tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

雑誌の厚みと人件費

2005年10月05日 14時41分27秒 | Weblog
『ガンダムエース』を読まなくなって久しい。
なぜやめたのかというと、読みたい漫画が減ったから。
私は、一作や二作を読む程度で買うくらいだったら、そのうちまとめてコミックス化したときに読むという性格である。あと、最近のガンダムが受け入れられなくて、昔の話を舞台にした作品がいいのだが、そういった作品が減った。
最近映画化されているZガンダムのコミック版が出ているけど、テレビのアニメに忠実なコミックをもう一度読みたいとは思わない。安彦さんがかいたオリジンは、彼のストーリー切り取り方(テレビの原作に忠実ではないこと)に魅力があるから読んでいたけど、これ目当てに雑誌を買うのも面倒になった。

ところで、雑誌の創刊時や初期の頃は、その厚みをやたら喧伝する。『ガンダムエース』も同様だ。しかし、創刊から4年近くたち、最近はそうした文句も見られなくなった。月によっては、ページの厚い薄いがはっきりわかるときがある。

時に、会社に入ると「人件費」という言葉を耳にする。会社の収入を考慮すれば適正な雇用人数がはっきりする。多く雇うにはたくさん稼ぐしかない。

雑誌も実はこれと同様なのではないかと思う。すなわち、原稿料という人件費が限られていて、1つの雑誌に入れられる作品(=作家)の数が限られるのである。
もちろん売れ行きや広告収入が多い雑誌は厚みが出るし、そうで無い雑誌は薄くなっていく。新しい連載を始めたければ、いまある何らかの連載を体よく打ち切らなければならないのである。

『カンダムエース』は休載という形で消える作品が多い。読者になんの断りもなく消えるのである。また実力のある作家がはずされることも多い。
内部ではかなり荒れているのだろうな・・・。