変な癖

昔から無くて七癖なんていうようだが、その人固有の癖が必ずあるものだ。

思わず知らずにやっちゃう癖もあれば、自分がこだわっているうちに、自分の習慣となり、そのまま癖になってしまうものもある。

同じブログランキングカテゴリーの”つれづれデジカメ日記”へよくお邪魔するのだが、その時の記事にコメントした「癖に関すること」をいつか自分の記事に書いてやろうとずっと思っていた。

投稿した自分のその癖だけでは少しインパクトが弱いので、もう一つくらいないだろうかと色々考えあぐねていた。せっかくのネタなので、無駄にしたくなかったのだ。

そしたら、思わず日々の生活の中で、その忘れていた癖が出現したので、その癖を今回書くことにした。その癖とは車の運転中に急ブレーキを踏むと無意識に助手席に座った子供を守ろうと腕を伸ばして相手の胸の辺りを押さえ込むことだ。これは身体が前にいかない様にする為の人間シートベルトを自ら実践していることに他ならない。

保育園の送り迎えに片道３分程度の距離を走るので悪いとは分かっていてもチャイルドシートを使用せず助手席に子供を乗せていた。大人用のシートベルトはサイズが全然合わないので、締めるに締められない。結局、急ブレーキを踏むと同時に腕で押さえるという事を知らない内に習慣づけてしまっていた。

勿論その送迎以外の運転時には後部座席に設けているチャイルドシートを使用していたのは言うまでも無い。しかし、短い距離の送迎は多分大丈夫だろうと軽く見ていた。そんな事を毎日やっていたので、身体に深く染み付いてしまっていたようだ。

そして、信じられないと思うが、完全な条件反射と言えるその癖は今だに出るのである。しかも助手席に誰が座っていようと急ブレーキを踏んだ瞬間に左腕がヌーと伸びて、助手席の人間を押さえつけてしまう。とっさのブレーキングであればあるほど、その腕は止まらない。ハッと思ったら、伸びて相手を押さえつけているのだ。

もっと変なのは助手席に誰もいない時だ。条件反射で左手が伸びて、何もない空間を虚しくかいてしまう。誰も見てないので、恥ずかしくはないが、何をしているんだ、俺って感じで、思わず苦笑いをしてしまう。

親しい間柄なら、全く問題ないが、ついでにそこまでお乗せしましょうかというケースでもやっちゃうから困ってしまう。説明のつかないことをしでかして、思わず赤面するということをもう何回かやってしまっている。

相手は相当に驚いたに違いない。急ブレーキがかかったと思ったら、運転席のオヤジがいきなり腕を伸ばしてきて自分の胸を押さえつけるわけだから、「何じゃこいつは！」と驚きを通り越してムッとしたのかもしれない。勿論本当の理由を話したが、キチンと理解し、納得してくれたかどうかは怪しい。もし女性だったらと思うとヒヤヒヤものだ。

ちなみに、コメントで残したもう一つの癖はというと、変なというより、むしろ恥ずかしい方の部類に入るかもしれない。コーヒーを飲む時のミルクピッチャーがあると思うが、コーヒーにミルクを入れた後、容器に残ったミルクが勿体ないような気がして、コーヒーを少しすくって容器をゆすぐのである。そのまま、もう一回コーヒーに注ぎ込めば、ミルクピッチャーのミルクは綺麗になくなっているという寸法だ。

ポーション入りのミルクも同様である。まともに見られるとかなり恥ずかしい。最近では周りを見回してから、タイミングを計ってやるようにしている。いずれにせよ、やらないで済ます訳にはいかない。容器にミルクが残っていると、どうにも気持ちが悪いのだ。

以上２つとも、かなり変わっているので、同じだという共感は得られないと思うが、それに近い変わった癖を皆さんも１つや２つ持っているのでないだろうか。

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