりにくいが実は毛糸が足りずかなりのミニサイズ☆
私は結構頭が小さい方だがそれでもかぶるとギリギリ★
というわけで、私より頭の小さい母上にプレゼントだ。
母上はかなり頭が小さい。
あの頭が大きく見えるおばさんパーマを不動のヘアスタイルとしながらあの小ささはなんだ。
ストレートのショートにでもしたら一体どれだけ小さくなるんだ。
そんなことを思いながら母に帽子を渡す。
このミニサイズの帽子をかぶった母はおばさんパーマがおさえられてかなり顔の小さいおばさんとなっていた。
つまりこの帽子は小顔効果があるということだ。

ハリポタで通訳練習☆

2005-11-24 23:16:44 | ☆映画・ミュージカル☆
昨日ハリーポッターと賢者の石やってましたね。
仲睦まじく、母と見てました。
というか、英語の全くできない母を横において、英語で映画を見ながらずっと通訳してました。
つまり母は私の勉強に使われていたのです★
かわいそうに
でもSFやファンタジーの大好きな母は言語が分からなくても口を開けたままで「すっごいなあ~」と見てました。
実はこの映画、二人で映画館に足を運んで見た作品にもかかわらず、二人とも結構(かなり?)忘れていて、初めて見るように楽しんでました。

さてさて、私の通訳の出来ですが、やはり難しいものですね~★
特にハリポタは魔法の授業のシーンなど、呪文があって、呪文と言葉の区別とかしにくいですね。
呪文だけじゃなく、やはり固有名詞が多いので訳しにくかったです。

もちろん、私のリスニングも完璧ではないので、「ごめん、今わからんかった」という言葉もちらほら。
と思えば、母が「今ムーブ!てゆーたな!!!動け!ってことやろ。お母ちゃん英語分かったで~」と得意気に言い出すことも。
「ムーブ!」なんてほとんどの人が分かるのでは……
と思いながらも「すごいやん」と褒めておきました。
母は褒めてのびるタイプなので。

それにしても、通訳するのとっても楽しかったです
映画の内容も楽しめ、英語という言語も楽しめたので。
語学好きには洋画はたまりませんね~
そしてまだまだ自分の英語の修行が足りないと、これからの勉強にやる気がどんどんでてくるuchoなのでした

NYからの電話☆

2005-11-24 21:56:04 | ☆日記・随筆☆
ニューヨーク留学中の後輩から国際電話。
頑張っているようで何より。
それにしてもダンスにオペラにバレエにやっていることがかっこいい。
というわけで私も病気がよくなったら彼にいろいろ習おう
今から楽しみだ

I got a call from my junior in NY today.
I am haappy to know he is doing well.
Anyway,he is learning awesome things like dance,opera,and ballet.
Well,I've got a plan to learn those things from him when my illness gets better.
I'm looking forward to it.

Нуёку руугакутууно коухаива.
ганбатэруёудэнаниёри.
сорэниситэмо дансуниопэранибалээни ятэрукотога какоии.
тоиувакэдэ ватасимо бёукига наотара карэниироиронараоу.
имакаратаносимида.

ロシア語と格闘☆

2005-11-22 20:59:17 | ☆語学☆
最近またロシア語についていけなくなった……
やはりロシア語は難しい。
ロシア語を勉強していると、英語をはじめに勉強しだしたときを思い出す。
文字が違うということに何か感動を覚えたものだ。
というわけで、私は昔のあまりの英語用ルーズリーフにロシア語を書いて勉強している。
これをすると、英語のアルファベットを初めて知って楽しかったときと同じ感動を味わうことができる。
小学校のとき、よくローマ字でいろいろ書いて遊んでいたなあ……
てなわけで、まだまだロシア語がマスターできない私ではあるけれども、この初歩の段階の語学の勉強というのは非常に楽しいのでこれからも頑張ろう

Саикин мата росиагони цуитэ икэнакунаната.
Яхари росиагоха мудзукасии.
Росиагоо бэнкёуситэируто эигоохадзимэни бэнкёуситатокио омоидасу.
Молзигатигаутоиукотонинаникакандоуо обоэтамонола.
Тоиувакэдэ ватасихамукасиноамарино рудзурифуни росиагоокаитэ бенкёуситэиру.
Корэосуруто эигоноаруфабэтоо хадзимэтэситатокинокандоуоадзиваукотогадэкиру.
Сёугакоунотоки ёкуроумадзидэироирокаитэасонданаа.
Тэнавакэдэ мадамадаросиагогамасутадэкинаиватасидэхаарукэрэдомо коносёноногогакунобэнкёутоиуноха нидзоунитаносиинодэ корэкарамо ганбароу

ロシア語のアルファベットになれるためにローマ字で同じ文章書きました……
ロシア語が書けるわけではありません……
いつもながら自己満足のブログですいません……

さらば、アコーディオン!!!!

2005-11-21 00:05:56 | ☆日記・随筆☆
アコーディオンを売った。
実は私はアコーディオンという珍しい楽器を持っていた。
小学校の時鼓笛隊でアコーディオンの試験に受かり、家で練習するために買ってもらったものだ。

因みに私の中で鼓笛隊のアコーディオンというのは花形だった。
小太鼓や大太鼓など打楽器の多い鼓笛隊でアコーディオンというのは何かかっこいい。
男子には小太鼓が人気だったが、私の中にそんな選択肢はない。
ピアノの鍵盤もついていてアコーディオンの方が優雅だ。
男子と仲良いいわゆるモテ子は小太鼓の試験を受けていた気がするが、そんな男子との交流より私は優雅さをとった。
見事試験に受かり、私は鼓笛隊のアコーディオン奏者。
嬉しさのあまり買ってもらった思い出の品。
小学校のよりずっと性能がよく、家での練習用に買ってもらったのに、家ではうまく弾けても本番には弾けないということが多々あった。
まあいい、それも思い出だ。

追加すると、いかにも鼓笛隊のアコーディオンが激しい倍率を乗り越えて得た称号のように書いてはいるが、試験はあったものの、生徒の人数も少なく倍率が高いわけではない。
しかも後から聞いた話だが、アコーディオンは小学生には大きい楽器なので、体の大きい子を選んだということだ。(私は小六くらいから今のままなので、当時としてはかなり大きい小学生だった)
そんな事実はおいといて、個人的にアコーディオンは鼓笛隊の花形で、運動音痴の私が唯一運動会で脚光を浴びることのできた瞬間だったのだ。

さてさて、そんな思い出のアコーディオンだったわけだが、今となってはやたら場所だけとって邪魔なものとなってしまった。
でもすごくきれいなものだったので、粗大ゴミとして出すには少し惜しい感じだ。
だから母が楽器を買い取ってくれるところを探してもっていくことにした。
母は昔ハープを習っていて、ハープを売った経験があるということだった。
(それにしてもハープとは……。母に似合わない。)
一件目は買取ができないとのこと。
アコーディオンには和音のボタンがたくさんついているのだが、そのボタンが一つだけ壊れているからだそうだ。
すごくきれいなのに、壊れているのか……。じゃあ売れないかもしれない。

そう思って二件目へ。
母は非常に方向音痴のため、普段持ち歩かない携帯を持って、ちゃんとその店の番号を控えて出陣。
そして、やはり道に迷い、電話をかけようと思ったら、携帯での電話のかけ方がわからない。
結局近くのイズミヤまで入って公衆電話で電話し、その楽器店にたどりついたらしい。
呆れて物が言えない。
何のために携帯を持っていったのか。
帰りに「今から帰る」というあまり重要でないメールだけ私によこした。
(私はよく母を「ぶたさん」と呼ぶので、母のメールには必ずの絵文字がついてくる)

因みにアコーディオンはそこでは千円で売れたらしい。
楽器というのは高いので、元の値段を考えるとかなりの損だが、ボタンが一つ壊れていたのに千円もだして引き取ってくれたのだから、いいとしよう。
千円なんて細木数子の本が二冊買える。

そして母はアコーディオンが売れたことに喜び、イズミヤで出来合いのエビフライを大量に買ってきた。
それでせっかくの千円がなくなってしまったのでは……と思いながら、「えらい若い兄ちゃんが鑑定してくれたよ。ホストみたいなイケメン兄ちゃん」と嬉しそうにエビフライ十本をむさぼり食う母を私は黙って見ていた。
エビフライ十本が体内に入った母はさらに私に「ぶたさん」と呼ばれる運命をたどることになるであろう。

大統領夫人

2005-11-17 21:33:01 | ☆日記・随筆☆
私の高校時代の夢は大統領夫人だ。
高校時代はサイン帳が流行るものだが、ことごとく「将来の夢」の欄に「大統領夫人」と書いていた。
私は何故かこういうときにウケを狙う性格なので、「将来の夢」の欄に「大統領夫人」と書いておけば、「お嫁さん」や「OL」などよりずっと笑いがとれるし、普通のお嫁さんやOLよりは大統領夫人になりたいと思っていた。
ポイントは大統領「夫人」だ。
大統領ではダメだし、日本の総理大臣の奥さんでもダメだ。
あの本人が政治を動かすわけではないのに、横で支えているあの存在感がたまらなくかっこいい。
自分ではなく、相手を立てながらうまく男を利用する姿がたまらない。
高校時代にマドンナ主演の映画のエビータの影響だ。
私はあの映画がたまらなく好きだ。
ミュージカルで楽しく構成されてはいるが、あの内容は娼婦だった小娘がたくさんの男を利用して大統領夫人にまで登りつめるといった男の人にはつまらなすぎる内容だ。
しかし高校時代の私はそれに非常に感銘を受けてかっこいいと思った。
将来そんな風になりたいと思った。

最近本物の大統領夫人ローラ・ブッシュが我が心の故郷京都にやってきた。
それどころか、我が母校で茶道を体験し、英語の授業にまで参加したという。
羨ましい……私の憧れの職業の人間が自分の高校に行っていたなんて……
なぜあと六年遅く生まれなかったのかと悔やみながらも、今現在の夢は大統領夫人ではないことをふと思い出して、まあしゃあないと思う。
今は大統領夫人が書いた本の翻訳が将来できるように頑張ろう。
そして今度大統領夫人が来日することがあったらその通訳ができるよう頑張ろう。

そうか、私は大統領夫人にしろ、翻訳にしろ、通訳にしろ、主役というより影で支えるといった職業が好きらしい。
そういえば、芸能人のマネージャーに憧れた時期もあった。(小学校時代)
私はきっと控えめな性格なのだ。

☆わんちゃん☆

2005-11-09 20:34:08 | ☆動物☆
最近わんちゃんにメロメロドッキュンだ。
昔川島なおみが「犬じゃなくてわんちゃん!!」とテレビで言っていたときに、何もそこまで……なんて思っていたのに、今じゃかなり同感だ。
こんなに心を癒してもらっているのに「犬」なんておこがましくて呼べない。
やはり「わんちゃん」だ。

毎朝「今日のわんこ」を見続けていると、全然詳しくなかったわんちゃんの種類までだいぶ覚えてきてしまった。
「今日のわんこ」では飽き足らず、「ポチたま」はもちろんのこと、NHK教育テレビのわんちゃんのしつけの番組まで見ている。
わんちゃんも飼っていないのにえらくしつけに詳しくなってしまった。

ケーブルテレビではアニマルプラネットという動物を特集した番組ばっかりやっているチャンネルがあり、最近はCNNよりアニマルプラネットだ。
体調がすぐれないでずっと寝ていたとき、何もできないのでひたすらアニマルプラネットを見ていた。
ちょうど一日中わんちゃん特集の日で、30分ごとに特集されるわんちゃんの種類が変わる。
ロングコートチワワとヨークシャテリアが非常にかわいかった。(他にも見たのだが体調の悪さにしっかり見られなかった)

それにしても「アニマルプラネット」なんて聞くと、昔のドラえもんの映画、「のび太とアニマル惑星(プラネット)」を思い出す。
当時映画館でドラえもんのトマト栽培セットを売っていて(別にドラえもん型のトマトができるわけでもなんでもない)親に買ってもらった記憶がある。
あのときはプチトマトが見事に生ったのに、二ヶ月前に買った苺の栽培セットは毎日水をやっているのにまったくもって芽がでない。
パワーがなくなっている人は観葉植物が育たないなんて言うが、あながち嘘でもなさそうだ。

☆母、壊れる☆

2005-11-08 22:00:00 | ☆家族☆
一週間も倒れていたので、その間母はてんてこまいだった。
私の看病とおばあちゃんの介護。
とうとう壊れてしまったようだ。

私が何を言っても「セイセイセイセイ!」「フォー!!!!」と言うようになってしまった。
真面目(?)な母親でそんなことを言う人ではなかったのに。
波田陽区が流行ったときも一言だって「残念!」などと言ったことはなかったのに。
相当ダメージがひどかったのだろう。

しかも最近時間があればゲームボーイのテトリスを一人で一生懸命やっている。
今日も「四万点までいってん!!!」と自慢気に言われたが、きっと四万点なんてみんなとれるような点数なのではないかと思う。

ちなみにゲームボーイは本当に初代のゲームボーイ。
私が小学校の時に買ってもらったやつだ。
うちの家にはこういう古い懐かしいものがいまだにある。
ほんに少し前までファミコン(スーパーファミコンではなく、初代ファミコン。ディスクまでついているやつ)があった。
使わないし、場所もとるということで、今頃になって施設にあげた。(こんなに古いのにまだ動いた)
そのファミコンのカセットやディスクも一つとして最後までいったものはない。
攻略本まで買ったのに。
あの頃中山美穂がアイドル全盛期で、ミポリンと恋に落ちる高校生の淡い恋のストーリーのファミコンをもっていたのだが、これだけは最後までいきたかった。(いつもミポリンを怒らしてゲームオーバー)
攻略本により、ハッピーエンドで終わることだけは知っていたのだが。
さんまの名探偵という桂文珍殺人事件も、犯人が分からないままだ。
犯人は攻略本にも書いていない。
ちなみにスーパーマリオブラザーズのようなアクション系のファミコンも最後までいったことがないのは言うまでもない。

とにかく、大量のステロイドのおかげで非常に元気になったので、家の手伝いもできるようになった。
壊れた母が元に戻ってほしいものだ。