２１日にメジャー挑戦を表明した花巻東の大谷翔平を、２５日のドラフト会議で１位指名すると明らかにした日本ハムのことだ。北海道日本ハムファイターズは去年、巨人を“逆指名”した菅野をドラフトで指名。獲得はならなかったものの、ドラフトを形骸化しかねない菅野サイドの傲慢で横暴な手法に刃（やいば）を向けた姿勢は、野球ファンや世間の共感を呼んだ。しかし、今回の「大谷指名」は菅野のケースとは百八十度、中身が違う。大谷は将来が約束された日本球界でなく、「厳しい中で自分を磨きたい」と、あえて過酷なマイナー暮らしを選んだ。海を渡る覚悟を決めた１８歳の心意気に、冷水をぶっかける行為にも映る。フィターズはそこまでして大谷をドラフトで指名するのはなぜか。山田ＧＭは今年、菅野の指名を回避する理由に関して、「去年は一番いい選手だったけど、今年は一番じゃない」と言った。ポジションにかかわらず、その年、最も優れた選手を１位指名するのがファイターズのスタンスは明確だ。
米アップルはイベントを開き、同社のiPadより小型の新型タブレット端末を発表した。「これは単にiPadを小さくしたものではない。全く新しく設計されたものだ」そうだ。ディスプレーのサイズは従来のiPadが約25センチだったのに対し、iPad miniは約20センチ。重さは約308グラムと従来のiPadの半分未満で、厚さは7.2ミリとなっている。
価格は記憶容量が16GBでWi-Fi接続のみのモデルが約2万6000円、同じ記憶容量でWi-Fiと携帯電話回線にも接続できるモデルは約3万7000円。記憶容量が64GBでWi-Fiと携帯電話回線にも接続できる最上位モデルは約5万3000円。26日から予約を受け付け、11月2日にWi-Fi接続のみのモデルを米国およびアジアと欧州の30か国以上で発売する。