サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

デレク&ザ・ドミノス インサイド・ストーリー―名盤の裏側

2011年04月20日 12時11分39秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
ここのところすっかりドミノスにはまってしまって、そういえばこんな本出ていたなと思って買って読みました。


デレク&ザ・ドミノス インサイド・ストーリー―名盤の裏側

ジャン・レイド (著)
前 むつみ (翻訳)

2007年に発売された本です。

あっという間に読めます。

曲うんぬんというより人間関係に焦点をあてています。クラプトンの本はたくさん出ているのでその辺のことは結構知っていますが、この本ではボビー・ウイットロックにインタビューをしていて、ボビーの先祖の話から現在までの破天荒な話や、オールマン兄弟の生い立ちも書いてあります。オールマンズは好きですが、意外にも生い立ちは知らなかったので新鮮でした。

そしてドミノス崩壊後のメンバーのそれぞれ。
カール・レイドルの死とジム・ゴードンのその後。

他にもレイラのジャケットにまつわる話や「レイラ」というタイトルについての話など。

「レイラ」というのは、ペルシャに古くから伝わる「The Story Of Layla And Majnun」という話からとったらしく、私ははじめてこの本で知りました。

内容は軽いといえば軽いですが、さくっと面白く読めるので興味ある方は是非。



↓AMAZONの説明文転載

昨年のエリック・クラプトン来日ツアーでも、久しぶりに収録曲が多数披露され話題になった1970年発表のアルバム『いとしのレイラ』。
このロック・シーンに燦然と輝く名盤の背景を徹底的に解明すべく書き下ろされたのが本書である。タイトル曲の由来でもある故ジョージ・ハリスンの妻だったパティ・ボイドとクラプトンの有名な不倫劇から、アルバム制作時のレコーディングの模様、そして故デュアン・オールマンなどアルバムで重要な役割を果たした参加メンバーの逸話など、関係者へのインタヴューなども含む綿密な取材な末に書き下ろされたストーリーは、名盤が持つ魅力にさらなる深みを与える。

CONTENTS
・序章 ◆伝説とラヴ・ソング
・第1章 ◆ブルースマン
・第2章 ◆スーパースター
・第3章 ◆移動祝日
・第4章 ◆スモーキング
・第5章 ◆クロスロード
・第6章 ◆オール・シングス・マスト・パス
・第7章 ◆リハーサル
・第8章 ◆マイアミ
・第9章 ◆城下の春
・第10章◆犠牲者と生存者
・謝辞
・参考資料
・監修者&訳者あとがき