「〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法」を読みました。
うつ病の治療方法の一つである認知療法について書かれている本で、アメリカではうつ病の患者さんに処方されているそうです。日本ではどういう状況なのか分かりません。
たしかに、私みたいな素人でも分かりやすい内容・文体で書かれていますし、具体的で例が多く、読んでいてひっかかるようなことが少なかったと思います。
この本には、感情は外部で起きた事柄から直接的に沸き起こるものではない、というような説明があります。つまり、
・事柄→感情
ではない。そうじゃなくて、感情は、外部で起きたことをどう考え、判断するか、その結果として起きるもの。こんな感じです。
・事柄→考え方→感情
考え方が歪んでいることでうつ秒は発症する、というシンプルなことを起点にしているみたいです。例えば、1つでも悪いことがあると全部悪いことのように考えてしまうとか、完全主義になってしまうとか、何でも~すべきと考えてしまうとか。
で、そのような歪んだ考え方をどうやって変えていくか、その方法が分かりやすく、例を含めて書かれていました。
読んでみて損は無い本ではないかと思います。
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