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盲目のピアニスト。彼の奏でるピアノと彼の作る音楽には、ほとほと感心する。身体に障害があっても無くても、一流になれるということだ。そして僕が教えられるのは、障害が彼を素晴らしいピアニストにし、音楽家にしていると思えることだ。もし、彼が盲目でなかったら、今のような素晴らしい演奏ができただろうか。盲目であることが彼を天才的な音楽家にしたのではないか。それは身体の障害がハンデキャップではなくて力になっているということだ。
僕らがハンデだと思っていることは、マイナスではなくプラスなんだ。生きることや成し遂げることの力にすべきなんだと思う。自分の力を見つけ出して、前を向き続けることだと思う。そんな気持ちになる。
「できない事はない。やらないだけだ。」
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