つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

咲・い・た ♪

2014-08-11 23:50:00 | 草花

今年は咲かないなと諦めていたところ、
やっと一輪、蓮の花が咲いてくれた


毎年種を残していたけど、今年は蓮の実、柔らかいうちに食べてみる!
去年からの願いなんです。


ほのかに優しく気品ある香りがします。


蓮の葉の下で泳ぐヒメダカたち。

些細な今日の出来事でした。

真夏の夜の能

2014-08-09 07:14:00 | 能・狂言
先週末、渋谷セルリアンタワー能楽堂へ、
「半蔀」袴能・ろうそく能を拝見しに行ってきました。

夕顔の女の霊・里の女:友枝昭世  雲林院の僧:宝生欣也
所の者:澤祐介
大鼓:亀井広忠  小鼓:曽和正博  笛:一噌仙幸 

ー袴能とは、かっての能の道具・装束を休ませる季節の夏の風物詩でした。
紋付袴姿で演じられ、普段面や装束で隠されている能楽師の素の演技が
観られます。また今回はろうそく能にて上演しますので幻想的になり、
更なる幽玄の世界が広がります。ー(チラシより抜粋)


これまで拝見したお能の中で、一番贅沢なお能だったかもしれない。

面をつけてない分、声の通りや詞章もよくわかり、
装束をつけてない分、身体の動きもよくわかりました。
作り物の半蔀(はしとみorはじとみともいう)も
1面のみと簡略化してました。

ろうそくの灯りの中で舞う、素の友枝さんは
まぎれもなく夕顔の女であり、夕顔の霊でもあった。

麻地の着物の色目と、花の色とが交差し、
ヒラキの型のときは、夕闇に夕顔が開花している・・、美しい・・・。
幻想の世界そのものでした。

作者の内藤河内守は、「芭蕉」や「杜若」のように
花の名前にしないで、なぜ「半蔀」にしたのだろう?


ここんところ、お能を拝見してもブログに書くこともなかったのですが
今回は「素の美しさ」の余韻が、いつまでも胸の内に残り続け、
久しぶりに簡単ですが、備忘録を残すことになりました。