内田ブログ -ももくり3年書き始め-

中野新橋・内田工務店がお届けする楽しい日常顛末記

サントリーニ島3日目

2013-07-01 | ギリシャ旅行記

朝早く目が覚めた。空腹のせいかもしれない。今日は天気が悪く、霧か出ている。

朝食は朝7時30分からなので、ちょうどに行った。ところがここはギリシャの孤島、準備中。

「テンミニッツマッテクレ!」

15分して行ったら「OK」 それでも準備中ぽい。

ホテルの朝食はアメリカンブレックファースト、今の僕たちにとって違和感なく、たらふく食べられるメインディッシュなのだ。美味い。

ジュースにする果物を家内がゲット。

今日はどこにも行く気が起きない。二人とも歩き疲れているので、午前中はホテルでごろごろすることにした。はっきり言ってもうこの島から出たい気持ちでいっぱいだった。3泊は多かったと後悔もしていた。でも明日は午前中にホテルを出なければならない。今日一日しかないのだから何処かへ行ってみよう。

キッチンを使い始めた。

午前中休んだおかげで元気が出てきた。火山島にボートで行ってトレッキングをして帰ってくるボルケーノツアーというのもあったけどつまらなそうだし、ワイナリーも商業的だと聞いてるし、遺跡もたいしたことなさそうだし、島内観光もするほどじゃない。

そこで、せっかく来たのだから、断崖を降りて、エーゲ海に浸かり、ロバに乗って帰ってくるかということになった。いざ出陣。

上は結婚式場。女の子は嬉しいだろうな。

断崖を登り降りするには、ロープウェイと階段の二つのルートがある。ロープウェイも急な崖を下るのでそれなりに楽しそうだったけれども、予算もあって二人は階段を下りることにした。

この階段は、オールド・ポートと言うクルーズ船から来る小型ボートやボルケーノツアーのボートの船着き場につながっている。ロバの道でもある。

ドンキーいっぱい。

結構急な階段で降り切れるか不安もあった。妻は平気平気といって降りていく。石畳の階段は、ロバの糞でいっぱい、それに臭い。石畳なので滑る。僕はゆっくり景色を見ながら降りることにした。

妻は滑って転んでロバのうんちに手を付いた。笑ったが、その後、臭い手を握って妻と歩くことになった。

僕たちだけではなく、歩いて降りる観光客もたくさんいた。けれども、途中で足を骨折した婦人と意識を失って倒れた紳士を見かけた。いかに過酷かが分かる。帰り登ってくる自信はなかった。

やっとの思いで船着き場に付いた。ちょっとした達成感が湧いてきて気持ち良かった。さすがにまじかに見るエーゲ海は透き通ってきれいだ。

ここはせめてエーゲ海に浸かって帰らなければ話にならない。

意外と冷たい。でもなぜかうれしい。ギリシャの神々が生まれた海に僕も浸かったのだ。そんな歴史ロマンを肌で実体験できたのだからこんな感激はない。サントリーニ島に来て初めて感激した。

そういえば昼食もとっていない。フィラで食べるはずだったのにアイスクリームだけで済ませていた。カフェもあるけど、二人トラウマになっていて店に入る気が起きない。妻が朝食の時に出たリンゴを持っていたので二人でそれをかじって食べた。たいしたもんじゃないけど美味しかった。

木陰でだいぶ休んだので、疲労は回復。

いい感じのご夫婦!僕らと同じぐらいの年齢です。

帰りはロバに乗ることにした。5ユーロ。二人ともロバには乗りたかったので満足。

「ドンキー、プリーズ、おじさんお願いね!」

妻が連呼。

ようやくロバが来て僕が最初に乗せてもらった。乗った途端、おじさんがロバのお尻をたたくと、ロバは階段を登りはじめた。妻も同じ。

「え、誰も付かないの?」

手綱もない。ロバ君と二人きり、大丈夫なのかな、不安でいっぱいだった。でもロバ君、かなり調教さていてお利口さんです。すたすた登って行きます。崖側を歩くのでちょっと怖い。

10メートルぐらい登ると止まってしまう。お腹を蹴ろうが声をかけようがびくとも動かない。もう、ロバ君まかせ。日が暮れるまでに、とにかく終点まで行ってくれと思った。ロバだって疲れる、休み休みだ。

思ったよりとても楽しかった。

夕食は、マーケットで食材を買って、ホテルで作ることにした。ホテルにキッチンと料理道具がなぜ付いているのか、ようやく分かった!

インスタントラーメン、ワイン、ビール、ハム、オイルサーディン、まめ。

美味いとは言えないが、まずくはない。

日本から調味料と食材を持って来れば、食事に苦労する事はなかった。

キッチン付きの意味は大きかった。勉強。

 

 

 

 



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