かつて私は、改造人間だった。
ボウリングのピン男、ボウリングマンだった。
改造人間だった頃は荒れていた。
ボウリング大会前にビールを浴びるほど飲んでプレッシャーをまぎらわしたり、クスリに頼って「面白くなれる」と思ったり、葵では「うるさいのでもう少し静かにしてください」と注意されたり、場末の酒場で肩が触れたの触れないだので言い争いになったり・・・
ボ「痛ぇな!!どこ見て歩いてんだよ!!」
男A「なんだとこの野郎!!ボウリングのピンのくせに」
男B「やっちまいましょうぜ!!」
バキ、ドカ、ゴロゴロゴロ、カコーーーン!! ドサッ
男A「へへっどうだこの野郎!!」
男B「兄貴、ナイスストライク!!」
男A「ピンはピンらしく、ぶつかったら道の端っこにでもはけるんだな!!」
ボ「うう・・・。すみません・・・。ホンマすみません・・・。堪忍してください・・・。堪忍やで・・・。」
男B「へっ!!これからは気をつけるんだな!!」
いろんな交差点に行っては悪魔からクスリを買いあさっていた。それがラムネだったとも知らずに・・・。
改造人間として戦い、敗れ、そして目を覚ました時には僕の体からピンは離れていた。僕は普通の人間に戻ったが、僕の体から離れたピンは行方不明だとも風の便りに聞いた。
普通の体に戻ることはできたが、その反動でメタボな体になってしまった。そしてボウリングが下手になってしまった。
昨日は東法連の5ブロックのボウリング大会だった。
散々な成績に、「次回は会費だけ払ってね」とやんわりと戦力外通告を受けた。
かつてボウリングマンだった男・岡本恒明
づらづらと書いてきたのは昨日の言い訳でである。
2ne
個人成績 1G-103 2G-114 合計217 41人中32位
団体成績 756 江戸北成績上位3名の合計ピン数 11単位会中7位(だったような?)