KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

絵文字が通じるボーダーフォンとドコモ

2006-07-31 21:58:03 | ☆日記・随筆☆
昨日非常に驚くべき事実が発覚した。
今日はそれについて述べたいと思う。
それ以外についても述べると思う。(私は話の脱線を得意として生きている)

poshからメールが届く。
poshとはuchoの高校時代の友達で、uchoはposhのことを「クールビューティー」と呼んでいて、poshとucho二人合わせて「ビューティーペア」とは誰も呼んでいない。(おそらくuchoの年代で「ビューティーペア」が何かを知っている人は少ないはずだからこのギャグはほとんどの人に理解されまい。また年齢詐称疑惑が浮上する……)

poshからメールが届くことはそこまで驚くべきことではない。
poshから英語でメールが来たとしてもそこまで驚くべきことではない。
しかしいくらposhでもルガンダ語でメールが来たらかなり驚くべきことだ。(第一、ルガンダ語対応の携帯が日本に存在しないのだ)

ではuchoは何に驚いたのか?

それはドコモのposhからボーダーフォンのuchoに絵文字が送られてきたことである。

uchoは17歳といううら若き時代からボーダーフォラー(昔はジェイフォラー)なのだ。
ちなみにこのボーダフォラー(ジェイフォラー)というのはuchoが作った造語だ。
当時安室奈美恵が流行っていてアムラーという言葉が大流行したため、それにちなんで作ってみたものの、誰も一緒にこの言葉を使ってもらえず今に至る。
とにかく17歳から24歳まで7年間もドコモの人には絵文字が送れないという試練に耐えてきたのだ。
私は絵文字がないと感情が全て表すことができない。(私の文章力の欠如はこのブログで明らかである)
それゆえ、ドコモの人へのメールはいつも熟考し、そのまま熟睡し、返事を送るのを忘れてしまうのだ。

正直、私はドコモの人とは付き合えないとまで思っていたくらいなのだ。(悪女uchoは彼氏には毎日大量のハートマークのメールをもらわないと気がすまない)
uchoの恋愛において、携帯メールの重要性の占める割合は大きい。
パピが頑張ってuchoを落とせたのは、盲腸で入院したとき(手術をしていないため非常に暇だった)にひたすらメールの相手をしてくれたことが大きいのだ。
実はこれはパピには言っていないが。

それがなぜだか知らないがいきなりドコモとボーダーフォンで絵文字のやり取りができるようになっていたとは。
なんとなんとなんと素晴らしい
これを考え、実行に移したドコモとボーダーフォンの人たちにまじで感謝
この調子でauにも絵文字が送れるようにならないだろうか??
いや~、高校時代からひたすら望んでいたことがやっと叶った気分だ。
ちなみに17歳で携帯を持つのは私の年代では早い方だと思うが、今小学生はほとんど全員が携帯を持っている。(塾で見る限り)
時代の移り変わりをひしひしと感じる。


書道を頑張る母

2006-07-21 22:33:46 | ☆日記・随筆☆
【このブログを初めて読む人のために】
ucho母は要領が悪い。運も悪い。
ucho母が公衆トイレにいくと、必ずトイレットペーパーが切れている。
ucho母が信号の前に立つと、必ず赤になる。
ucho母が外に出ると、必ず雨が降る。

ちなみに書道の段はuchoより下である。



新聞の読者投稿の原稿をなくしてそのまま見つからない母は今日は一日中書道をしていた。
何枚も書いたものが置いてあったので、何の気なしに見たところ、どう考えても大きすぎる……。
字もはっきり言って下手だ。
うーん。これは注意すべきかどうか……。
あんなに一生懸命に書いて何でこんなに下手なんだろう……。
でも娘に注意されるってどうなんだろう。
非常に長い間(5秒ほど)悩んだが、このまま同じ練習をしているといつまでたっても段が上がらないだろうから思い切って言うことにした。
「ちょっとこれ大きすぎると思うで~」
すると「うそーーん」といかにも私を疑ってる風だったので、昔私が添削されたものを出してきて比べると見本の二倍くらいの字になっている。
「うわーーーほんまやーー。えーーーおかあちゃん一日中頑張ったのにぃーーーー」

ああ、うちの母、不憫すぎる。


トライアルA!

2006-07-18 17:01:44 | ☆勉強☆
【このブログをはじめて読む人のために】
uchoは難病と闘いながらもひたむきに翻訳者目指して勉強を続ける純真無垢な乙女である。
翻訳者を目指し始めてもうすぐ一年たつが、uchoの英語力と文章能力ではいかんせん翻訳の仕事がこないのが現在の状況だ。
翻訳の世界に詳しくない人のために言うと、翻訳者を目指す者が挑戦する試験としてトライアルというものがある。
このトライアルで好成績をおさめると翻訳の仕事がもらいやすくなる。
uchoは今までこのトライアルの出版部門でDをとったり、映像部門でBをとったりしながら悪戦苦闘している。
ちなみにアルファベットに詳しくない人のために言うと、アルファベットはA→B→C→D→Eの順にならんでいる。
以上をふまえた上でこの記事を読んでほしい。



トライアルの結果がかえってきた。
今回は出版(フィクション)と映像(字幕)。
まず出版。
これは以前Dという悪成績をとり、必死にアルファベットの順番がD→A→B→Cになるよう祈ったことがあるものだ。
結果は……C

Cは「基本的なスキルはあるが、もう少し努力を要する」。
まあ、こんなもんだろう。
前回Dだったし、少しは上がったということだ。
しかも原文の理解度C、語彙と表現C、文章Bだって。
おお、文章力は上がったか!!!
このトライアルは添削は全くされずにかえってくるのが普通だがなぜか今回間違っているところに線がひいてある。
……かなり大量の誤訳
これでよくCがついたなあと思う。

いや、実は訳していて「難しい文章だなあ~」と思っていたのだ。
翻訳者になりたい者が「難しいなあ」なんて思いながら訳していたらダメなのかもしれないが、とにかく「???」と思うところが多かった。
polyglotの道(※)にも書いたが「死体にyellow jacketsがまとわりついている」という文章があり、初め英文を見たとき死体が黄色い上着を着ていたのかなあと思ったのだがjacketsが複数形になっているのが気になって辞書をひいてみたらyellow jacketsでスズメバチという意味だった。
このスズメバチの謎が解けてかなり感動し満足していたらほかに誤訳がこんなにあるとは。
ちなみにこういう謎がとけたときに翻訳の楽しみを味わうことができる。
まるで謎解きでもしているような気分だ。
まあ、いつも謎が全然解けなくて困るのだが。

※polyglotへの道とはuchoの語学学習ブログである。
たくさんの読者から存在が忘れられている可哀相なブログである。
作った本人まで忘れているくらいだ。

次、映像(字幕)の結果は……A

うそーーーん
まじで?
はっきり言って、とった本人が一番驚いている。

だが、私は一つ謝らなければならない。
昔このトライアルのことを書いた記事で「A判定をもらえれば仕事がもらいやすくなる」と言ったと思うが、実は嘘である。
本当はAAをとらなければならない。
どうせAがもらえるのは数年後だろうと思っていたのでこのへんはあいまいにしておいたのだ。
Aの場合、一年以内にもう一度AをとればAAと同じ扱いになるのだ。
いや、でもこれは嬉しいぞ。
トライアルなんて何年もかけてAAをとるものだ。
出版は今まで三回だして評価はCとDしかもらっていない。
字幕は二回目でAをもらった。
この前の優秀賞も字幕翻訳コンテストだ。
もしかして字幕の方が向いてる?
でもなあ、字幕翻訳者になりたいなんて女優にでもなりたいと言っているようなもんの気がするからどうもこの道一本にはしぼる勇気がない。
本当に狭き門だよ、映像翻訳者は。
すごく楽しいけどね。

とは言えども、謙遜ではなく私は翻訳の才能がないと思う。
はじめに翻訳をやってみたときに映像も出版も本当に全然できなかった。
本当にゼロからのスタートで勉強しなければならないことが多くてとまどった。
とりあえず文章力をつけようとブログを始めた。
とりあえず量をこなそうと洋書を自分で訳してプロの訳と比べてみた。
とりあえず洋画の字幕をひたすらノートに模写した。
とりあえずネットでスクリプトが入手できる映画はセリフをストップウォッチではかって計算し自分で字幕をつくってプロの字幕と比べてみた。
全部「とりあえず」やったことだが、どうやら方向性は間違っていなかったようだ。
しかも映像翻訳の勉強の方が楽しかったからそちらの方に時間をかけたため先に結果が出たのは明らかだ。(出版翻訳の勉強のために夏目漱石を読もうとこころみたがこれだけは続いていない)
でも、努力したらそれなりに結果はついてくるものなんだなあと思った。
正直勉強はじめて一年たってない状態でこれだけ結果がでてくるなんて思いもよらなかった。
嬉しいなあ。
でも過信しすぎないこと。
結果が出たと言ってもまだ翻訳の仕事は手に入ってないんだから。
よくいうのが翻訳の勉強は短くて三年。(ゼロからのスタートの場合)
普通で五年。長いと十年。
私にはまだまだ勉強しなければならないことがある。
よし、これからも頑張るぞ

在宅の仕事を始める

2006-07-18 16:56:19 | ☆日記・随筆☆
【このブログを初めて読む人のために】
uchoはいたいけな難病患者である。
uchoは難病が悪化したため仕事にドクターストップがかかった。(ちなみにドクタースランプはアラレちゃんである)
このブログはそんな悲劇のヒロインが社会復帰しようと悪戦苦闘、四苦八苦、七転八倒、右往左往する物語である。
なお、この物語はノンフィクションであり、登場人物はすべて実在する。




「在宅の仕事が欲しい」と散々愚痴をこぼしていたらネットをかいして二件も在宅の仕事を教えてもらった。
(「大金が欲しい」とも書いたのに誰もお金は送ってくれなかったのが不可解である)

ここで欲張って二件とも応募するとあとで大変なことになりそうなので、なるべく頭を使わないでよさそうな方にまず応募してみることにした。(我ながら先見の明がある)
するとすぐに在宅の仕事が手に入った。
面接をしたが、あってなかったようなものである。
「英語をパソコンでうつ仕事」と聞いて翻訳者志望の私としては翻訳の仕事は手に入らなくても少しでも英語にたずさわれたらと思ったのだが、英語の募集は締め切られており、「今募集しているのは国語と数学だけなんです」といわれてしまった。(「今募集しているのはダンサーなんです」といわれていたら断っていたところだ)
そして渡されたのは古典の教科書と教師用の教科書。
これをまとめるのが仕事だ。(どうやら教科書ガイドの原本をつくっているようだ)
簡単? といえば簡単なのだが、この作業、めちゃめちゃ大変。
本当に大変。ほんまに大変。むっちゃ大変。
私は古典担当なので、古文のすべての単語にルビ(下二段活用・連体形など)をうっていくのだ。
品詞分解。
懐かしい。
なんて言ってられない。
教科書の全文に品詞分解のルビをつけるほど大変なことはない。
教科書の全文はコピペできるのだが品詞分解はひたすら自分でうっていかなければならない。
なんとか楽にする方法はないかとうどん(※)に尋ねたところ「あー一つずつやっていかないとだめだと思います」と言われ、仕方なしに地道な作業を繰り返している。
しかもあとで全部うどんに聞こうと、このテキストをつくる会社の人の説明を適当にしか聞いていなかったのだが、いざうどんに電話をかけると「明日から泊り込みで発表会なんです」と言われ私はなすすべがなかった。
こんなことならしっかり説明を聞いておけばよかったと悔やみながらひたすら自分で調べながらやっている。
やっと半分くらいまで終わったので(すでにワードで60枚だ)ブログを見てみるとかなりの日数ほったらかしになっていた。
ここ数日ほとんど寝ないで朝から晩まで、晩から朝までパソコンでこの仕事をしている。(ステロイドの副作用が役にたっている)

※うどん…uchoの大学時代の後輩。ありえないくらいパソコンに精通している。
大学のサークルで出会ってから私はうどんを「息子」と呼んでかわいがり、うどんは私のことを一度も「母さん」とは呼んだことがないという間柄である。
翻訳を勉強するようになってからというもの、うどんにかなりお世話になっている。uchoは恋人パピよりうどんに頻繁に電話をしている。

本当にやりたい翻訳の仕事ではないけれど、久々に頭を使わない作業をしているので少し気が楽だ。
「朝から晩までパソコンに向かって仕事をしている」なんてあこがれのOLみたいじゃないかなんて考えて一人で頑張っている次第だ。
しかし英検一級の勉強を始めようと思った矢先にこんな仕事を始めてしまってまったく勉強ができていない。
「仕事と勉強の両立、それが課題だ」なんて思っている自分もやはりOL風で少し嬉しい。

ステロイド性骨粗鬆症

2006-07-13 21:07:34 | ☆健康☆
【前回までのあらすじ】
前回何度やってもブログに載らなかった友達からもらったミニチュアダックスフントの写真が今日やってみたらいとも簡単に載った。日頃の行いが功を奏したと思われる。尚、この写真と本編とは一切のかかわりはない。



私は毎日プレドニン(ステロイド)、プレディニン(免疫抑制剤)、フォサマック(骨粗鬆症の薬)、ガスター(胃薬)、オメブラール(胃酸薬)を服用している。
そして毎日ビオフェルミン(胃腸薬)、バファリン(風邪薬)、ナロンエース(頭痛薬)、ヒ素(毒)は服用していない。

長年ステロイドを飲み続けると、副作用で骨量が減ってしまうので骨粗鬆症の薬ももう数年飲み続けている。
これ、ステロイド性骨粗鬆症というらしい。
いつのまにか、勝手に骨粗鬆症にまでなっているようだ。(ずっと骨粗鬆症の薬を飲んでいたのに気づかなかった)
ステロイドを飲み続けているから定期的に骨量を測りたいとダンディアンに言われ(定期的にデートがしたいと言われなかったのが残念だ)また今月終わりに骨量を測りに行く。
ちなみに一年前に測ったところによると私の骨量は「二十代女性平均よりはやや下回る」らしい。
ところで骨密度と骨量ってどう違うの? と思ったのだが、口数少ない恥ずかしがり屋さんの大和撫子の私は結局ダンディアンに聞けずじまいだった。
大人しすぎる性格も少し問題だ。
とにかく、これから検査の日までひたすら小魚を食べようと思ったuchoであった(最後の悪あがき)。

試験監督

2006-07-12 18:38:21 | ☆日記・随筆☆
【前回のあらすじ(とは関係ない話)】
 読者投稿が不採用だった母は懲りずに別の文章を書いたのにその紙をなくした。そして今日はなぜか鼻血が出てなかなかとまらなかった。(本人は暑さのせいと言っていた)なんだかまたかわいそうに思っていたが、お中元でお酒とカニ缶をもらい鼻血を出しながらも躍っていた。母はどんな逆境にも食べ物さえあれば乗り切れるようだ。

【前回のあらすじ(とは関係ない話)2】
 先日友達がきゃわゆいきゃわゆいミニチュアダックスフントの写メールをくれた。かなり嬉しくてブログに載せようとしたのだが、なぜかうまく載らない。あまりのせつなさに以前ちぺさんからいただいたアライグマちゃんの写真をまた出して一人で和んでいる次第だ。



試験監督とは、試験監を督するものでも、試を験監督するものでもなく、試験を監督するといった仕事である。
「試験」という意味についてはここでは省略する。
「監督する」という意味についてはここでは省略する。
「といった」という意味についてもここでは省略する。
だがこの仕事、試験をじっと見つめているだけでは成立しない。
これには人知れぬドラマがあるのだ。
ただ単に簡単な仕事と思われがちだが、イケメン探しに始まって変わった解答や名前探しなどをしていると時間はあっという間に過ぎる。
しかも私は一人になると、頭がフル回転していろいろ考えごとをしてしまう癖があるのでそういう性格の人にはこの仕事は要注意だ。
途中で何回も自虐的に陥り(なぜ24歳にもなってこんなバイトをしているのだろうなど)、一人で涙しもした。
と思えば生徒の珍解答に笑いそうになったりもした。
そう、まさに涙あり笑いありの仕事なのである。
その上、非常におどろいたこともある。
というのも、変わった名前に出会ったのである。
しかし、最近の子供の名前は変わっている方が多く、児童英語講師をしていた私は変わった名前には慣れている。
特に最近の女の子の名前は本当に凝っている。
三文字で、お花の名前が多い。
私の担当していた子供は「なづな」「さくら」など。(「さくら」ちゃんなんてクラスに何人かいたりする)
あっそういえば私のマイミクさんのお子さんも「あやめ」ちゃんだったな。
男の子は比較的私と同世代にもいそうな名前がまだ結構ついていたりするのだが。
あっでも「すばる」とかいたな。
と、変わった子供の名前には慣れているはずの私だったが、それでも驚いた名前とは……
ダビデ!!!!
しかもカタカナで。
ご両親がキリスト教信者なのかなあ。
ちなみに、なぜかその生徒のあだ名は「ダビンチ」だった。
「おい、ダビンチ! 今の算数できたか?」
というある生徒の言葉を聞いて、どうしてダビンチというあだ名なのだろうと思ってその生徒の答案を見たら「ダビデ」という名前だったのだ。
カタカナだったのでハーフではないかとも思ったが、その子の顔を見る限り、韓国人と日本人、中国人と日本人のハーフの可能性はあるが、ヨーロッパ系と日本人とのハーフの可能性は少ないのではないかと思われる。
ちなみに女の子で「マリア」という名前は多い。
「まりあ」もあれば、漢字を当てはめているものもある。
「マリア」ちゃんには結構出会うのでそんなに驚かないが「ダビデ」くんには初めて会った。

ちなみに私の本名。
もちろん今の子供で同じ名前は皆無だ。
よく同じ名前を聞くのは病院。
病院で呼ばれるおばあさんやおばさんの名前には同じ名前が多い。
それもそのはず。
私の名前は母の周りの人で幸せな結婚をした人にこの名前が多かったところからきているようだ。
つまり母が私を産んだときにすでに結婚している人たちに多かった名前なのだから今おばさんに多いのは当たり前。
昔は古くさいから自分の名前が嫌いだったのだが(だから名前に関係のないウチョというあだ名をつけてもらった)結婚運の良い名前と思うとそうそう悪い名前ではないと思うようになった。
でも特に美人でも性格がいいわけでもない私が恋愛運が非常にいいのはこの名前からきているのかもしれない。
名前ってバカにできない。

要領の悪い母2

2006-07-11 20:12:15 | ☆日記・随筆☆
【前回までのあらすじ】
 ucho母はメリーウェザーに似ている。と言ってもメリーウェザーの認知度の低さは心得ているのでここにメリーウェザーの画像をのせておく。

メリーウェザーはディズニーの『眠れる森の美女』に登場する三人の妖精の一番背が低く、でっぷりとしたブルー好きの妖精である。(uchoはディズニーマニアでもある)
 このメリーウェザーに似た母は新聞の読者欄に投稿したが採用されず落ち込んでいた。そして、そんな母をuchoは同情の目で見ていた。が、本日夕食がしょうが焼きでまた昼に肉の歌を熱唱していたのを見てしまい、そんな母に同情した自分を悔やむuchoであった。



母が再チャレンジをした。
また二日という日数を費やし、読者投稿の文章を書き上げた。
そして、その紙を……なくした。
「ぐすーーん。おかあちゃん、せっかく頑張って書いたのにぃぃぃぃ~」とさっきから自分の部屋で探しまくっている。
どうしてそんなに要領が悪いのか。

でも母よ。
知らない間にあなたのファンはこのネット上で増えつつある。
どうして私のブログなのに私ではなく母にファンができるのか。
なんだかやるせない気分になるuchoであった。


要領の悪い母

2006-07-08 21:02:17 | ☆家族☆
【前回のあらすじ】
純真無垢、頭脳明晰、スポーツ万能、月下美人、月亭八方な難病患者uchoは謎の腰痛に悩まされている。一向におさまる気配を見せないこの腰痛。やはり美しいものには何かしら試練がおとずれるものだ。SLEが美人病であることをさらに実感したuchoはこの腰痛に耐え忍ぶことを決意した。美しさは罪~♪(※)である。なお、このあらすじは本編の内容と一切関係はない。

※「美しさは罪」はパタリロというアニメのエンディングテーマである。(実はuchoはパタリロマニア)


うちの母は要領が悪いと思う。
「努力してもむくわれない人」というのは本当に存在する気がする。

小学校受験、中学校受験、大学受験と失敗し、仕事もうまくいったことがない。
書道の段も娘より下だ。

向学心だけは旺盛で気象予報士の勉強をしたり、漢検の勉強をしたりしている。(でも試験を受ける気はないらしい)
最近はよく更級日記を原文で声に出して読んだりしている。(うるさいので私にとっては迷惑だ)

そんな母がまた新しいことにチャレンジした。
新聞の読者投稿。
私がいろいろな新聞にちょこちょこ載ってお金を稼ぐようになったので、「おかあちゃんもやるわー」と言い出した。
大体新聞の読者投稿というのは400文字であり、私は平均20分くらいで書く。
それがはやいのかおそいのかは分からないが、うちの母はこの400文字の文章に二日間もかけた。
しかも大好きな昼寝の時間まで削って。(母の至福の時は昼寝とやしきたかじんの番組を見る時である)
まずマス目作り。パソコンのできない母は字数を数えるためにはマス目が必要だ。
「原稿用紙を使ったらいいのに」と言うと「もったいないやん」と言う。
原稿用紙、学生時代のがたくさんあまっているから使ったらいいものを、変なところケチである。
いちいちマス目を書いて400文字の文章を書く。
それでもどうして二日間もかかったか不思議で仕方がないが、母は何をしてもとろい性格なのでこんなものかもしれない。
二日間頑張って書いた文章を「メールで送って~」と私のところへ持ってきた。
「お母さん、自分でうったら」と言って、キーボードを打たせたところ、3文をうつのに30分。
すべて人差し指でアルファベットを探しながらうつのだ。
30分経過したところで「もう私がうつわ」と交代して私がうって送信した。
それから一向に新聞社からの電話はない。
もうあれから一週間。
私のときは三日ほどで連絡がきたので、母の投稿はボツったのだろう。
かわいそうになあ……。
あんなに二日もかけて書いた文章なのに。
私の20分で書いた文章より二日もかけて書いた文章の方が載せる価値あるよ、新聞社!!!
私のなんて載せてる場合じゃないよ。
新聞社の見る目がないのか、母の文章力がなさすぎる(母は元国語の先生なのに)のか。

いつも母が私より下の成績をとるとき(書道などで)よくバカにするのだが(親不孝な娘だ)今回ばかりはあまりにも頑張って書いていたのでちょっと可哀相だ。
今からでも遅ればせながら採用の電話がかかってこないものか。

ちなみに今日昼頃新聞社から電話がかかってきて、母が浮かれながら電話をとるとただの勧誘の電話だった。
さらに同情したくなる光景であった。


翻訳コンテストの賞品

2006-07-05 17:14:28 | ☆勉強☆
先日ノーベル物理学賞の受賞を逃した。
理由ははっきりしている。
高三以来物理を勉強したことがないからだ。

そして芥川賞の受賞も逃した。
こちらの理由もはっきりしている。
生まれてこのかた、小説というものを書いたことがないからだ。

だがこんな私でも字幕翻訳コンテスト初級者編の優秀賞をいただいた。
この理由ははっきりしないが、もしかしたら容姿端麗なことが大きく関係しているのかもしれない(美しさは罪だ)。

そしてとうとう賞品が届いた!!

 

まず英辞郎。これは英語学習者なら常識の便利な辞書。
自分で言葉も入れることができるから翻訳の勉強にはかかせない一品。

 

映画「ハイジ」のペア招待券と「ハイジ」のストラップ。



このビデオを見て、「なんだこのブルドーザーは?」と思われた方はいないだろう。
だが「なんだこのビデオは?」と思われた方はたくさんいるはずだ。
そして「なんだこのビデオは?」と思われた方、これが一番感動した賞品なのです!!!
なんと私が作った字幕が映像と共にこのビデオにおさめられているのです!!!
すごいよ~uchoちゃんすごすぎるよ~とオリラジ風に褒めてください。(私の本名を知っていたらなおさらこのフレーズがぴったりくるはず)
と言いたいところだが、すごいのはこんな一難病患者のつくった字幕をいとも簡単に映像と共にビデオにしてしまうコンテスト主催者側だ。
いや、でも本当に感動するね、こんなの貰うと。
腰の痛みも治ってしまうかも(でもいまだに痛い)。
病気も治ってしまうかも。

ちなみにこのビデオ、映像が始まる前のタイトルには「字幕翻訳コンテスト優秀者鈴木京香さん」と書いてある。(uchoの本名を鈴木京香と仮定する)
優秀者!!!
uchoは生まれてこのかた「優秀者」なんて言われたことがない。
「優秀」だよ!! すぐれていてひいでているんだよ!!!
いやいや、こんな平凡な一難病患者が人様から「優秀」などと言われてはなんだか気がひける思いだ。
と、「優秀」という言葉に心うたれ、これからも勉強を頑張ろうと思うuchoであった。

貯金のできない性格

2006-07-02 22:42:29 | ☆日記・随筆☆
私はお金を貯めることのできない性格だということが判明した。
ちなみに、アライグマ好き、チワワ好き、語学好きであるということはすでに判明しており、頭脳明晰、才色兼備、弱肉強食、焼肉定食であることはいまだ判明していない。

先日私の携帯電話が鳴った。
以前ノーベル賞の受賞を逃したため芥川賞の受賞の知らせかと思い、電話にでると試験監督をやっている学習塾からであった。
普段は月に一回の試験監督であるが、6月は合否判定テストという特別な試験があるためその試験監督もやってほしいということだった。
ついでにファッション雑誌のモデルもやってほしいなぞ言われないかと期待したが、そんな話は一切出なかった。
自慢ではないが、私は蛯原友里に顔がそっくりだというのに(目と鼻と口と耳があるところが)。
とにかく、
臨時収入~
一日10万(-9万1000)円のバイトは素晴らしい。
というわけで試験監督のバイトをしてきた。
とはいえ、それについては詳しく書かない。
イケメンに会わなかったから書くことがないのだ。
そして難病患者だからか、単に体力が衰えているのか、かよわい乙女だからか分からないが、試験監督をしてしばらくはまたフラフラで寝ていた(フラダンスを踊っていたわけではない)。

しかし、この臨時収入九千円。
どうしても母と祖母におごりたくなってしまった。
前の九千円も母におごって手元にないというのに。
あーバカ。貯金しろよ。
と思いながらも結局母と祖母を神戸(「こうべ」。「かみと」ではない)に誘う。
しかし当日になって祖母は体調が悪く(口だけは元気だった。私そっくりだ)神戸まで行けず母とふたりで神戸に行くことになった。

母と神戸で食事をしたことは書くのがしんどくなったので省略。
母と神戸でお茶したことも書くのがめんどくさくなったので省略。
母が神戸で「クーカイ」というブランドを「コッカイ」と呼んでいた経緯についても省略。

とにかく10万(-9万1000円)なんて大金を持ったら湯水のごとく使ってしまった。(母がやたら甘いものを食べたがったからだ)
もうお財布には100円玉が数個しかない。(確か10円玉も数個あった)
これをバカと言わずして何と言おう。
まあもうすぐ読者投稿の謝礼の図書カードが2000円分届くはずだ。
でもまたすぐ使ってしまうんだろうなあ


古典翻訳コンテスト

2006-07-01 10:52:32 | ☆勉強☆
通訳・翻訳ジャーナル8月号。
この雑誌にはクラシックバレエの基礎が写真付きで載っている。
バレエ初心者にはもってこいの雑誌ではないかと言われそうだが実際そうでもない。
第一に、バレエのやり方が書いてあっても体の硬い者にとっては同じポーズがとれない。
第二に、いくら雑誌を買っても続くかどうかは自分次第である。
第三に、この雑誌はクラシックバレエの雑誌ではない。

と冗談はそのくらいにして、実はこの雑誌10万円(-9万9千円)もする。
はっきり言って高すぎるので、いつも気に入ったテーマのときだけ購入するようにしている。(しかも絶対新聞の読者投稿謝礼でしか買わないと心に決めている)

はっきり言ってこの8月号は購入するかどうか迷った。
取り扱っているテーマがそこまで興味のないものだったからだ。
しかし8月号には古典翻訳コンテストの結果発表と講評が載っている。
古典翻訳コンテストとはこの雑誌内で数ヶ月前に行われた『ロミオとジュリエット』を訳してみようという企画だ。
最優秀賞や優秀賞には賞金が送られるという非常に評価に値すべき企画であった。(純粋無垢な私は決して賞金に目がくらんで応募したわけではない)
この雑誌が発売されるまでに受賞者には連絡がいくはずだから私はこのコンテストは受賞を逃したということは分かっていた。(もしくは担当者が受賞者に連絡をし忘れたという可能性もある。電話番号を書き間違ったという可能性もある)
しかし独学で翻訳を勉強する身としてはコンテストがあると必ず受賞者の訳と自分のを比べて勉強することにしているのだ。
古典翻訳コンテストの結果発表と講評なんてこの分厚い雑誌のほんの数ページ。
私はこの雑誌を買うかどうか悩みに悩んで(5秒ほど)雑誌を手に取り、レジへむかった。

家に帰って早速読んでみると、受賞者はなんと同い年だった。(私が年齢詐称をしていなければ)
しかし、翻訳勉強歴は二年。(よかった、私より長い)
しかも、翻訳の専門学校に通っている。(よかった、私は独学)
と、自分が受賞できなかったことを正当化することに私は成功した。

この古典翻訳というのは非常に難しいものであった。
『ロミオとジュリエット』というと、映画化もされ誰もが知っているストーリーで難しく感じないかもしれないが、原文は戯曲でありほとんどの行末で韻が踏まれている非常に難解きわまるものなのだ(実際英語で書かれているというだけで難解きわまるものだ)。
英語の韻を訳に反映させるなぞかなりの至難の業。
かなり悩みながら訳文を作った覚えがある。
だが詩でも書いているみたいで楽しかった。(と言っても詩なぞ小学校の国語の授業以来書いていないが)
まあ楽しかったし、訳例も手に入ったからこれでまた勉強に活かせると思って講評のページを読んでみると……
私の名前が書いてある!!!

(ここでuchoの本名を鈴木京香と仮定する)

最優秀賞の○○さんはぎりぎりまで絞り込んだ言葉を、うまく五七五の韻律の中に配していますね。「(私の訳。うっても誰もわからないと思うので省略)」(鈴木京香さん/兵庫県)もすっきりまとまっています。
《中略》
鈴木さん(兵庫県)の「(私の訳。うっても誰も読まないと思うので省略)」は、押韻がみごとですが、律がややもたついています。
(『通訳・翻訳ジャーナル』2006年8月号)

私の訳、すっきりまとまってるって!!
押韻がみごとだって!!!!
(「律がややもたついている」というのは読まなかったことにする)

もちろん他にも数名の受賞を逃した人の訳が講評されていた。
でも自分の訳が雑誌に講評されるって嬉しい。
ということは応募したものの「問題外」とされたわけではなかったということだ。(正直私の訳は稚拙なものが多いので「問題外」にされることは多いのではないかと予想される)

告白しよう。
実を言うと英語の古典を読んだのは今回が初めてだ。
「それでよく翻訳がやりたいと言えたもんだ」という突っ込みは自分で自分によくしているのでこれ以上の批判は受け付けない。(私は傷つきやすいのだ)
古典翻訳は非常に難しかったし、受賞は無理だとは思っていたため(といいながら万にひとつの可能性を神に祈っていたのは言うまでもない)雑誌に名前が載って少しでも自分の訳を褒めていただいたのはこの上もない幸せだ。
しかもこの雑誌『通訳・翻訳ジャーナル』は通訳、翻訳をめざす者の間ではかなりの有名な雑誌だ。(クラシックバレエをたしなむ人の間では有名ではないのが残念だ)
そんな雑誌に少しでも自分の名前が載るなんて嬉しすぎる。
これで10万-9万9千円の元は十分とれた気がする。

その他この雑誌には現在通訳や翻訳で活躍している方たちのエッセイが載っていたりする。
すぐに見てしまうのが出身大学。
するとちょくちょく同じ大学出身で翻訳者として活躍されている方がおられ、それが自分への励みになるのだ。
しかし『ダ・ヴィンチ・コード』の翻訳者の越前敏弥氏は東大出身だ。
試験監督で有名塾(スーパーエリート塾?)でバイトをすると、まわりは京大・阪大・神戸大の学生がほとんどで気がひけてしまう(しかも国立大生に限って人の大学を聞いてくる傾向がある)。
いやいや、それでも私は自分の大学が好きだ。
世の中偏差値が一番じゃない(大体私は大学受験していないため自分の大学がどのくらいの偏差値なのかあまり分からないし分かりたくもない)。
十年間通った、あの学校の雰囲気が大好きだ。
だってあの学校で出会った友人・先輩・後輩がみんなみんな素敵な人だから。(私に物を恵んでくれるところが)
しかし最近うちの大学のイメージが悪い気がする。
犯罪者(しかも殺人)は出るし、イメージの悪いお笑い芸人(一世を風靡したのにもう跡形もなくテレビから消えようとしている。芸能人とはおそろしい職業だ)の出身大学だから。
というわけで私が将来有名翻訳者になってうちの大学の汚名を返上したいと思う。
50年後に。