大腸バリウム検査なるものを受けてきた。
2度目の体験だったが、4年前の検査で辛かったという記憶がまるでないので、楽勝と高をくくっていた。
しかし、バリウムと腸を膨張させる気体が腹にずっしりと残り、検査中のみならず、検査後も鈍痛を伴う不快感が4時間ほど付きまとった。
何も食べてないのに腹回りだけが膨満感でいっぱいで、却って何も食べれない感じだった。せっかく検査終了と共にあれも食べよう、これも食べようと思っていただけに残念至極であった。
もっと辛いのは前日で、成人男子の平均摂取カロリーの3分の1ほどしかないレトルトのおかゆとスープだけで過ごすというものだ。給付されるのは他に間食用のクッキーやドリンクなどがついてくるが、まあ気持ちだけというレベルで空腹は癒せない。
お腹がすくという空腹感と指定食以外は食べてはいけないという呪縛が相当なストレスとなる。ダイエットならカロリーの低いものを食べれるが一切何も口に出来ないとなるとかなりキツイ。
最後の仕上げは2リットルの下剤である。フルーティな味付けをしてはあるもののトドメを刺すといった感じで飲み干すのに閉口した。ただ、その結果飢餓感がかなり薄れたのは嬉しい誤算だった。
検査そのものは痛みもなく、特筆すべき事は何もない。
指でゼリーを肛門及び直腸に塗られ、管を入れられるときの違和感そして管が外れないように直腸内で管の先の風船を膨らませる時にちょっとビックリするくらいで大した事はない。
大腸の動きを弱める注射も胃のバリウムに較べれば全然痛くないし、尻に穴の開いたパンツを穿いて検査台の上で何回も色んなポーズをとらされるのが自分を客観視して見ればさぞかし滑稽だろうという気はするのだが・・・。
そんな苦労をしてやった検査の結果は異常なし、というよりバリウム検査の範囲内では異常が認められなかった。
つまり、潰瘍や腫瘍などが撮影した画像では全く確認できなかったということだ。
それなら、晴れて無罪放免と思いきや担当医曰く、4年前にやはり血便が出てバリウム検査を行っており潰瘍性大腸炎の疑いがあるので、ここは是非、内視鏡検査を一回受けておいたほうがいいだろうとの事。
内視鏡を使って肉眼で見れば、はっきり分るので安心を買うためにもやった方がいいとの事だった。
ポリープや潰瘍は突然ガン化することがあり、定期的検査が欠かせないらしい。その為にも内視鏡でポリープや潰瘍の有無をしっかりと確認しておく必要があるとの事。
血便が出ている以上、そこまで踏み込んで調べた方がいいとも言われ、大腸の内視鏡検査実施の決断を迫るのだった。
実は母が大腸ガンを患ったこともあり、ガン体質は遺伝すると聞いていたので、私は素直に内視鏡検査を受ける事にした。
「どうしますか?」と担当医
「はい、お願いします。」間髪を入れず返事をしてしまった。
答えたあとで、早速恐怖に駆られ、結構大変なんでしょう?痛くはないですか?などとありきたりの探りを入れて抵抗してみたが、もうあとの祭りだった。
さすがに、検査にげんなりして少し時間を空け、20日後に予約を取ったものの、また検査食で断食に近い生活を1日強いられると思うとすっかり憂鬱になってしまった。
最初から内視鏡にしときゃよかったんじゃない?なんて今更突っ込みを入れても遅いし、今度こそお墨付きを貰って安心したい、どうやらそう思うよりほかないようだ。
お湯に味の素を入れて飲んだりしましたよ~。
がぶがぶ飲んだのですが、当日何も言われませんでした。
透明なのが良かったようです。
空腹にはあの塩分が有り難いんですよ。
泣きそうになったらお試しください。笑
お湯に味の素ですか、初耳です。
みほ亭オリジナル空腹癒しの技ですね。
考えもつかなかったです。
水分摂取は問題ないし、味の素も水に溶ければ固形分でもないし、無色透明で検査に支障がないのでしょう。
面白いアイデアですよ、次回の内視鏡検査に試す価値ありのようです。
ありがとうございます。
私も空腹を紛らわす時はお湯を飲みました。
冷たい物より温かい方が満腹感が得られますよね。
でもフルーティ味の下剤ってどんなんでしょう?
「ハリウッド48時間ミラクルダイエット」を思い出しました (笑
まだまだ検査は続くんですね?
ブログネタには困らないかもしれないけど・・・
お疲れ様です~
でもどうせお尻を触られるんなら・・・
やっぱ可愛いナースにやってもらいたいな~
何か辛かったそうです。
って脅してもいけませんね。
血はいけませんね。赤いものは『要注意』と言いますから矢張り受けておいた方がいいですよね。
と、云いながら未だに胃の検査してません。
私も母が胃癌でしたから、遺伝子は持ってますよね。
まぁ 尤も、もうあの世に行ってもいい歳ですが・・・
初めから大腸の内視鏡検査をやっときゃ1回で断食まがいの苦行も済んだのにと担当医を恨みたくもなります。
まあ、最終的な結断は自分で下したわけですけどね・・・。
確かに暖かい飲み物の方が満腹感が得られますね。私も一杯の白湯に助けられました。
フルーティな下剤結構いけましたよ。1リットルなら全く問題なかったですが、2リットルはキツイですね。
夏場に氷でも入れて置いとけばおいしい、おいしいと大人気で売り切れになるようなものでした。
そうなんです。検査は続くのです。
どんな検査であれ、とにかく、安心が欲しいものです。
重大な病気だったらどうしようなんて、ビクビクしたくないですね。
それから、結構そういう時って、心の余裕がないので、どんな看護士だってOKですね。
速く無事に優しく終わってくれればそれだけでいいみたいな、そんな感じでした。
どうやら、私の通う病院は患者の苦痛を取り除くことに大変熱心なようで大腸の内視鏡も別な麻酔薬を点滴で使用して、苦痛を感じなくするそうです。
但し、胃の時と違って今度は意識があるそうです。
なんせ血便ですから、きっちりと検査で白黒つけておきたいです。
Tachn☆彡さんも怖いでしょうが、問題があるようでしたら、是非胃の検査を受けてください。
麻酔剤を使う病院を探してみたら如何でしょうか?
大腸の検査という事で思わずコメントさせて頂きました。
実は先月義兄が亡くなったのですが、やはり大腸ガンの転移でした。享年58歳。最近の平均寿命からすると何と短い人生だったんだろうと思ってしまいます。
義姉に聞くと、定期的に検診を受けていたにも関わらず、発見された時には悪性でもう処置のしようがなかったとの事。
数ヶ月で肝臓に転移・・・
我々の歳になると、健康には気を使って使い過ぎって事はないんですね?改めて思い知らされました。
ヒゲさんも、大変でしょうけども、検査が受けられる時にとことん検査しちゃってくださいね!
お久しぶりです!
義兄さんはご愁傷さまでした。
ガンは怖いですね。不治の病ではなくなったとはいえ、早期発見しない限り生存率は依然低いままのようです。
定期検査をしていても手遅れになる場合もあるんですね。辛い話です。
かといって、検査を省こうとかいう気持ちは全然ないです。
その時その時のベストを常に尽くすようにしていきたいですね。
何事にも通じる事ですが、それで駄目ならその時は覚悟をしますし、諦めもつきます。
私の今度の検査はシロと出るよう祈るだけです。