いつかは来ると思っていたが、とうとう来てしまったようだ。
ずっと『パパ』と呼ばれ続けるわけにはいかないので、どうするのかと中3の息子を見守ってきたが、中学に入ってからというものの直接の呼びかけを避ける事で彼は対応してきた。
ここ1~2年、息子から『あのね』とか『ちょっと』以外の呼称で呼びかけられた覚えがない気がする。
間接的に私を呼ぶ場合は相変わらず家庭内では『パパ』を使っていたらしい。
友達の前では父親・母親で通していたようだ。
つい先日、カミさんに息子が『パパは何時に帰るの?』って訊ねてしまってから、急にその恥ずかしさに耐えられず限界を感じたようだ。
それで、どう呼べばいいのか、あるいはどう呼んでほしいのか、カミさんに聞いてきたようだ。
なんで私でなくカミさんなのか良く分からないが、私との直接対話が急に減っているので、何となく恥ずかしく、話そのものをしたくないのであろう。
自分にも経験がある。
私もずっと『パパ・ママ』で通してきて、中学で呼び名を変えるのに相当苦労した。
『お父さん・お母さん』の一言が中々言えなかったという記憶がある。
とにかく気恥ずかしく新しい呼び名で呼びかけられなかったのだ。
その後の記憶が曖昧なのは結局、恥ずかしいのは最初だけで、何とか呼び名の変更を無事乗り越えた証拠であろう。
『親父・お袋』へ呼び名を変えた時も、それなりに自分の歳を考えて変えた気がするが、いつだったかはっきり思い出せない。
最初の一言が中々言い出し辛かったことだけは、今でもはっきり憶えている。
さて、私は息子に何て呼ばれて欲しいかの答えをまだ出してもいないし、伝えてもいない。
そして、伝える気もない、なぜなら新しい呼称で呼ばれるこっちも面映いのだ。
どう呼ばれても呼ばれる方にも抵抗感がある。
どれがいいのかこっちだって分らない。
しかし、『パパ』というのは、もうおかしいし、後は息子の感覚に任せる他ないだろう。
小学校2年の娘も『パパ』なので、今から『お父さん』に矯正しておこうと思って変える様に娘に説得を試みたが、ずっと『パパ』にするといって聞かない。
いい歳の実の娘が親父に向かって『パパ』と呼びかける実例が確かにあるが、愛人との関係みたいで傍から聞いていても誠に気持ち悪い。
そんな愚は犯したくないと思いつつ、後は娘の成長に合わせて変化する娘の感覚に期待するだけだ。
最初から『お父さん』だったら親子共々こんな思いはしなくて済んだのにと思ったが、もう後の祭りだ。
成長するのに従って呼び名が変わるなんて、まるで『出世魚』のようだが、節目節目で成長の証しを親子共々実感できるのも悪くないと感じる。
赤ちゃんが呼びやすいように『パパ』で始まり、思春期からは『お父さん』、結婚してからは『親父』で孫が出来てからは『おじいちゃん』。
呼称で分る男の人生ステージというのも悪くない。
さて、まだ新しい呼称で呼ばれてないが、息子がいつ、どう呼ぶかが何だか楽しみになってきた。
『お父さん』なのか、『父さん』か『父ちゃん』、それとも一挙に『オヤジ』といくのか、そして恥ずかさを超えての一言がいつ発せられるのか、まるで赤ちゃんの最初の一言を聞き逃さないと待っている親のようになってきた。
…そうですか。ついに、その時が。
私は高校受験時にパパ・ママから一気に父・母に変えました。
受験面接時に言い間違えないよう、
普段の生活での呼び方そのものを変えてしまったわけです。
成長と共に呼び方が変わるのは面白いものですよね。
親の方が過剰に意識し過ぎて名前で呼ばせていたり
お姉さんと呼ばせているような家庭を知ってしますが、
ちょっとそれはどうかな…と思います。笑
次はお嬢さんの番ですね~。
我が娘と同じ歳ですからその時期になったらお話を伺いたいです。
ずっと続けていてくださいね。(〃^ー^〃)
此れはね最初が肝心なのよね。家も2歳くらいまではパパママでしたが、私自身が・・ママはねぇ~なんて云うのが嫌で、早い時期に変えました。
幼稚園の時には父ちゃん、母ちゃんに成りました。
今は其れも云わないみたいです。人前ではお袋、親父 みたいに云ってますね。
男の子は父親に何かを言うのが照れくさいみたいです。
相談事は皆私、主人には殆ど云わないです。
パパ、ママと呼んでも良いけど、今時だから・・・
出来れば日本人だから『お父さん、お母さん』・・『父さん、母さん』・・・が良いですね。私はそのほうが好きです。
息子さん、なんて云うのかしら?何か楽しい感じ・・・
(゜O゜;アッ!(*_ _)人ゴメンナサイ・・楽しんではいけませんね。
一度言い出せば何とも無くなるのですが・・・大きくなるに連れて云い難いのかしら・・・・
ほぉー、高校受験時の面接に備えて呼び方を変えましたか、確かに普段からの呼び方から変えたほうが間違いがないのは賢明です。
凄いカタイ感じがします。
何となくみほ亭さんのイメージじゃない気がしますが、だからといってみほ亭さんがいい加減などと言ってるつもりじゃありません。(^-^;
仰るとおり、次は娘の番です。
呼び名だけでなく、思春期に突入してどう変わっていくのかキチンと見届けたいと思っています。
息子の時も見ていたつもりでしたが、変化が早くてどうもついて行けず、どう変化していったのか記憶が曖昧です。
小4の頃と中2までの4年間の変化が凄くて、変化していったはずなのにある日突然息子が別人になったという感じがしてならないのです。
小さい頃自分が『パパ・ママ』でしたから、子供にそう呼ばれることに何の抵抗も無かったですね。
その時将来呼び名で苦労すると気が付いていれば、2歳頃に呼び名を矯正させるのもいい手でした。
ただ、ブログにも書きましたが、呼び名を変えるのに苦労するのも青春の一つの思い出になるでしょうから、それなりの意味があるのだと思っています。
今は息子との会話は殆ど無い状態です。
何を聞いて短く答えるだけで会話にならない感じです。
意見しても聞くつもりが無く反発するだけのようです。
従って、私も息子もそれが分っているのでつい会話も少なめで、衝突を避けている状態です。
本当にいつ、何と私を呼ぶのでしょう、とても楽しみにしています。
「お」を抜くとか親父お袋に移行が出来ていません(^^;
ご子息の「直接の呼びかけを避けることで回避」というのはよくわかります(笑)
僕も「親父」に移行を試みて挫折した経験はありますもので(笑)
「お父さん、お母さん」のままですか。
脱皮せずに、そのまま大きくなった感じですね。
もうちょっと年齢を重ねるとすんなり『親父、お袋』へ移行できるのかもしれません。
日本語は親の呼びかけにバリエーションありすぎの気がします。
それだけ日本人は微妙なニュアンスを大事にする国民なのですね。
ウチのムスメは、「とーと、と、かーか」です。で、最近早くも「お父さん、お母さん」と言ったりします。
じぞうさんと同じですね。
娘さんは早くも「お父さん、お母さん」ですか、それでは呼び名を変えることなく成長される事でしょう。
いくらなんでも、女性が「親父、お袋」なんて呼びかけることはないでしょうから・・・。
結婚されてお子さんが出来たら、「おじいちゃん」と呼ばれる可能性は大ですね。
外出時に「パパ」と呼ばれるとなんだか照れくさくなってきました
こうなりゃ居直ってキャバ譲にモテてるオヤジのフリでもしようかな~(^^;
スイマセン!
娘さんたち、まだ「パパ」でしたか。
知らなかったとはいえ失礼しました。
お嬢さんたちは「パパ」と呼ぶのに抵抗ないんですね。
おそらくこのままずっといかれるのは間違いない感じですね。
ウチの娘はどうなる事やら・・・。