∞doors 八戸探検隊

8を倒すと∞になる!青森県八戸市の美味しいもの、楽しいところを紹介します。生活や観光に役立つデータベースを目指します!

シラウオの踊り食い

2009年04月09日 | 名物
NHKの番組『産地発!たべもの一直線!』で紹介されていた小川原湖近くの『居酒屋レストランえび蔵』さんでシラウオづくしをいただいた。


シラウオづくし 2400円也
左上から時計回りにシラウオの刺身シラウオの天ぷら、シラウオの卵とじ、そして左下は紫黒米のご飯。

刺身は漁獲されたばかりのシラウオを液体窒素で冷凍して保管するそうで、いつまでも取れたてのみずみずしさが失われないのだとか。個人的に気に入ったのは天ぷら。あっさりしたシラウオは天ぷらによく合う。さくさくとした歯ざわりで天ぷらなのに重くなく、いくらでも食べられそうだ。

どの料理も美味しいのだが、このお店の名物は何といってもシラウオの踊り食い。シラウオは水から上がるとすぐに死んでしまうため、これまで踊り食いはおろか生きたままの流通は不可能とされてきた。しかしえび蔵店主蛯名正直さんが25年をかけて研究した結果、100日以上生かすことに成功。夢の踊り食いを可能にしたのだそうだ。特許もとってます。


踊り食いを頼むと大きなワイングラスに10匹ほどが入ってやってくる。
透明なシラウオがうねうね動くさまは見ていて飽きない。

混同されがちだが、全国的に踊り食いで食べられているのは
スズキ目ハゼ亜目ハゼ科シロウオ属のシロウオ(素魚)。
透き通った薄茶色で、ブチがある。

今回いただいたのは
原棘鰭上目サケ目シラウオ科シラウオ属シラウオ(白魚)。

↑クリックするとぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑のそれぞれのページに飛びます。白魚のような手はきれいだけど、素魚のような手はちょっと嫌。


生きたシラウオを箸で掴むと、体を左右に振って逃れようとするが、酢醤油にウズラの卵を溶いたたれにつけるとぐったりする。


死ぬとすぐ白くにごってしまうため、透明なシラウオを見ることはなかなか出来ないのだそうです。


えび蔵
青森県上北郡東北町上北南4丁目32-542  
定休日 第1、3日曜日
営業時間
11:00~14:00
17:00~22:00



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シラウオのおどりぐい (エビナマサナオ)
2011-07-16 23:51:37
えび蔵店主蛯名です。
良く記事にして頂き有難うございます。
きれいな写真に仕上がっていますね。
9月中旬が解禁日となっています。
おどりぐいは10月中旬でしょうか。
今度当店にいらした時には声を掛けて下さい。
今年は、まだ全国2ヶ所のみの水族館展示の
シラウオに期待、また透明なシラウオ活魚を
生かした学生の教材に力を入れたいと思って
います。どうぞこれからも御指導のほどお願いいたします。結構八戸からの来客があります。
今日も家族連れで天然うな重、モクズ蟹ラーメンを食べに来ました。遅くなりましたが
地震の被害の方はどうでしたでしょうか。
返信する
ありがとうございます。 (∞doors)
2011-07-17 16:57:12
>エビナマサナオさん

この時はたしか、シーズン的にもギリギリだったような気がします。にもかかわらず、念願の踊り食いを味わえて感激でした。その節は大変お世話になりました。

八戸の地震の被害はだんだん回復しており、2週間前から港での朝市も復活したところです。

お土産物屋さんで紫黒米やもくずガニの缶詰などに蛯名さんのお名前を見つけるたびに、がんばってらっしゃるのだなあと思っておりました。先日ちょっと奮発してもくずガニの缶詰を購入したところです。キノコなど万端にそろえて、じっくり味わいたいと思います。

これからも郷土の貴重な食文化を伝え続けてください。応援してます!
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