北の国の人生ノート

これからの人生を有意義に生きていくための道程。自分で自分のために書く日記です

札幌は、新雪が朝日に輝く朝。新時代の夢

2008-01-02 | 札幌の自然
新雪が朝日にキラキラと輝く穏やかで朝だ。
 ひそかに江戸湾を抜け出す軍艦があった。幕府の軍艦だった開陽丸。
大政奉還で、江戸城は既に明治政府に引き渡されていた。
船は北に向かう。行き先は函館)だ。新政府に反対する
榎本武揚が乗っている。蝦夷を得ようとしていた。
榎本は五稜郭に入り、箱館を占領する。
国際法に通じた榎本は、自分たちを新政府と並ぶ
「事実上の政権」と英仏関係者に認めさせた。
選挙で総裁にもなる。いわゆる「蝦夷共和国」だ。
今年が没後百年の榎本は、豊富な資源や農漁業の可能性を
北の大地にみたのだ。またひとり要約すると
「わたしが北海道に渡ろうとしたころから、
新しい国を開くことは一生の思いです。一人でもやります」。
坂本龍馬は、この前年に暗殺されている。
死の少し前、自ら率いる貿易商社・海援隊が船を入手した。
北海道をひらく龍馬の夢を実現するためのものだ。
喜びをつづった手紙が残っているのだ。公共投資が削られ
不況に苦しむ北海道にとって新しい時代を迎える
豊かな自然、豊穣な大地等々宝は手の中にあるのだ。