萩尾望都「ポーの一族」が40年ぶりに発表になって、
3年以上が経ちました。
発表当初は入手困難で、そのうちにと思いながら、
いつの間にか忘れてしまい・・・。
おうち時間のおかげで
時間に余裕ができ、頭の中を整理していたら、
読んでなかったことに気づき、Amazonでポチッと!
「ポーの一族」
エドガーは永遠の時を生きるバンパネラ。
アランを仲間にして2人で旅をしている。
2人とも永遠に14歳の少年のまま・・・・。
年をとらない二人はバンパイアであることを気づかれないよう
人との関わりをさけ、時空を旅する。
誰とも関われない寂しさ、悲しさから逃れることができず
美しい二人は永遠に旅し続けている!
この本(漫画だけど)を読んだあとに、じんわり涙が出てきた。
漫画に哲学があるんですね。
他にも「積読」つんどくだけになっていた本たち、
積み上げたらどのくらいの高さになるかなぁ~(汗)
で、その中から白川静に関する本を読むことにしました。
今も続投中です。
息子の常用字解を横におき、謡本の中の漢字を引きながらと
相変わらず横道にそれながら、読んでいます。
能には「万葉集」にかかわる曲が数多くあるのですが、
白川静の解釈で「草摘み」の意味がわかって
「目からうろこ」になりました。
面白いけど難しい、
多分私は「詩経」までたどり着けないと思う。
しかしながら、
「漢字には文字が生まれる以前の悠遠なことばの時代の記憶がある」
想像するだけでも身震いがします。
おうち時間、ありがたく活用しています。