サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Pink Floyd 1972 BRUSSELS

2011年05月15日 15時18分20秒 | 洋楽
ロジャー・ウォーターズのツアーにギルモア参加や、2011年9月からオフィシャルで最新リマスタリングシリーズ発売とピンクフロイドが非常に盛り上がっておりますが、アンダーグランドでも実は盛り上がってます。

Led Zeppelinの音源はもう頭打ち状態で、既発音源のアップグレード版がほとんどですが、ピンクフロイドは1970年11月のモントルーでのライブが驚異的な音源で発掘されてファンの度肝を抜きましたが、今回紹介するものもその一つ。

1972年12月のブリュッセルでのライブ。

オーディエンスですが、70年のモントルー同様もの凄い高音質で録音されており、ちょっと前ならサウンドボードと間違われてもおかしくないほどのもの。

メーカーのインフォでも指摘されていますが、「Breathe」のはじめに強烈なノイズがはいりますが、トータルで見れば些細なことに思われます。あと多少入力過多な部分もあります。が、このノイズはなんでしょうかね?歌の歌い始め自体が遅くなっているので、やはり本当に当時ステージ上で発生してしまったトラブルだと思われますが、他のバンドの音源でもなかなかこんな感じのトラブルを収録しているものはないので、ある意味レアですね。

それにしてもこのライブは音がいいだけでなく、熱がこもっている!

今年はまだまだピンクフロイドが盛り上がりそうですね!


Live at Forest National, Brussels, Belgium 5th December 1972

Disc 1
Dark Side Of The Moon
01. Speak To Me
02. Breathe
03. On The Run
04. Time
05. Breathe(Reprise)
06. The Great Gig In The Sky
07. Money
08. Us And Them
09. Any Colour You Like
10. Brain Damage
11. Eclipse

Disc 2
01. One Of These Days
02. Careful With That Axe, Eugene
03. Echoes
04. Childhood's End

-メーカーインフォ-
2011年最強のフロイド音源が登場!!!
既にコレクター界で話題騒然の完全初登場・超高音質音源です。

「Dark Side Of The Moon」の演奏に関しては、その前もその後も、この時期のテイクを超えるものはないと断言されている1972年後半のヨーロッパ・ツアーより、5公演残した時期のまさにツアー末期、ベルギーはブリュッセル公演2日目の12月5日のライブを、サウンドボード録音と比べても遜色ない程の驚愕の超高音質で、1時間38分に渡って完全収録しています。

明らかに音楽の神が憑依しているとしか思えない、ロック史上における奇跡とも形容できる、まさに問答無用、信じ難いレベルのスーパー・パフォーマンスを、1972年のオーディエンス録音としては屈指の最高クオリティで堪能することができます。

曲間では歓声や手拍子が聞こえますが、曲中では殆ど聴こえない、実に見事な録音であり、録音者の存在を感じさせない異様なほどの安定感、クリアーな音像は聴き手を未体験のゾーンに誘います。

4人の出音が全てが無駄なく有機的に結合しており、演奏のダイナミズム、切れの良さ、そして高いオリジナリティと、トータルな意味で全てが究極と確信させられる、ピンクフロイド史上屈指の演奏を、これ程のサウンドで堪能できる幸せは何物にも代えがたいと言っても過言ではないでしょう。

おそらくリールテープで録音されたようで何と曲中のカット無し。欲を言えば、ご丁寧にも、ディスク2の後半4曲の曲間をオフィシャルライブ盤のようにカットフェイドせずに収録して欲しかったと思いますが、そこに不満を表すのは贅沢というものでしょう。

唯一、この日の問題として、キーボード関連の電子系統に問題が発生、Breatheの1分目から14秒間、強烈なシーケンサー系統のトラブルと思われるシンセ・サウンドが、かなり大きな音で出力されてしまっている点です。なまじ録音が良いだけに、その部分のトラブルも強烈な音で収録されてしまっており、収まったかなと思っても1:25で微細に繰り返し、その後も1:46、1:51、2:00、3:46と、まるで地震の余震のように瞬間的にリピートし、その都度、聴き手をギョッとさせます。しかしながら、これもまたひとつのドキュメントしてして貴重、と言えるのではないでしょうか。

前半の「狂気」は勿論のこと、後半のOne Of These Days、Careful With That Axe, Eugene、Echoes、Childhood's End の充実の演奏とサウンドは圧巻です。これ程の音のパンチを感じさせるOne Of These Daysのテイクがかつて存在したでしょうか?幽玄のムードが高まるCareful With That Axe, Eugeneは5分台に、この時期お馴染みの、ロジャーの詩の朗読のようなパートが展開されます。凄いのはEchoesでボーカルパートの音のクリアさは異常であり、聴いた誰しもが唖然とする一曲です。「狂気」も素晴らしいですが、円熟の境地を感じさせる、このディスク2の3曲はまさに圧巻です。アンコールのChildhood's Endは12月1日のフランス公演で初演されたレア曲で、演奏回数、そして残された音源の少なさからフロイド・マニアにとっては非常に重要な一曲です。12月9日のチューリッヒ公演テイクが有名ですが、幸運にもこの録音にもこの貴重なChildhood's Endが、これまた驚愕の最高音質で収録されており、マニアは感動の思いで聴き入ってしまうことでしょう!

正直、フロイドの70年代オーディエンス録音に関して、今後、これ以上のものは出現しないのではないかと思わせる、全てが究極の1枚です。発表された段階では、後半を中心に半音近く低かったピッチも全て正確に補正。何か所かで確認されたノイズも丁寧に除去した話題の1972年ブリュッセル公演音源のベスト・ヴァージョン。先日リリースされた「Too Late For Mind Expanding」同様に、フロイド・ファンは勿論、全てのロック・ファンに聴いて頂きたい1970年代ロック音源最良の1枚がSigmaレーベルより限定プレスCDで登場です。

Pink Floyd 2011月9月最新リマスタリングシリーズ発売!

2011年05月15日 14時50分01秒 | 洋楽
すごいニュースが入ってきました!

2011年9月28日から世界同時発売でピンクフロイドの最新りマスタリングシリーズが展開されるというもの!

アナウンスされているものの中ではオリジナルの14タイトルのリマスタリングというのも気になるところですが、マニアにはコレクターズ・エディションBOXというのがどういう仕上がりになるのかが気になるところです。

コレクターズBOXは「狂気」「炎」「ザ・ウォール」の三つで、9月の「狂気」は6枚組み!11月上旬の「炎」は5枚組み、年明けて発売予定の「ザ・ウォール」はなんと7枚組みと考えただけでクラクラしそうな枚数!

今後徐々に詳細が明らかになると思われるので目が離せませんね。

先日の再結成?も話題作り?と疑ってしまいそうですが、いずれにせよ好きなバンドが盛り上がるのは大歓迎!

今からお財布の用意をしておかないと!(笑)

EMIのピンク・フロイド特設ページはコチラ!


■第1弾リリース(2011年9月発売)
最新リマスターが施された下記全オリジナル・アルバム14作品

1. 夜明けの口笛吹き (1967)
2. 神秘 (1968) 
3. モア (1969)  
4. ウマグマ (1969) (2CD)
5. 原子心母 (1970) 
6. おせっかい (1971) 
7. 雲の影 (1972) 
8. 狂気 (1973) 
9. 炎~あなたがここにいてほしい (1975) 
10. アニマルズ (1977)
11. ザ・ウォール (1979) (2CD)
12. ファイナル・カット (1983)
13. モメンタリー・ラプス・オブ・リーズン (1987)
14. 対 (1994)

■第2弾リリース(2011年11月上旬予定)
*新編成のベストアルバム『A Foot In The Door - The Best Of Pink Floyd』
*『炎~あなたがここにいてほしい』の5枚組コレクターズ・ボックスと2枚組デラックス・エディション、アナログLP、デジタル・リリース

■第3弾リリース(2012年2月下旬予定)
*『ザ・ウォール』の7枚組コレクターズ・ボックスと3枚組デラックス・ディション、アナログLP、デジタル・リリース

ピンク・フロイド再結成!?

2011年05月15日 14時19分53秒 | 洋楽



ツイッターやフェイス・ブックで世界中で話題になってますね!

Roger Watersが現在行なっている「The Wall Tour」の2011年5月12日ロンドンはO2ARENAのライブにDavid Gilmourが参加!!Nick Masonも揃ったということで大きな話題になってます。

Youtubeでチェックしていただければ、オーディエンスショットのその数にいかに反響が大きいかが分かるというものですが、Roger WatersがFacebookで公式にアップした映像が当たり前ですが一番見応えがあります!

やはりギルモアがいてこそのフロイド!と思う人は多いのではないでしょうか。ここでもギルモア節全開の素晴らしいソロを聞くことが出来ます!

それにしてもラストのウォーターズが壁を壊す場面は圧巻ですね!

でもウォーターズは今回のギルモア参加はこの日だけと明言しているようでなんとも残念です。今後の動向が気になりますね。

是非日本に来て欲しい!願わくばフロイド再結成して欲しい!