☆笑い☆

私はテレビのバラエティーをよく見る。
笑うことが好きだからだ。

先日、笑うことが免疫力を高めるとテレビで言っていた。
素晴らしい。
私の病気は免疫異常の病気なのでもしかしたら笑うことで治るかもしれない。
ということはバラエティー番組を見ることも病気の治療の一つだ。
なんていい治療法だ。
世の中には病気で大変な治療法に苦しむ人もたくさんいるというのにこんな楽しい治療法がある病人なんてラッキーだとしか思えない。

ところで私は笑いをこらえることが苦手だ。
入院の時夜イヤホンをつけて見ていたバラエティー番組で一人で爆笑してしまい恥をかいたことがある。
しまった。今日本語を間違った。
爆笑とは「大勢が大声でどっと笑うこと」だ。
私は病院で一人でどっと笑ったので爆笑ではない。
病院で一人で声をだして笑ったことも恥ずかしいが今日本語を間違ったことも恥ずかしい。
しかも最近までこの「爆笑」という単語の意味を知らなかった。
「一人で爆笑」とつい使ってしまっていた。
違う言語も楽しいが日本語も奥深く良いものだ。

と今バラエティー番組を見ながらこの文章を書いているがヒロシのバックミュージックがイタリア語と判明してからさらにあの曲を聞くと何か感慨深いものを感じる。
これがイタリア語か～と聞いていると、イタリア語を勉強したくなる。
だめだ、あまりいろんな言語を一気にやりすぎると収拾がつかなくなる。

あっ今ＣＭで燃焼系アミノ式をやってる…何これフランス語？？
なんて言っているんだろう…アンドゥートゥロワーしかわからない…
また語学マニアの血を騒がすようなＣＭを…

最近フランス語とイタリア語が私の中でヒットしている。
ぜひ学びたい言語だ。
今一番欲しいものを言うなら間違いなく記憶力だ。
一回見ただけで覚えられる記憶力があったらすぐ言語をマスターできて他の言語の勉強ができる。
私のバースデー記憶力をなんとか言語にも応用できないかと常に考えてしまう。

なぜかバラエティー番組の話からまたもや語学の話になってしまい、自分の文章力のなさと語学好きを実感すると共に日々精進を心に誓うのだった。

☆辞書☆

今日は朝からずっとスペイン語を勉強していた。
スペイン語を勉強していると時間のたつのを忘れてしまう。

ところで私は辞書をひくのが好きだ。
私は常に辞書を持ち歩いている。
食事中でも気になった単語があればひく。
（マナー上よくないから最近やめようとは思っているところだが…）
辞書をひいて新しい単語に出会ったときの喜びはなかなか表現できない。
それが違う言語と似ていたりすると語源が同じというなんともいえない繋がりに感動してしまうのである。
また全く違う単語だったりすると、その言語特有の文化を感じざるを得なく、これまた別の感動が私を襲う。

私が愛用しているのは写真にあるEasy Learning Spanish Dictionaryだ。
English-Spanish、Spanish-Englishが両方ついてしかも見やすい。
スペイン語は日本語よりは英語に似ているので英語でひいた方がわかりやすくていい。
非常に便利だ。
その上なんとなく英語の辞書はかっこいい。
自己満足だがかっこいい辞書で勉強すると勉強の楽しさが増す。

私はこの教訓をいかしロシア語をはじめたときに英露露英両方ついた辞書を購入した。
しかし私がばかだった。
スペイン語と英語はアルファベットもほとんど同じで、文法も違いはあるものの、語順などは似ており、英語の文法の応用がスペイン語というところがあるが、ロシア語はアルファベットも文法も英語とは離れている。
しまった。かなりひきにくい。
ばかまるだしだ。
英露があるからと日本語でひく辞書はお金をけちってポケットサイズのものしか購入しなかった。
ロシア語を勉強するのは英露を使うしかない。

しかたない。
自分をアメリカ人と思おう。
自分がアメリカ人でロシア語を勉強していると思えば自分が英露辞典を買ったことはばかなことではない。
英語と文法がかけ離れていてもそれはアメリカ人ならロシア語を勉強するときに誰もが通る試練だ。
よし、私はこれからロシア語を勉強するときはアメリカ人だ。

☆ダイエット開始☆

今日テレビで座って足を宙に浮かすとおなかのダイエットになると言っていた。
これだ！！！
これなら勉強しながらできる。
一日中勉強している私にはもってこいだ。
ちなみに今もやっているがかなりきつい。
しかしきついということは効果があるということだ。
よし、これで少しずつダイエットをしよう。

私の病気は無理をしてはいけないので、ほんの少しずつのダイエットにしよう。
何も急いではいない。
とりあえず１０キロおとして元に戻りたい。
よし１年…いや２年だ。
２年で１０キロ落とそう。
これならそんなに無理せずできるはずだ。

よしこれで２年間体操続けたらきっと私も丈夫になるはず。
丈夫になったら病気もよくなりそうな気がするし、それで痩せれば一石二鳥だ。

ちなみに一石二鳥は英語でもkill two birds with one stoneなのだがこれはどっちが語源なんだろう…

とりあえずダイエット開始だ。

☆ぬいぐるみ☆

私は大の動物好きだ。
毎日の楽しみは朝の番組の「今日のわんこ」。
毎日八時前になると、今日のわんこを楽しみに心がうきうきしてくる。
土曜日になると「今日のわんこ＋にゃんこ」となって心のうかれ具合も一入だ。

そんな私だが実は動物は一切飼っていない。
今後飼う気もない。

私のペットはぬいぐるみなのである。
昨今ペットブームによりペットを飼っている人が増えてきた。
そんな中であえて私はぬいぐるみをすすめたい。
ぬいぐるみも動物と同じくとても愛くるしい顔をしている。
手触りもペットの毛並みのようによくできているし、生き物ではないからペットよりノミやダニがいる可能性も低いのではないかと思う。
ペットに対し自分の子供のように話しかけている人がいるが、ペット語はどうせ人間にはわからないのだから、ぬいぐるみに話しかけるのとかわりはないのではないだろうか。
餌代はかからないし、世話もいらない。
しかもぬいぐるみは死なないので、かわいがっていたペットとつらい別れをせずに済む。
反対にペットの虐待がたまに問題になったりしているが、それもぬいぐるみにやつ当たりした方が生き物の命を奪ったりすることなく済む。
やはりぬいぐるみはいい。
あえて欠点をいうなら動かないという点である。

最近人間そっくりのヒューマノイド型ロボットというのが登場しているが、人間そっくりの前に他の動物そっくりのロボットを開発してほしい。
アイボはどうもかわいくない。
あんなに人間そっくりにロボットを作れるんだったら、絶対もっとかわいいアイボが作れるはずだ。
個人的にはアライグマのロボットを開発してほしい。
アライグマは本当に可愛い。
とてもあいくるしい顔とはうらはらに長い鋭い爪を持っているので、その爪はロボットにはつけなくていい。
こんなにペットブームなのだから、チワワ型ロボットなんて作ったらぼろもうけができるのではないかと思う。

しかし今ふと思ったのだが、ドラえもんの世界ではドラえもんは非常に未来のネコ型ロボットとなっているが、非常に未来のロボットなのにネコにちっとも似ていない。（たとえ耳をつけても）
未来人でも本物そっくりのネコ型ロボットを作るのは無理なのか。
それとも精巧に作りすぎたら何か不都合が生じるからわざと似せないでつくっているのか。

とにかく他の生き物を飼うという作業が病気の自分の世話でせいいっぱいの私には少し責任が重過ぎる気がするので、何か他のものの開発がすすむことを願う。
それまでは私はペットはぬいぐるみでかまわない。

右手が痛い…

正確に言うと右手の指が痛い…
これは病気なのか、ただの勉強のしすぎなのかわからない。
どっちだろう。

とりあえず右手の指が痛いと何かと不便だ。
ペンを持つにも箸を持つにも野菜を切るのも不便だ。

困った。

基本的にこの病気は症状がありすぎて、病気のせいなのか何なのかよくわからないことが多い。
脱毛は副作用と思っていたら病気の症状だったし、
手にいっぱい湿疹がでてきたのも何か悪いもの食べたかなと思っていたら病気の症状だったし、
かといって耳がただれてきたから病気かなと思って聞いたら「これただのしもやけですよ」といわれるし。

一体この指の痛さはなんだろう。
とりあえず原因はなんでもいいから治ってほしい。

☆コールドマウンテン☆

遅ればせながらテレビでコールドマウンテンを見た。
一般的な感想かもしれないがうまく美と醜さを対比した映画だなと思った。

ジュードロウとニコールキッドマンと美しさに二人の純愛の美しさと、
戦争が起こってからの人の心の醜さ。

戦争のないときの自然の美しさと、
戦争が起こってからの荒れ果てた景色。

とりあえず戦争のシーンと脱走兵をかくまった家族が拷問（？）を受けるところがたまらなく気持ち悪く後味の悪いものだった。

映画というのは人によって見方はそれぞれだろうが、私は映画の登場人物になりきってみてしまうので、拷問を受けたり殺されたりするシーンは非常にしんどい。
「ジュラシックパーク」なんて何回恐竜に食べられただろう。
そういう見方はやめようと思いつつ、なかなかできない。
映画を客観的に見て楽しむことのできる人がいるが、あれはかなり羨ましい。
私にはできない芸当だ。

もう一つ、「コールドマウンテン」で私が気になったことがある。
それはレニーゼルヴィガーの英語である。
田舎育ちを表現するためどこかの方言を使っているらしいが、ちっとも言ってることがわからなかった。
「ブリジットジョーンズの日記」や「恋は邪魔者」のレニーの英語とは全然違う。
レニーは映画のために体重調整したりして有名だが、英語までもかえてしまう。
素晴らしい役者魂だ。

私は英語はアメリカ発音でしゃべるが、最近ブリティッシュの発音もできたらいいなあとひそかに練習中である。
しかし私は大阪弁をしゃべるので、母国語である日本語の標準語とされる東京弁がしゃべれない。
もしかしたらブリティッシュイングリッシュを学ぶ前に東京弁を学んだ方がいいかもしれない。
だが「東京弁」という言葉も東京の人は使わないようなので、これも大阪弁の中の言葉だ。
因みに大阪弁も大阪弁だ。（東京の人は関西弁という。関西弁にも大阪弁や京都弁とかいろいろあるのに。）

と話がずれてきてしまったが、とりあえずレニーはすごいということだ。

☆ドライカレー☆

ドライカレーを残り物で作る料理をあなどってはいないだろうか。
かつては私もそうだった。

しかしこの前テレビでドライカレーに生卵をのせるという裏ワザを料理番組で紹介していた。
こんな裏ワザがあるとは…
生卵をのせるだけでドライカレーが残り物で作る料理からおいしい料理に格上げである。
きっと子供からも好かれるオムライスやグラタンと同じ仲間になれるであろう。
すばらしい裏ワザだ。

生卵をのせると、ドライカレーだけの味と、生卵とまぜあわせた味の２種類が味わえる上に、生卵を自分でくずすこの感触がまたたまらない。

ドライカレーには生卵をのせよう。

ところでドライカレーは英語でなんというのだろう。
辞書にのっていないが、きっとこれは和製英語だと思うので、dried curryではないだろう。
なんだろう…fried rice seasoned with curry☆
違うかな…気になる…

チュチチュチ♪

ロシア語でa little bitのことをチュチチュチという。
すばらしい。
なんて素敵な響きだろう。
おもしろい。
ぜひ日常会話に使いたい。

スペイン語でもa littleはun poco（ウンポコ）といい、響きがいい。
母国語でないからこそ響きに面白さを感じることができると思う。

日本語をしらない外国人が「もしもし」だけ知っていることが多い。
これは中国語を知らない私が「ニーハオ」だけ知っているようなものだとは思うが、「こんにちは」より「もしもし」を知っている外国人が多い気がする。
「もしもし」なんて電話の対応にしか使わない言葉なのにここまで外国人に広まる理由はきっと響きが面白いのだろう。
私は日本人だから「もしもし」は子供の頃から使う言葉なのでこの響きの面白さには気付かない。

それと同じことだ。
チュチチュチもウンポコも私が日本人だからこそ感じる面白さなのだ。
この面白く感じることを大切に今日も勉強頑張ろう♪

プレ太り

プレ太りとはプレドニン（ステロイドの薬の名前）の副作用による肥満のことである。
別に正式名称ではないと思うが…。

この副作用だけは私に関係ないと思っていたのだが…。

ついにきた。

退院してから三ヶ月、十時に寝て四時に起き、ごはんも三食一定の時間に食べ、間食せず、よく噛みゆっくりと食べ、なぜ体重増加？？
三ヶ月で１０キロ太った。
食事の量も病院と変わらないくらいしか食べていない。
少ない量ではないが、多くはない。

普通ステロイドの副作用で食欲が増進して太るのでは？？
副作用で脂肪がたまりやすいというのがここまでひどいものだろうか…。

乙女としてはこの副作用はたまらない。
ムーンフェイスと肩を並べるくらい嫌だ。
しかも元から規則正しい生活をしているのに食事制限なんてしようがない。

どーやら運動しかなさそうだ。
マイケルジャクソン目指して柔軟だけをしている場合ではない。
よしちょっとずつ運動をしよう。
そうしたら運動の全然できない私も少しは運動能力があがるかもしれない。
一石二鳥だ。

こんなに太ってしまってはさすがに誰にも会いたくない。
医者からの外出禁止令を少しありがたく思う。
今の私は人生で一番太っている上にムーンフェイスで顔もまんまる、髪はネアンデルタール人だ。
友達に会えない今の状態は寂しくもあったがもしかしたらラッキーなのかもしれない。

☆プラダの鉛筆☆

私はプラダの鉛筆を三本持っている。
別に買ったわけではなく、プラダのペンケースを買ったら中に鉛筆が三本入っていた。
さて、こんなものどうしよう。
なぜシャーペンでなく鉛筆なのだ。
鉛筆とは使うとなくなる。
ということはこのプラダの鉛筆は使うとなくなってしまうのだ。
そんなものもったいなくて使えない。
一体普通ならいくらするのだろう。
プラダなんて「ＰＲＡＤＡ」とつくだけで値段は通常の倍以上する。
たかが鉛筆にそんな文字がついていると貧乏性の私は恐れ多くて使えない。
というわけで買ってから５年以上プラダの鉛筆は使われることなく私の机にしまわれていた。

だがふと思ったのだ。
この鉛筆、使わなかったら何の価値もないではないか。
鉛筆とは字を書く道具だ。
それを使わず字を書かなければこの鉛筆の価値は０円である。
もしかしたら１本５００円くらいするかもしれないと思っていた鉛筆が０円の価値だと気付いた今、これは使わない方がもったいない。
しかし実際使おうとするととまどいをおぼえる。
しかもこの年で鉛筆はなかなか使う機会がない。
そんな具合でこの鉛筆の対処に困っていた時、おばあちゃんが「長い鉛筆ないかい？」と聞いてきた。
クロスワードが趣味のおばあちゃんはいつも短い鉛筆でかいていたのだ。
私は思いきってプラダの鉛筆を三本ともあげた。
おばあちゃんはプラダなぞ知らないので、何の気がねもなしにプラダの鉛筆を使いつづけている。
これでよかったのだ。
私がもったいないと思いながら使うより、プラダをブランド扱いせず普通の鉛筆として使われた方が鉛筆も喜ぶ。
まさにキャンディーズの「普通の女の子に戻ります」のようにプラダの鉛筆は普通の鉛筆となっておばあちゃんに使われている。
しかしふと台所に置いてあるプラダの鉛筆の「ＰＲＡＤＡ」のロゴがもうすぐ削られそうなくらいまで短くなっているのを見てやはりもったいないと思ってしまう今日この頃である。

初心忘るべからず☆

今日は久々に勉強しない日★
倒れている日以外は常に勉強してたから脳がゆっくり休まった気がする。
これで明日から初心に戻ってまた勉強がんばろうっと♪

脱毛

２００４年１２月頃私の髪は８割抜けた。
１１月頃からお風呂で髪を洗うときにガサッと抜けるなあ～と思っていたのだが、季節の変わり目というのは抜け毛の季節かなとこれまた楽観的に考えていた。
起床時にも枕を見てみると髪の毛が束で抜けていた。
それでもあまり気にしてなかった。
きっと副作用なのだろうと。

そしてふと１２月に鏡の前で髪をかきあげた時、恐ろしいことに気がついた。
ぱっとみると気付かなかったのだが、表面の髪をかきあげると、ほとんど髪がなかった。
本当にびっくりした。
私の髪は表面だけでかなりの量がもうなかった。

ロングの髪を一つに束ねてみた。全然ない。
どのバレッタ（髪留め）でもとまらず、ゴムでくくっても抜け落ちる。
こんなになるまで気付かなかった楽観的な自分に本当にびっくりである。
これは困った。表面的には髪があるが、ちょっとでも風がふいたらはげているのがまるわかりである。
あとちょっとだけになった髪を見て私は何かに似ていると思った。
そう、落ち武者である。サムライがちょんまげをきられて変に長い毛がだらんとおちている姿。
これはもう出かけるときにこのままの髪ではでられないぞと思った。
この頃私は英語教師をしていて、先生が落ち武者じゃあ、生徒の信用がたおちである。
仕方ないので、自分が元から持っていた成人式の時に購入したくりんくりんのゴージャスなつけ毛で仕事に望むことになった。
これでとりあえずつけ毛で落ち武者先生とは呼ばれずにすむ。
だがその代わりかなりゴージャス先生となった。
まあしかたない、落ち武者先生よりましだと自分にいつも言い聞かせていた。

この脱毛はずっと薬のせいだと思っていた。
よく白血病とかガンとかで薬の副作用で髪が抜けるというのを聞くからだろう。
友達も、薬が減ってきたらおさまるから大丈夫だよとなぐさめてくれたりした。
ところがどっこい、先生に聞いてみると、「膠原病の患者さんは髪の毛抜けたりするんですよ。」とあっさり言われた。
私が「副作用ではないんですか？」と聞くと、「ステロイドは反対に増毛作用があるねえ」と言われた。
そうだ、ステロイドの副作用で産毛がやたら濃くなって、いやだなあ～と思っていた時期があったんだった。
また超楽観的な私は嫌なことをすっかり忘れていた。
ということは増毛作用のある薬を結構飲んでるのにこんなに抜けるということは、病気が私の体内を暴れまわっているんだ…と実感した。
「この脱毛はとまりますか？」という質問にあまり良い答えはもらえず、とりあえず髪のないところに少し炎症がおきているということで皮膚科にいくことになった。
この脱毛をとめてくれる薬は結局ステロイドしかないのだ。
そうなると、いままでこのステロイドのせいで髪が抜けたと非常にむかついていたが、そんなにこの薬にむかついては効くものも効かなくなるかもしれない。
これからはステロイドをもっと感謝の気持ちで接して飲むことにしよう。
毎食後の小さな粒のステロイドに「ステロイドくん、頼むよ～髪をもう一回生えさせてくれ～」と願いながら飲むことにした。
まああまり意味のない作業かもしれないが、「こいつむかつくー」と思われながら飲まれるより、「お願いーよろしくー」と思われながら飲まれる方がステロイドも私の体内で頑張ろうと思う気がする。
いや、きっとそうだ。その甲斐あってか私の髪は脱毛が止まり新しい毛も生えてきた。
ゼロからの出発なのでまだまだロングになるには時間がかかるが、希望が見えてきた。
きっと私のステロイドに対する態度の変化がステロイドくんの機嫌をよくしたのだ。

脱毛により一時的に落ち込んだ私ではあったがこれまた立ち直りが早かった。
女であったら自分の髪がなくなるつらさはある。
現に私も落ち込んだ。
だが私は世の中の脱毛に苦しむ人々の気持ちが分かる。
２０代でしかも女性の私が、中年のおじさんの悩みがわかるのである。
こんな経験めったにない。
将来私が誰かと結婚して、夫が自分のハゲに悩みだしたとき、なんと私は気持ちがわかってあげられるのである。
なんとたのもしい妻になれるのであろう。

それにシャンプーやリンスの使う量もかなり少なくてすむ。
非常に経済的な髪型だ。
落ち武者万歳。

現在新しく生えた毛が１０センチほどでぴんぴんたっていて必死で残ったロングの髪がそのまま残っていて落ち武者とはまた別人になっている。
落ち武者ならまだ武士であるが、武士にもなれない生活苦の農民であろうか。
いやどちらかというと、このふぞろいの髪の毛はネアンデルタール人を思い出す。
髪の手入れをしない原始人といった感じだ。
私が現代人に戻れるのはいつのことであろう…。

I'm all thumbs.

今日は自分の中で休みにしたので映画を見ながら編み物を楽しむといった優雅な日を送った。
この暑いのに編み物とは暑苦しい上に季節外れだ。
しかしこれには訳がある。

私は非常に不器用なのである。
（ちなみに非常に不器用なことを英語でbe all thumbs.というが、不器用なことを全てが親指であるといった表現方法であらわすなんて、面白い表現が英語にはあるなと語学マニアとしてはどきどきする。）

不器用な者が手編みのものを冬に作ろうと思ったら、夏から練習しなければならない。

去年の冬から編み物をはじめたが、去年は散々だった。
普段の不器用に加えて、病気の活動性が悪化し、手の指が動かなくなる日も多く、入院などもしたので（去年の冬は半年で三回入院）自分の中で満足いくものはできなかった。
そうだ、私は病気の活動性によっては編み物ができない可能性もあるのだ。

つまり不器用なことを考えても、病気のことを考えても、このくそ暑いときから編み物をすることは間違っていない。
と自分の今日の行動を正当化できたところだが、編み物をしたのは単に楽しいからである。
不器用でも編み物は楽しい。
例え今満足できる作品ができなくても、今から頑張れば冬には素晴らしい作品ができるだろうと期待するとうきうきしてくるのだ。

書道

先日、母と書道をやった。
親子そろって書道をやることは初めてであった。
まず私が書道をやりはじめて、その横で母が一緒に書き始めたのだった。
まずびっくりしたのは、母の集中力のなさである。
私より遅く始めたのにもかかわらず、２，３枚かいてはうろうろする。
私が「もう飽きたん？」というと「うーん」といいながら違う用事をしだしたりする。
また席にもどっておとなしく書き出したかと思えば、自分がうまくかけないのは筆のせいにして、筆をかえだした。
あげくの果てには手本にまで文句をいう始末。
これでは素晴らしい書道は書けない。
書道というのは日本文化であり、「道」とついているからには華道や茶道と同じように、心を落ち着けて取り組むべきである。
それを途中にうろうろして落ち着きがないどころか、書道の師となる手本にまで文句をいうようでは、その「道」を進む権利がないといっても過言ではないだろう。

とはいっても、書道というのは心を落ち着けるためにやるというのは分かっても、実際書道をやっていてどうしてもうまく書けなかったりすると、やはりいらいらするものであるし、どちらかというと、いらいらさせる要素をもっているかもしれない。
華道や茶道はたしなんだことはないが、もしかしたら華道や茶道もイメージは心が落ち着くものではあるが、実際はうまく花が埋けられないとか、うまくお茶がたてられないとかで、いらいらさせる要素の多いものかもしれない。
そう考えると、やはり「道」というのはまっすぐなものだけでなく、険しいものやぐねぐねまがったものがあるのだなあと実感する。

☆オニオングラタンスープ☆

私は最近になって初めてオニオングラタンスープというものに出会った。
母はこの料理を作ったことがない。
テレビで見て初めて知って、あまりにもおいしそうだったので作ることにした。

一口食べて感動した。
おいしい。
タマネギ、そしてパンとチーズのコラボレーションがたまらない。

オニオングラタンスープ万歳。