サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ミュージック・ライフ 1969年2月号

2009年09月16日 15時39分38秒 | 洋楽
博多のボーダーラインで購入した雑誌。

神保町などの音楽専門の古書店だと異常な高値で取引されていて、
いつか欲しいなぁと思っていたのが、この「ミュージック・ライフ」。

この本は以前の所有者がパウチ加工を施したもので購入価格も安かったです。

決め手はなんと言ってもこの表紙!

なんとあの「ロックン・ロール・サーカス」のオフショット!
「ロックン・ロール・サーカス」は写真集まで発売されてますが、
そこには載っていなかった(と思います・・・)カット。

手前からクラプトン、ジョン・レノン、前妻との間のジュリアン・レノン、小野洋子。
後列は、ブライアン・ジョーンズ、キース・ムーン、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、ジョン・エントウィッスル。
みんな素晴らしく格好良い!

表紙に対して「ロックン・ロール・サーカス」の記事は小さく欄外的なとこで
「TV番組で○○」的な感じで扱われているのみで、ちょっとがっかり。

他の決め手といえば「ニュー・ロックのジャズ的展開」という表紙の見出し!
こういうのを見ると俄然当時の熱い波を感じずにはいられずワクワクしてしまいます!

まぁこの特集はニュー・ロックがジャズから受けた影響と、逆にジャズがニュー・ロックから受けた影響を、それぞれクリームやエレキ化したマイルスを持ち出して記事にしたようなもので、今から読むとちょっともの足りない気もしましたが、やはりトレンドだったのでしょう、熱意は伝わってきます。

それにしてもこの「ミュージック・ライフ」。初めて手にしましたが、本当アイドル雑誌ですね~。あんまり音楽的視点というよりも、今でいうイケメンをフィーチャーしたゴシップ雑誌みたいな様相を呈してます。もし当時生きていたら買わないだろうなー。男性で買っていた人はいたんでしょうが、あまり表立っては買えなそうな雰囲気です。当時だったら私は創刊されたばかりの「ニュー・ミュージック・マガジン」でも買うかな(ん、創刊されるか、されないかの微妙な時期か)。

でもそんなこと言いつつ、今とは情報の速度が全く違った当時だから、きっと非常に貴重な情報源だったろうことには間違いなさそう。

もうちょっと安かったら色々と買い揃えたいところですが、如何せん値が張るのが痛い。
きっとカラーの貴重な写真がいっぱい載っているからでしょうか?
「ニュー・ミュージック・マガジン」は、それに比べたらまだ比較的安価で売ってるために結構当時のもの揃ってるんですが・・・

デイヴ・ディー・グルーブ、スコット・ウォーカーの如何にもアイドルな扱い方は日本だけ?他にもクラプトンのパートナーとしての方が今や有名なアンディ・フェアウェザーロウのアイドル然とした写真や、トッド・ラングレンのいたTHE NAZZが冒頭のカラー・ページで取り上げられてます。他にも貴重な写真やちょっとしたゴシップが満載です。

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2 コメント

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スゴイ~~~ (ニュー子)
2009-09-17 18:50:07
ゲットおめでとうございます!!
この表紙を買ったと言っても良いでしょう!!
スゴいワー!
持つべき人がゲットできたのもスゴいワー!
「○○出ないかもしれない音頭」もスゴいワー!!
スモールライト出版のマークもスゴいワー!!!
Unknown (Matsuoka)
2009-09-18 00:05:11
ワー!ニュー子さんありがとうございます!

見つけちゃいましたよー。
ミュージック・ライフもスモールライト出版も!

しかし「○○出ないかもしれない音頭」を目ざとく見つけるニュー子さんさすがです(笑)この大百科では「ウラBEST」の評価を得てましたよ。

あのマークも出版社名と全く関係なく謎ですね・・・(笑)

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