こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

続人間ドック

2006-05-23 23:20:00 | 健康・病気

大腸バリウム検査なるものを受けてきた。

2度目の体験だったが、4年前の検査で辛かったという記憶がまるでないので、楽勝と高をくくっていた。

しかし、バリウムと腸を膨張させる気体が腹にずっしりと残り、検査中のみならず、検査後も鈍痛を伴う不快感が4時間ほど付きまとった。

何も食べてないのに腹回りだけが膨満感でいっぱいで、却って何も食べれない感じだった。せっかく検査終了と共にあれも食べよう、これも食べようと思っていただけに残念至極であった。

もっと辛いのは前日で、成人男子の平均摂取カロリーの3分の1ほどしかないレトルトのおかゆとスープだけで過ごすというものだ。給付されるのは他に間食用のクッキーやドリンクなどがついてくるが、まあ気持ちだけというレベルで空腹は癒せない。

お腹がすくという空腹感と指定食以外は食べてはいけないという呪縛が相当なストレスとなる。ダイエットならカロリーの低いものを食べれるが一切何も口に出来ないとなるとかなりキツイ。

最後の仕上げは2リットルの下剤である。フルーティな味付けをしてはあるもののトドメを刺すといった感じで飲み干すのに閉口した。ただ、その結果飢餓感がかなり薄れたのは嬉しい誤算だった。

検査そのものは痛みもなく、特筆すべき事は何もない。

指でゼリーを肛門及び直腸に塗られ、管を入れられるときの違和感そして管が外れないように直腸内で管の先の風船を膨らませる時にちょっとビックリするくらいで大した事はない。

大腸の動きを弱める注射も胃のバリウムに較べれば全然痛くないし、尻に穴の開いたパンツを穿いて検査台の上で何回も色んなポーズをとらされるのが自分を客観視して見ればさぞかし滑稽だろうという気はするのだが・・・。

そんな苦労をしてやった検査の結果は異常なし、というよりバリウム検査の範囲内では異常が認められなかった。

つまり、潰瘍や腫瘍などが撮影した画像では全く確認できなかったということだ。

それなら、晴れて無罪放免と思いきや担当医曰く、4年前にやはり血便が出てバリウム検査を行っており潰瘍性大腸炎の疑いがあるので、ここは是非、内視鏡検査を一回受けておいたほうがいいだろうとの事。

内視鏡を使って肉眼で見れば、はっきり分るので安心を買うためにもやった方がいいとの事だった。

ポリープや潰瘍は突然ガン化することがあり、定期的検査が欠かせないらしい。その為にも内視鏡でポリープや潰瘍の有無をしっかりと確認しておく必要があるとの事。

血便が出ている以上、そこまで踏み込んで調べた方がいいとも言われ、大腸の内視鏡検査実施の決断を迫るのだった。

実は母が大腸ガンを患ったこともあり、ガン体質は遺伝すると聞いていたので、私は素直に内視鏡検査を受ける事にした。

「どうしますか?」と担当医

「はい、お願いします。」間髪を入れず返事をしてしまった。

答えたあとで、早速恐怖に駆られ、結構大変なんでしょう?痛くはないですか?などとありきたりの探りを入れて抵抗してみたが、もうあとの祭りだった。

さすがに、検査にげんなりして少し時間を空け、20日後に予約を取ったものの、また検査食で断食に近い生活を1日強いられると思うとすっかり憂鬱になってしまった。

最初から内視鏡にしときゃよかったんじゃない?なんて今更突っ込みを入れても遅いし、今度こそお墨付きを貰って安心したい、どうやらそう思うよりほかないようだ。