サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

クラプトン来日特集号2

2009年02月13日 21時16分58秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
続いては「beatleg Vol.77」。2006年12月発売号。
記憶に新しい前回の来日時の特集ですね。

その前は2003年でした。

今回も冒頭16ページに渡り、クラプトンのカラー写真と各国のレア盤が掲載されており、見応え抜群。

続いて本文には「インタビュー」「ルックスとギターの変遷」「2006ジャパン・ツアー来日バンドメンバー紹介」「First Solo Album『Eric Clapton』ミックスの謎検証」「ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトン共演の歴史」「エリック・クラプトン・トリビア100」「ロイヤル・アルバート・ホール2006」として全70ページに渡り特集されています。

最近大手の雑誌ではここまでの特集はされないので、さすがbeatlegというべきでしょうか。(今回のプ○イヤー誌の特集にはちょっとがっかり・・・)

まず嬉しい特集は「ルックスとギターの変遷」。
クラプトンといえば男前。クラプトンのファンの多くも男前ぶりに惚れている方も多いのでは?私が個人的に好きなのは1968年のクリーム時代のもの。アフロから伸びたパーマのロング・ヘアーに髭をたくわえてまるで何かを達観したような姿は孤高のギターヒーローとして君臨しているよう。この頃の姿をにわかファンが見てもクラプトンと気付かないんじゃなかしら。その後の髭を剃った若々しい姿も随分とギャップがあります。同時代のアーティストと比べてもここまでルックスがころころ変わるのも珍しい。きっと生まれつきの洒落ものなんだろう。ジェフ・ベックやニール・ヤングなんてずっと同じイメージだし(笑)

そして興味深いのは「First Solo Album『Eric Clapton』ミックスの謎検証」。
「Eric Clapton」のデラックス・エディションで日の目をみた「デラニー・ブラムレット・ミックス」が、実は「クラプトン・ミックス」ではないかという検証。元々知られているの(発売されているの)は「トム・ダウド」ミックスで、このアルバムには他に「デラニー・ミックス」と「クラプトン・ミックス」があるのは知られた話。で、この検証はそのオフィシャルを覆す説を打ち出した興味深いもの。このアルバムがどうでもいいアルバムならいざ知らず、やはり「名盤」だからこそ色んな話が出てくるというのは非常に面白いですね。

で、今回もbeatlegの最新号はクラプトン特集号かな?と期待しましたが、今回はもう一方の雄ジェフ・ベック来日特集でした。こちらも今までの来日の足跡を音源で振り返るもので資料的にも重要かと。というわけで来月はクラプトン特集号かな?と期待してます。