サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

クリーム再結成!

2005年05月08日 23時53分21秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
サービス業をしている今の身では、
ゴールデンウィークでもなんでもない日々を過ごしていますが、
海外では正しくゴールデン!と言いたくなるような、
歴史的な再結成ライブが、イギリスはロイヤルアルバートホールで行われました。

そう、ジャック・ブルース(B)、エリック・クラプトン(G)、
ジンジャー・ベイカー(Dr)の三人からなるロック界最強のトリオ、
「CREAM」の再結成ライブです!!

以下曲目です!

I'm So Glad
Spoonful
Outside Woman Blues
Pressed Rat and Warthog
Sleepy Time Time
Deserted Cities of the Heart
Born Under a Bad Sign
Badge
NSU
Stormy Monday
Rollin' and Tumblin' (Jack on harmonica only, no bass, Eric on guitar, Ginger on drums)
Politician
Sweet Wine
We're Going Wrong
Crossroads (fast version!)
Sitting On Top Of The Wolrd
White Room (Eric did some of the "high" parts that Andy and Nathan have been doing in his solo tours)
Toad (an amazing 5-10 minute Ginger drum solo)

encore: Sunshine of Your Love

アンコールを含め全19曲!
上の写真も見てください!
のけぞっちゃったりして、なんだか凄そうじゃないですか?
しかも良くみると、ジャック・ブルースは最近のフレットレスベースではなく、
往年のギブソンのEB-3じゃないですか?!
流石にクラプトンはギブソンじゃないですが・・・(それでも最近の
派手なレインボーカラーのではなくブラックですね。)
これだけでいつになく気合が入っていることが分かるというもの。

彼らは1993年「ロックの殿堂」に入った時に一度三人でパフォーマンスを
行っていますが、その時は、

Sunshine Of Your Love
Born Under A Bad Sign
Crossroads

の三曲だけ、しかもクロスロードは遅いバージョンだったので
(この時はこの時で素晴らしいプレイを聞くことが出来ますが)、
今回は正しく再結成と呼ぶのに相応しいフルライブが36年ぶりに
行われたことになります。

当時でもあまりライブでやらなかった曲をやっていたり(ブルースの有名曲:
ストーミーマンデイは当時この三人ではプレイされていないので気になります!)、あの三人のバトルは36年後でも聞くことは出来るのか(特に長尺のスプーンフルやNSU)、クロスロードは早いのか(早いということですがどうなんでしょうか)、などなど気になる点はいっぱいあります。

そんな気になるライブも早くもブートレグで店頭に並びそうです!
一刻も早く聞いてみたいので、買っちゃいそうです・・・
でもCD-Rはいやだなぁ。

そうそうクリーム、クリームと騒がれていますが、
まだ聞いたことがない人は取り合えずオリジナルを聞いてみてください。
なぜ彼らが36年後にこれだけ注目されるのかが自ずと分かる筈!


クレイジーミッドナイト69

2005年05月07日 01時26分18秒 | ライブ
行って来ました。
真夜中の新宿、24時。

<クレイジーミッドナイト69>
時は、5月4日(祭)24:00から朝は結局6時まで!
場所は、新宿歌舞伎町ロフトプラスワン
ライブは、ザ・サイクロンズ、six、ト-キョ-キラー
クレイジーミッドナイツ(マモル&サイクロンズ他のセッション)
DJ:ワタナベマモル、キングジョ-、サミ-前田

久しぶりにオールナイトのイベント行ってきましたが、これまた久しぶりに楽しみました。
ガールズベンチャーズなトーキョーキラー、ルックス最高なSIXが会場を盛り上げつつ、この日はサイクロンズが全て!といっても過言ではないような素晴らしいライブを見せてくれました。何と言っても客席とステージ(無いようなもんでしたが)が近い近い!それでおそらくお客さんもサイクロンズ自身もテンション上がりまくりだったんじゃないでしょうか?ここ最近で一番でしたね。ザ・ヤングといい、見る度に良くなっていくバンドってすごいなぁ。セカンドアルバムが秋に発売(祝!)ということで今から楽しみ!その他にもこの夜だけのスペシャルユニット、クレージーミッドナイツ(ワタナベマモルさんがドラムでサイクロンズが弦楽器隊(アンボイもギター弾けるのね)で更にボーカルがSIXとトーキョーキラーのかわゆい女性ボーカル、そんでもって最後はお客さんもマイクを持って歌ったりとすごいカオスで終了・笑、ストーンズは永遠なり!)も見る事が出来、大満足。

更には先着入場の方にスペシャルCD-RプレゼントということでもらったCD-Rがこれがすごい濃い内容で(笑)レアで和モノでグルーヴィーな曲をコンパイルした全18曲!行って楽しんで、帰ってからも楽しめる。なんてお得なんだろう。

最後に、サミー前田氏のDJとキングジョー氏のDJの素晴らしさについて語っておこう。二人の組み合わせが本当に最高で心底DJというよりは音楽を楽しんでいるように思える。だからあんなにノリノリになれるんだろうし、聞いてるこっちも楽しめるんだと思う。あの楽しさは一度体験した方が良い。和モノって何?な人でも思わず踊っちゃいますから!最後フロアが5人になるまで回し続ける!というDJ魂も素晴らしくないですか?

エース7~七人の侍ジャズメン

2005年05月04日 02時29分24秒 | 邦楽
「エース」という言葉は今の時代となってはなかなか使われない言葉である。
せいぜいバレーボールなどの競技で使われるくらいか。
しかしいつかの時代にとっては「エース」という言葉は重みを持って
使われていたのではないかと思う。
(余談ですが、The Whoの四重人格を元にした映画「さらば青春の光」で、
 あのスティングの役名は「エース」でした。言葉通りモッズの花形。
 更に余談ですが、この映画は私の生き方を決定したといっても良い位、
 影響を受けた映画です。何百回と観ました)

そこでこの「エース7」である。面子は、
・石川晶(ドラム)
・中村八大(ピアノ)
・沢田駿後(ギター)
・鈴木勲(ベース)
・松本英彦(テナー・フルート)
・平岡精二(ヴァイブ)
・仲野彰(トランペット)
と一人でも立派にソロをはれる当時のジャズのスタープレーヤー達である。
彼らは1968年に一枚目のLPをRCAから発表。以後1971年までで11枚のLPを発表している。いずれもRCA。そう彼らはRCA専属で、この同じ顔ぶれでは他社では吹き込まないという制約のもと活動していたという。

今は編集盤やオムニバスでちょこちょこと聞ける程度なのが非常に残念。
(昨年発売されたラブ・サウンズ・スタイルに収録されており、
 同時発売の本にも紹介されています)
一番まとまった形で聞けるのは、99年にBMGから発売された、
『中村八大◆エース7マストコレクション』(BVCK38038・写真)である。
おそらく中村八大の名前が冠してあるのは、今となっては中村氏が抜きん出て
知名度が飛び出ていることに起因していると思われるが内容は「エース7」という
名前に恥じないような素晴らしいプレーを各人とも聞かせてくれる。
彼らの発表した11枚のオリジナルLPはラテンだとか映画音楽などテーマごとに分かれているのだが、このCDでは『死刑台のエレベーター』と『モダン・ジャズ・ベスト12』の二枚のアルバムからの選曲と他のアルバムからピックアップして編まれた編集盤である。

その名の通りシネマジャズやジャズのスタンダードのカヴァーを演奏している
のだが、これがやはり一筋縄ではいかず、とてもグルーヴィーでイカしてる。
今のクラブで回してもなんら遜色ない出来のアルバムなのだがその中でもやはり中村八大によるオリジナルの曲が異彩を放っており素晴らしい。
今はやりのジャズメンなんかは足元にも及ばない程である。
現在の若者でジャズを嗜好している人やクラブジャズが好きな人にこそ、
聞いて欲しい、そんな一枚である。


ある青春の思い出~OMOIDE IN MY HEAD

2005年05月03日 01時44分21秒 | 邦楽
何年だか前のゴールデンウィーク。
まだ私が大学生だった頃。
大学生にゴールデンウィークなんてあってないようなものだったけど、
確かに私たちの気分は高まっていた。

男友達四人でなんのあてもなく秩父へ向かったあの日。
秩父駅で降りて本当に適当に道を歩き、そして川でビールを一杯。
途中車に轢かれそうになったり、嫌いな奴の悪口を言ったり、
音楽談義に花を咲かしたり。何気ない一日だったけど、
GWにどこかへ出かけるということを無邪気に楽しんでいたあの日。
私はその時はまだナンバーガールを知らなかったのだけど、
友達が長い帰り道の電車の中で一生懸命勧めてくれてCDを聞いた。
確かそれは『シブヤROCK TRANSFORMED状態』だったかな。
その時はあまり良くは感じなかったっけ。

でもその日大学のある街でそのまま四人で楽しく呑んで
結局帰れなくなってしまい(帰りたくなかったな、楽しかったし)、
夜中こっそり大学の構内にあるスタジオと兼ねてある部室へ行くことに。
そこでまた酒をあおりくだらない話で盛り上がっていたのだけど、
そのうちうちら四人は陽気にセッションを始めた。
その曲がナンバーガールの「EIGHT BEATER」だった。
ちょうど四人はうまいことパートが分かれていた。
向井役が居て、ひさ子ちゃん役が居て(男だけど)、アヒトイナザワ役が居て。
私はあまり知らない曲だったからベースを弾いた。
中尾憲太郎だと教えてくれた。

曲はすごい簡単ですぐ覚えることが出来た。
展開もあまりないけど、演奏してみると凄くロックな曲だった。
四人はすごく楽しく演奏してた。同じ曲をずっと、ずっと、繰り返し。
自然にみんな気持ち良くなってきて、
これぞ「エコダROCK TRANSFORMED状態」と言ったか言わずか。
でもみんな本当に子供みたいに楽しくしてたっけ。

今は各々それぞれの道を進んでいる。みんなは元気でやっているかな。
NUMBER GIRLのベスト盤(写真)が発売されてふと思い出したよ。

ある青春の思い出~OMOIDE IN MY HEAD