昨日、卒検に1発合格した。
幾つになっても試験に合格するのは嬉しいものだ。
雲一つない青空の下、絶好の検定日和だった。
受検生は大型が私含めて2人、中型が1人と少人数で和やかに行われ、全員が合格した。
通常は10人前後いるらしく、珍しく少ない日だったようだ。
しかし、どんなものでもテストを受けるというのは大人になってからはあまりなく、久々に緊張した時間を過ごした。
教習所では大人数が受検する普通車が中心にスケジュールが組まれており、2輪組は後回しにされ、随分待たされた。
なので、検定開始時間を待つ間、緊張しっぱなしであった。
早く楽にしてくれーってカンジで、待つのも結構辛いモノがある。
大型を受けるもう一人も40代のオジサンで、この人は中年になって急にバイクに目覚めたらしく、中型を取ってから続けて大型免許に挑戦してるとの事。
2人でバイク談義や教習所での苦労話や思い出話に興じる事で、気を紛らわしていたが、それでも中々時間が経たない。
1時間半くらい待たされて、いよいよ検定開始。
私は3人の中でトップバッターだったが、どうせやるなら最初の方がいいと思っていたので願ったり叶ったりだった。
乗車前、検定員に挨拶をして乗り込むのだが、「緊張しまくってますよ。」と言ったら「全くそんな風に見えませんよ。」と軽く言われてしまった。
でも、何だか少し緊張がほぐれた感じがして、少し気が楽になった。
実際の検定の詳細は省くが、概ね落ち着いて出来たように思う。
まあ、普通に教習をこなして、みきわめを貰って、大きな失敗をしなければ受かるようになってるわけだから当たり前のことなのだが、それでも合格したのは嬉しかった。
結局、規定より2時間もオーバーしての修了で少し残念な結果(規定時間で修了が目標)だったが、このトシで25年ぶりのバイク乗車だったことを思えば、こんなものかもしれないと自分を慰めた。
総費用は約10万円、期間は2ヶ月、これで私の教習所生活も終わりとなった。
卒検は別にして、教習そのものは楽しかったし、教官たちにもよく教えて頂いた。
もうお別れと思うとちょっと寂しく感じてしまうのは、やっぱり年のせいか。
ハタチの頃、4輪の教習所通いした時はそんな事、みじんも思わなかったんだけどな。
同じ頃、中型2輪免許も取ったはずなのに、教習所へ行って取ったのか免許試験場で取ったのかすら、覚えてない。
この話を教官にしたら、「頭かなんか打ったからですか?」って真顔で聞かれてしまった。
さて、大型2輪の免許取得が叶ったので、いよいよバイク購入へ向けて動き出せる。
Z1が欲しいのは変わらないが、どんなバイクにも乗れるとなった今、猛烈に目移りしちゃって他の大型バイクにも興味が尽きない。
どのバイクを買うか当分悩みそうだが、それが一番楽しい時期でもあるのは間違いない。
たのしみ、たのしみ!