サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

『内田裕也/俺はロッキン・ローラー』を読む

2009年01月07日 22時35分51秒 | 邦楽
2008年12月に廣済堂より文庫本化されたこの内田裕也の書籍、
「俺はロッキン・ローラー」。
(元は1976年に講談社から発売されたもの)

これすっごく面白いです。

今でもニュー・イヤー・ロック・フェスや色々な話題で、
度々マスコミに登場し話題をさらっていますが、
本著は、あの「ロケンロー」な調子でとんとん拍子で進んでいく、
そのリズム感がなにより読んでいて楽しい。

そしてやはり裕也氏の「ロックとは何か?」という根源的なところの熱いスピリットと
いかに日本にロックを根付かせるか?というところの熱い気持ちが伝わってくる素晴らしい本。

ワールド・ロック・フェスの裏側も垣間見れて日本のロック・ファンは何はなくとも必読。

また巻頭に載っている写真が格好いいこと!
ウルフヘアーに、タレサングラス、ロール・アップのジーンズに、
ロンドン・ブーツ、そして革ジャン!
これがロックでなくてなにをロックというのだろうか!

巻末には2008年のこの文庫化に際して新たな「あとがき」も付け加えられており、
76年のを持っているかたも買いなおし必至かと。

2008年の大きな話題といえば、フラワー・トラベリン・バンドの再結成
&NEWアルバム・リリースでしたが、それに伴うLIVE、あのジョニー・ルイス&チャーを
前座に迎えての日比谷野音でのLIVE。そのFTBが出る前のバンド紹介をユーヤさんが
やったのはあの場にいた誰もが嬉しかったのではないでしょうか?

私もその姿を拝見出来て凄く嬉しかったです。生ユーヤ。格好良い!

↓その時の写真。遠いし、携帯だしで、全く見れたものではないですが、
 なんとなく私が嬉しがっているのが分かって頂けるかと(笑)