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つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

今年も宮島に

2010-10-08 19:57:51 | 能・狂言

今年も友枝さんの「観月能」を拝見しに、宮島に来ることができました。

友人2人は初めての「観月能」、もちろん広島も初めての土地。

過去4年間、広島市内を観光したことがなかったのですが、
友人たちの希望で宮島に入る前に「原爆ドーム」に行ってきました。

開演に間に合うかな?
時間が気になり、とうとう広島から宮島までタクシーを
使うことになりました・・・。

しかし何が幸いするかわかりません。おかげで宮島に到着した時、
大鳥居に夕日が差し込んでいて、友人のセミプロカメラマンは
こんなチャンス、めったに無いからと撮るべしと皆で写真撮影。


開演前、ここでもみんなで撮影!
友人たちのワクワク感、伝わってきました。
お誘いして大正解!


原爆ドームの建物、やはり近くでみると大迫力。
てっぺんに鷺がとまっていました。


翌日は紅葉谷まで歩き、ロープーウェイに乗り、
獅子岩の展望台に。
鹿ちゃん、こっち見てとみんなで撮影。


宮島は海も雲も特別に美しい。


5年目で初めて、町家通りを散策しました。
この角度から五重塔を見るのも初めて。

いろんな方と一緒に旅行すると、また新しい発見もあるものですね。
良かった、良かった^^

友人たちはお能も旅館の食事も最高だったと
大いに喜んでくれました。

帰りは広電に乗り、のんびりと1時間以上かけて広島市内へ。
電車内から観光できました。
原爆ドームには、また昨日の鷺がてっぺんにとまっていて驚きました!

実に楽しい旅行でした。
能「八島」のことはいずれ・・・。

どうぞ来年もまた来れますように・・・・。




納涼能へ

2010-07-20 18:12:02 | 能・狂言


たまにはお能のことでも・・・。

先週、第33回「納涼能」を観能。宝生能楽堂にて。

この日の夜「横浜バロック室内楽」のクラシックコンサートもあって、
お能のあと、横浜みなとみらい小ホールにも行ってきました。

「はしご」です。お酒とは違う酔い方ですけどね(^^;)
今後このようなバッティング、気をつけなくては!(汗)

納涼能は各流派がそれぞれ出演。
能楽協会主催なので、とてもお手頃価格で拝見できました。
一緒に行った友人からは来年も行きたいから誘ってねと、お願いされました。
こう言っていただけると、誘ったかいがあるもんです。

まず、
ミニ講座 山井綱雄

お能「井筒」(金春流)金春安明師病気のため代演となり
シテは本田光洋。ご宗家大丈夫かしら・・・?
能楽界も訃報が続いていますからね・・・。
すみません^^;縁起でもないですね!

金春の「井筒」は初めて拝見。
在原業平を偲ぶ姿は、実にねっとりと表現していたなぁ。。
流派の違いあります。

狂言「六地蔵」(大蔵流)シテ大蔵彌太郎。
見所中が大笑の渦。いやぁ~、大うけしてました。
これって、大蔵家の十八番なのかな・・・・。

お仕舞
「経正」(喜多流)友枝昭世

「鐘之段」(観世流)観世銕之丞
私以前、品川の成城石井で私服姿の鉄之丞さん
お見かけしたことがあります。
風格ありましたねぇ~。
パンフレットになくなった関根祥人師のお名前が・・・。

「船弁慶」キリ(金剛流)金剛永謹


お能「枕童子」(宝生流)シテ宝生和英
今回一番拝見したかったお能でした。若ご宗家なんですよね。
初めて拝見いたしました。

後場前にシテが後見の方によると、
後見の武田孝史師がシテの手をギュッと握りしめ、
その後、装束のお直しをされていた。
頑張れ!って気を送ったのかな。
ぐっと来たシーンでした。

能楽界の重鎮のあとのお能、
実に立派にやり遂げたと思いました。
充分に宝生家を継いで行ける力量を持ち備えた方ですね。
もっともっと良くなる。宝生家の未来は明するいぞ!

若ご宗家のお能は、機会があれば今後も拝見したいと
思っています。

で、翌日はセルリアン能、
友枝昭世さんの「忠度」を拝見いたしました。
これはまたいずれ・・・。











塩津哲生の會 能「白髭」

2010-03-24 19:14:24 | 能・狂言

久しぶりの能楽鑑賞、やはりお能はリフレシュできます。

3月22日 喜多能楽堂。
能「白髭」は、2時間30分近く上演。
そんなに時間がかかったとは思えないほど、面白かったです。

簡単なあらすじ
「近江の国・琵琶湖の春。白髭明神へ参詣した勅使に
当社の由緒を語る釣り人は、社殿の中に姿を消す。
やがて老体の神が出現し、荘厳な舞楽を奏でる。
霊灯を捧げる天女と龍神も威厳を示すうち、
夜はほのぼのと明けていく」


まず最初に講演。
―「白髭」の時空― 馬場あき子さん
この方のお話、いつ聞いても歯切れの良さを感じる。
評論家より歌人による能の話のほうが、私は好き!

仕舞 友枝昭世「西行桜」 
    香川靖嗣「弱法師」

能「白髭」シテ  塩津哲生(魚翁・白髭明神)
     ワキ  宝生欣哉(勅使)ワキツレ2名
     前ツレ 井上真也(漁夫)
     後ツレ 長島茂(龍神) 佐々木多門(天女)
      
     大鼓 亀井忠雄 小鼓 観世新九郎
     太鼓 観世元伯 笛  松田弘之

     アイ 山本東次郎 ほか道者4名
        山本凛太郎(鮒の精)
        山本則重(船頭)

地謡8名、後見2名、間狂言地謡3名、間狂言後見1名

これだけの人数が一同に、能舞台にいたわけではありませんが、
それでも多いときに27,8名はいたでしょうか。

舟も2艘登場、作り物のお社もあり、能舞台は実に賑々しくありました。
どっしりとした塩津さんの悪尉の舞は、重厚、威厳に溢れ、
重鎮がいることにより、場面が引き締まるんだなと思いました。

間狂言では
鮒の精の山本凛太郎くん、琵琶湖の鮒たちの代表として
威勢よく頑張って舞ってました。

地謡は若手の方々8名で、狩野了一さんが地頭。
これまた実に喜多流らしい力強い謡に、
引き込まれ、心底聴き入りました。
おかげで終演後は、清々しい気持ちで帰ることができました。

喜多流の未来は明るいぞ!

今年は年初めからいろいろと忙しくして
お能鑑賞もままならずでしたが、
暖かくなってきて、やっと私の気分もゆるゆる・・・。
お財布のひももゆるくなり、チケットを買い始めています(笑)


備忘録として
2009・11~12月の能楽鑑賞
友枝昭世さん「江口」
香川靖嗣さん「道成寺」
片山清司さん「当麻」

2010寅年に入って
2月に金春流・山井綱雄さん 
―能楽師とピアニストの饗宴「能舞」―

3月に 京観世・井上裕久さん
―神楽坂にて「謡講」―
あっ、これは先日ブログで紹介しましたね^^;

番外編
1月にオイリュトミー公演「ロゴポリス」
特別出演のオイリュトミスト笠井叡さんを拝見したくて。
この方、私の中では必見です!

















     

     



京の伝統芸能「謡講」

2010-03-17 13:00:01 | 能・狂言

相変わらずのんびり更新です。

ブログ友/風子さんのご紹介にもありました、
ー京の伝統芸能「謡講」を愉しむー
3月6日(土)神楽坂「志満金」まで行ってきました。
第1部と2部がありましたが、私は2部の方へ参加。
独吟「藤戸(語)」 素謡「楊貴妃」

「謡講」とは、聴衆の面前で謡い舞う形とは異なって、
謡い手が障子や屏風の内で謡うという独自の形式。
会場の照明を落とし、ほの暗さの中で演じられる
能の上演形式の一つ。

3月に入ってから、決算に追われ、徹夜続きの状態。
寝てしまわないか心配でしたが、
とんでもない、却って集中して聴くことができました。

謡講は聴覚のみの世界。
ろうそく(電灯)のほのかな灯火の中、
陰影礼賛の世界へと導かれ、
謡の情景が果てしなく広がっていきました。

東では初の試みということで、、
京観世・シテ方の井上裕久さんの説明がありましたが、
京男、京観世はお謡いもおしゃべりも
柔らかいなという印象を持ちました。
私は力の美の喜多流でお稽古してますので、
余計にそう感じたのかもしれません。

京都では、伝統芸能「謡講」を復活され、
続けていらっしゃるそうで、
機会があれば今度はぜひ
京・町家でお聴きしたいものです。

この日はあいにくの雨。
でも頑張ってお着物を着てまいりました。
雨コートは笹屋格子柄で墨・梅鼠色地。
着物は白山紬、数年前に購入したもので、
初めて袖を通しました。
帯は捨松のイタリー花菱文模様。

あぁ・・・、雨用草履が必要です。

風子さんのお着物お仲間達に囲まれ、
初心者はいいお勉強になりました。
お着物を着る回数を今年こそ、増やしてまいりまする^^


7~10月までの観能 備忘録

2009-10-29 09:58:11 | 能・狂言
なんだかんだと2009年もあと2ヶ月と少し。

7月から10月まで拝見したお能を簡単に書き残しておきます。
1年の1/3になっちゃいました。そう、私は無精者です^^;

7月はセルリアンタワー能楽堂で
友枝さんの「斑女」と「通小町」

8月は国立能楽堂で梅若万三郎さんの「羽衣」
これはオランダから日本に観光でいらしたご夫妻を
友人に頼まれ、ご案内したんだけど。
旅行中でもあり「夏休み親と子の能楽教室」の午前の部。
(午後は小中学生あり。)
これしかお席が取れなかったんです。

お能を観るようになってはじめての体験、
正面席は30人前後の就学前の子どもたちのみ。
保護者、一般人はワキ正面。

日本の伝統芸能を子どものうちからとはいえ、
就学前のこの子たちには、ちと早すぎるのではと思いました。
小学高学年とか中学生からでいいんではないの!
演者たち、能舞台でどう感じたんだろうな。

9月は川崎能楽堂で
友枝さんの「阿漕」
こんな近くで拝見していいのだろうか、
間近かで観れた友枝さんの足の運び。ただひたすらドキドキ。

国立能楽堂で「東京能楽囃子科協議会定式能」
粟谷能夫さんの「阿漕」
友枝さんの舞囃子「野宮」

9月は「阿漕」を2回も拝見し、
演者によっての違い、肌で感じることができました。
ともに堪能できたこと、嬉しい限りでした。

10月は宝生能楽堂で
梅若玄祥さんと友枝さんの「竹生島」女体、道者
このお能をご覧になられた方は多分どの方も
狂言師4人2組の肩車で去っていく姿に
驚かれたのではないでしょうか。もちろん私もです!

で最後が、友枝さんの「厳島観月能」


番外編
7月のコクーン歌舞伎「桜姫」これは毎年夫同伴。
中村七之助がすごく良かった。大きく成長しましたね!

大竹しのぶさんのはあとでTVで観たけど
うんうんこれもよかったな。

9月に神奈川県民ホールで「ユーミン」のコンサート。
ほんとにおちゃめで可愛いおばさんでした。
歌詞の一部分では思わず涙ぐんだり・・・。
青春カムバックの一日だったな。
たまにはいいよね、こんなコンサートも!

この間、私は初参加でしたが、社中の発表会がありました。
極度の緊張感、もう数日前はパニック状態に近かかったです。
私みたいないい加減な人間には、たまにはいいのかもしれません。
これもそのうちブログに書き留めておきたいと思います。











今年も観月能へ

2009-10-16 11:18:14 | 能・狂言


今年も広島・宮島のほうへ、
友枝昭世師の「観月能」を拝見しに行ってきました。
演目はこの季節にふさわしい「紅葉狩」
関西に住む姉と一泊で、お宿は厳島の中にしました。
特別の配慮で観能後に
ゆっくりお食事できるようにしていただきました。

私は飛行機、姉は新幹線、そして広島駅で待ち合わせ。
二人ともこの駅には詳しくなく、適当な待ち合わせにもかかわらず
携帯電話のおかげで無事会えました!

駅に着いたとたん、大雨と落雷に会いましたが、
夕方には大丈夫だろうと、自称晴れ女の私は思っておりました。

開始前、小雨が降り、最前列の観客にはレインコートが用意してありましたが、
幸いなことに開演前に雨は上がり、寒さ除けとして役に立ちました。
やっぱり晴れ女だわ・・・・。ふふっ。

かしましい姉妹二人の旅行は楽しく、
翌日はブログお仲間のはちこさんと一年ぶりに再会し、
3人でカフェ「時遊人」に行ってきました。
素敵な空間の中で、美味しいランチをいただきながら
おしゃべりしていると時間はあっという間に過ぎていきました。

はちこさんにはお仕事前のお忙しいところ、
車で宮島の駅まで送っていただき、助かりました!
ありがとう!

来年もまた行きたいから誘ってと、姉から頼まれました。
「観月能リピート族」が増え続けています。
チケット争奪戦、がんばらなきゃ!!

写真は観能後の厳島の能舞台。
お能のことはまた後日書ければ・・・。

6月に観たお能は・・・。

2009-07-15 17:40:59 | 能・狂言
写真は大阪・堺市にある南宗寺境内の
利休遺愛「向泉寺伝来袈裟形手水鉢」


夕方、ひぐらしが鳴き始めました。
梅雨も明け、暑い夏がきたことを実感しています。

6月に観たお能は友枝さんの「邯鄲」と「蝉丸」でした。

実は先ほど、あらすじまでびっしり書き込んだのですが、
ほんと、手違いといいますか、指違いと申しますか
全部消えました。はかない・・・・(涙)

まぁ、記録として簡単に残すだけですので。

6月27日大阪旅行最後の日に、大槻能楽堂にて
友枝昭世さん、大槻文蔵さんの「蝉丸」琵琶之会釈を
拝見してきました。

琵琶之会釈―蝉丸が琵琶を轢きながら謡うところで
琵琶の音色を笛で現わす、まぁ聴きどころでもありますが、
個人的には笛の音色が関西風と申しますか・・・・ぶつぶつ・・・・。

お能の前に梅原猛氏による講演「捨てられた皇子の悲しみ」
がありました。

独特の熱い語り口で、
逆髪というたびに、両手で髪を逆立てるジャスチャーが印象的で、
ちょっとファンになりました。
一応、うつぼ舟「翁と河勝」も買い、読んでいます。

梅原さんは、聖徳太子、秦河勝、世阿弥という流れから、
お能にたどり着き、その後、夢中になってご覧になり、
そして、妄想の世界に入って・・・・幸せなことと思います。

とにかく、地下鉄乗り継いで、一人で行った大槻能楽堂。
大阪でのはじめての観能は、能楽堂内で、
まぁ、驚くことも多々ありましたが、面白いわ!
ということだけに留めておきます。

シテのお二人は異流公演とはいえ、流派の違いを超えて、
悲しい運命を背負った姉弟を見事に演じました。

蝉丸が一人残され、自分が捨てられたことは
前世の報いと語るところでは、私自然と涙がにじんできました。
心に打つ謡、久しぶりでした。悲しさが伝わってきました。

逆髪が揚幕から登場すると、見所の空気が一変しました。
いつもながら、ぶれない足の運び。
みんなの目は、くぎづけ状態だったと思います。

美しい舞は時間を超越させます。幸せなときでした。

疲れさえも心地よく、無事伊丹から羽田へと
帰路に着くことができました。

それにしても大阪の人は、
どの方も親切に道案内してくださいました。











5月観たお能は・・・。

2009-06-23 18:55:36 | 能・狂言
5月に拝見したお能は友枝さんの「邯鄲」と
塩津哲生さんの「道成寺」でした。

「道成寺」は、若手能楽師が披いて、
やっと一人前とみなされますが、
60代半ばの塩津さんは、今回で5回目となるそうで
私は大ベテランの乱拍子に興味がありました。

ワキ:宝生 閑
間(能力):山本東次郎、山本則秀
大鼓:柿原崇志
小鼓:飯田清一
太鼓:観世元伯
 笛:松田弘之

小鼓の方は関西の方かしら、初めて拝見しました。

目をひいたのが、作り物の「鐘」。
円い突起物のアップリケあり、
文様のステッチありで、
実物の「鐘」に近いものでした。

これまで観た「鐘」の表面は、
絹地でただ覆ったものがほとんどだったので
どうやって作っていったのか、興味しんしんでした。

それにしても鐘をつるす技は、さすが山本家!
天下逸品です!一回で決めますからね!
舞台も見所も緊張のなかで、
きびきびと手際よく鐘は吊るされていきました。

いちばんの見せ所である乱拍子は、延々30分も続きました。
小鼓の飯田さんは顔真っ赤にして、
もう命かけてますって感じで、
私的には好感度アップでした。

鐘入り前にはずした烏帽子が、白洲に落ちましたが、
待っていたかのように、
若手能楽師がささって来て拾っていきました。

鐘入り後、鐘の中から
にょう鉢(シンバルみたいなもの)が聞こえてくると、
今度の「道成寺」もおシテは無事だったんだ~と
ホッとしますね(笑)

蛇体となって現れた白拍子と僧侶のバトルは
結末はわかっているけど、ハラハラドキドキ!
お囃子方と地謡が、さらに盛り上げてくれます。

そして
大蛇はうらみを抱いたまま、日高川に飛び込んでいきました。

またどこかで出没しますね。かならず・・・・。

余談ですが、
すでに亡くなっている、塩津さんのお父様、塩津清人さんは
なんと68歳で「道成寺」を披いたそうです。
熊本大水害で、予定していた「道成寺」ができなくなり、
ずっと「道成寺」の思いが断ち切れなかったんです。
「道成寺」は、能楽師として
必ず通るべき道、通りたい道なのですね。


明日から旅行なので、しばらく留守にします。
旅先でお能も拝見する予定で今から楽しみです^^






























ひとまず休会だそうです。

2009-05-29 18:15:57 | 能・狂言
先週土曜日、久しぶりに国立能楽堂へ。
お目当ては「友枝昭世の会」
今年で15回目になります。

なんとこの会、ひとまず休会になさるそうです。
人気絶頂の中で潔く休会とは、
友枝さんらしいなぁ・・・なんて勝手にそう思ってます。
おまけに演目が「実盛」とは!

まぁ、しばらくお休みいただいて
復活される日を心待ちにいたします。

この日の狂言は「樋の酒」
野村萬、万蔵親子での舞台。

美味しい冷酒を飲みたいと思ったほど、
萬さんのお酒の飲みっぷりのいいこと。

あぁ~、友人とお月見しながら酒を交わす。
謡いながら、舞いながら・・・。
こんな飲み会したいですな(笑)
      
       **

~我が家のバルコニーの白い花たち~

この花は確か「ずいき」だったかしら?


この時期の開花で一番楽しみにしていた「八重どくだみ」




能楽現在形

2009-04-18 09:35:41 | 能・狂言
1週間でお能「望月」を三回拝見しました。
多少体力面で不安はあったものの、無事クリア。
お能に夢中になり始めの頃は
1週間連続のときもあったんです(笑)
やっぱ、気力ですな!

実におシテの三人とも凄過ぎた!
片山清司(観世流)
金井雄資(宝生流)
友枝昭世(喜多流)

お囃子方も炸裂してました~。

3人の子方ちゃん、よく頑張りました~。

これまで喜多流しか観たことがなかったのですが、
観世流、宝生流といろいろな相違点を発見でき、
うれしかったです。

このような企画、たまにはいいかもと思いつつ、
じゃ~、例えば「道成寺」や「安宅」を
この1週間で3回みたらどうかな・・?
余計な事考えてみたんですが、
私的にはこれは超濃すぎるわ!(汗)

なら、「井筒」「松風」「定家」では? 
むむっ!すでに出口のない妄想の世界に・・・・。

実は三回目の時に、お能はじめてという、
長年クラシックピアノを続けている友人をお誘いしました。

彼女、まず驚いたのが、
きゃ~、能楽堂って狭いのね!
マイクがないのにどうしてよく響くの!
友枝さんが全く体がぶれない、すごいわ!
獅子の舞のとき、完全に眼が獅子の眼だったわ~!
シテ、ワキの顔の表情がないのはわかるけど、
アイの萬斎さん、何であのような表情になるの?
隣の方、始まったとたん寝てしまったけど
何しに来たのかしら!?

なかなか率直な感想を述べておりました。

答えれるものには答えましたが、
そうでない質問には「私もわからない」でした。

また行きたいって言って来るかしら・・・?