12月15日から16日かけて、瀬戸市のバイク店、
イトーKTにてマジェスティSを 1泊2日 1万円にて
レンタルし、750キロほどツーリングしたのでレビューしたい。
今回のツーリングルート
1日目 320キロ
名二環(大森~名古屋西) ⇒ 東名阪(名古屋西~勢和多気) ⇒ 国道42号
⇒ 国道311号 ⇒ 国道42号
2日目 440キロ
国道42号 ⇒ 和歌山県道24号 ⇒ 阪和自動車道 (湯浅~和歌山)⇒ 国道24号
⇒ 紀の川広域農道 ⇒ 国道県道乗り継ぎ ⇒ 名阪国道 ⇒ 国道306号
⇒東名阪(四日市~名古屋西)⇒ 名二環(名古屋西~大森)
性能
認定型式/原動機打刻型式
JBK-SG28J/G3B8E
全長×全幅×全高
2,030mm×715mm×1,115mm
シート高
795mm
軸間距離
1,405mm
最低地上高
90mm
車両重量
145kg
燃料消費率 *1
国土交通省届出値定地燃費値 *2
40.0km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 *3
37.1km/L(クラス2, サブクラス2-1) 1名乗車時
原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルプ
気筒数配列
単気筒
総排気量
155cm3
内径×行程
58.0mm×58.7mm
圧縮比
11.0:1
最高出力
11kW(15PS)/7,500r/min
最大トルク
14N・m(1.4kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
1.0L
燃料タンク容量
7.4L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/種類
12V, 6.5AH(10H)/GT7B-4
1次減速比/2次減速比
1.000/8.787
クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー
変速機形式
Vベルト式/オート
変速比
2.480~0.740:無段変速
フレーム形式
バックボーン
キャスター/トレール
26°00′/82mm
タイヤサイズ (前/後)
120/70-13 M/C 53P(チューブレス)/
130/70-13 M/C 57P(チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1
乗車定員
2名
価格
340,200円 (本体価格 324,000円)
エンジンフィーリング
今まで50CCの原付1種を除けば、まともに乗ったことがあるスクーターが、T-MAXだけなので他車と比較できないが、
レスポンスのいい、心地よいエンジンフィーリングである。
また静粛性は高く、起動性も寒い朝でも一発で起動するほど良好であった。
動力性能は、メーター読み80キロ程度までは素早く加速し、105キロ程度までは常用域として使用できるが、
そこで頭打ちとなり、それ以上の速度をだそうと思うと、空気抵抗のないトンネルや下り坂の力を借りなければならない。
コーナリング、乗り心地
足回りはかなり固く、路面のギャップを拾いまくるので、乗り心地ははっきり言って悪い。
ただそのおかげで、タイトコーナーが続く峠でも、軽やかに走り抜けることができるし、高速道路にて100キロ
で走行する際も安定していて、安心感を感じられる。
シートは体をホールドするために、大きな段差がついており、乗車姿勢が固定されるのでスポーツ走行に適しているが、多少窮屈である。
取り回し
全長は多少長いが、基本的には原付2種サイズなので、言うまでもなく取り回しやすい。
ただ足つきはあまりよくないので、注意が必要である。
燃費
燃費のことなど考えずガンガン回し、概ねリッター32キロ程度という結果だった。
250CCのVTRでも、30キロ強の燃費だったので、スクーターというハンデがあるにせよ、
もう少し頑張って欲しいところである。
メーター・スタイリング
メータはかなり気に入った部分で、特にデジタルメーターの表示部分は新しく、新型であること感じさせてくれる。
その反面スタイリングに関しては、原付2種の雰囲気が抜けておらずあまり好みでない。
どうせなら同じヤマハの上位機種である、マジェスティやT-MAXのテイストをもっと取り入れれば良いと思うのだが、
実際には下位の機種であるシグナスの影響が大きく、ライバルであるPCXの方が、新世代を感じさせる洗練されたデザインで
大きくリードしているように思える。
ただしいち早くLEDランプを採用したことについては、デザイン、安全の両面で評価できる。
収納
間口はそこそこあるが、深さが足らないため、私が使用しているフルフェイスを収納することは不可能だったが、
愛用しているリックは余裕をもって収納できたので、1泊や2泊程度のツーリングでは十分なスペースだろう。
総評
最近流行の兆しを見せている150CC~200CCのスクーターだが、まず最大のアピールポイントはその価格の安さであろう。
250CCで比較的安価なロードスポーツであるGSR250やCBR250でも、マジェスティSより10万円以上定価が高く、250CCで一番安いスクータである
フォルッアSIは20万以上上の価格帯である。
しかも250CCのロードスポーツを買って、収納をこのマジェスティS並に整備しようと思えば、更に5万円以上の出費を覚悟する必要がある。
走行性能についても、下道では峠も含めて、250CC同等に走りを楽しむことができるし、(ただし個人的には、バイクとスクータは
同じ二輪車だがその楽しみは大きく異なると思っている)高速道路でも、追い越し車線で流れをリードしようと思わなければなんの問題もなく
走行できる。(ただし片側1車線の高速道路で、飛ばしまくる車やトラックが後続についた場合は、路側帯に避難しなくてはならないが)
総合的に、このマジェスティSの長所・短所をまとめると、
長所
・安価な車両価格
・スクーターならでわの収納能力
・視認性、デザインの良いメーター
・スポーティで安定感のある足回り
短所
・衝撃をタイレクトに伝える乗り心地。
・小排気量の割に悪い燃費
・イマイチ垢抜けないスタイリング
といったところだろうか。
バイクが最大の趣味で、バイクに掛けるお金は惜しくないという人には、もっと良いバイクはいくらでもあるが、
基本的には通勤、通学に利用し、休日には近場への日帰りツーリング、連休に年2,3回ロングツーリングをするといった、
半分実用、半分趣味のような使い方をする場合においてこのマジェスティSはベストの選択ではないだろうか。
イトーKTにてマジェスティSを 1泊2日 1万円にて
レンタルし、750キロほどツーリングしたのでレビューしたい。
今回のツーリングルート
1日目 320キロ
名二環(大森~名古屋西) ⇒ 東名阪(名古屋西~勢和多気) ⇒ 国道42号
⇒ 国道311号 ⇒ 国道42号
2日目 440キロ
国道42号 ⇒ 和歌山県道24号 ⇒ 阪和自動車道 (湯浅~和歌山)⇒ 国道24号
⇒ 紀の川広域農道 ⇒ 国道県道乗り継ぎ ⇒ 名阪国道 ⇒ 国道306号
⇒東名阪(四日市~名古屋西)⇒ 名二環(名古屋西~大森)
性能
認定型式/原動機打刻型式
JBK-SG28J/G3B8E
全長×全幅×全高
2,030mm×715mm×1,115mm
シート高
795mm
軸間距離
1,405mm
最低地上高
90mm
車両重量
145kg
燃料消費率 *1
国土交通省届出値定地燃費値 *2
40.0km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 *3
37.1km/L(クラス2, サブクラス2-1) 1名乗車時
原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルプ
気筒数配列
単気筒
総排気量
155cm3
内径×行程
58.0mm×58.7mm
圧縮比
11.0:1
最高出力
11kW(15PS)/7,500r/min
最大トルク
14N・m(1.4kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
1.0L
燃料タンク容量
7.4L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/種類
12V, 6.5AH(10H)/GT7B-4
1次減速比/2次減速比
1.000/8.787
クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー
変速機形式
Vベルト式/オート
変速比
2.480~0.740:無段変速
フレーム形式
バックボーン
キャスター/トレール
26°00′/82mm
タイヤサイズ (前/後)
120/70-13 M/C 53P(チューブレス)/
130/70-13 M/C 57P(チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1
乗車定員
2名
価格
340,200円 (本体価格 324,000円)
エンジンフィーリング
今まで50CCの原付1種を除けば、まともに乗ったことがあるスクーターが、T-MAXだけなので他車と比較できないが、
レスポンスのいい、心地よいエンジンフィーリングである。
また静粛性は高く、起動性も寒い朝でも一発で起動するほど良好であった。
動力性能は、メーター読み80キロ程度までは素早く加速し、105キロ程度までは常用域として使用できるが、
そこで頭打ちとなり、それ以上の速度をだそうと思うと、空気抵抗のないトンネルや下り坂の力を借りなければならない。
コーナリング、乗り心地
足回りはかなり固く、路面のギャップを拾いまくるので、乗り心地ははっきり言って悪い。
ただそのおかげで、タイトコーナーが続く峠でも、軽やかに走り抜けることができるし、高速道路にて100キロ
で走行する際も安定していて、安心感を感じられる。
シートは体をホールドするために、大きな段差がついており、乗車姿勢が固定されるのでスポーツ走行に適しているが、多少窮屈である。
取り回し
全長は多少長いが、基本的には原付2種サイズなので、言うまでもなく取り回しやすい。
ただ足つきはあまりよくないので、注意が必要である。
燃費
燃費のことなど考えずガンガン回し、概ねリッター32キロ程度という結果だった。
250CCのVTRでも、30キロ強の燃費だったので、スクーターというハンデがあるにせよ、
もう少し頑張って欲しいところである。
メーター・スタイリング
メータはかなり気に入った部分で、特にデジタルメーターの表示部分は新しく、新型であること感じさせてくれる。
その反面スタイリングに関しては、原付2種の雰囲気が抜けておらずあまり好みでない。
どうせなら同じヤマハの上位機種である、マジェスティやT-MAXのテイストをもっと取り入れれば良いと思うのだが、
実際には下位の機種であるシグナスの影響が大きく、ライバルであるPCXの方が、新世代を感じさせる洗練されたデザインで
大きくリードしているように思える。
ただしいち早くLEDランプを採用したことについては、デザイン、安全の両面で評価できる。
収納
間口はそこそこあるが、深さが足らないため、私が使用しているフルフェイスを収納することは不可能だったが、
愛用しているリックは余裕をもって収納できたので、1泊や2泊程度のツーリングでは十分なスペースだろう。
総評
最近流行の兆しを見せている150CC~200CCのスクーターだが、まず最大のアピールポイントはその価格の安さであろう。
250CCで比較的安価なロードスポーツであるGSR250やCBR250でも、マジェスティSより10万円以上定価が高く、250CCで一番安いスクータである
フォルッアSIは20万以上上の価格帯である。
しかも250CCのロードスポーツを買って、収納をこのマジェスティS並に整備しようと思えば、更に5万円以上の出費を覚悟する必要がある。
走行性能についても、下道では峠も含めて、250CC同等に走りを楽しむことができるし、(ただし個人的には、バイクとスクータは
同じ二輪車だがその楽しみは大きく異なると思っている)高速道路でも、追い越し車線で流れをリードしようと思わなければなんの問題もなく
走行できる。(ただし片側1車線の高速道路で、飛ばしまくる車やトラックが後続についた場合は、路側帯に避難しなくてはならないが)
総合的に、このマジェスティSの長所・短所をまとめると、
長所
・安価な車両価格
・スクーターならでわの収納能力
・視認性、デザインの良いメーター
・スポーティで安定感のある足回り
短所
・衝撃をタイレクトに伝える乗り心地。
・小排気量の割に悪い燃費
・イマイチ垢抜けないスタイリング
といったところだろうか。
バイクが最大の趣味で、バイクに掛けるお金は惜しくないという人には、もっと良いバイクはいくらでもあるが、
基本的には通勤、通学に利用し、休日には近場への日帰りツーリング、連休に年2,3回ロングツーリングをするといった、
半分実用、半分趣味のような使い方をする場合においてこのマジェスティSはベストの選択ではないだろうか。