楽しい会話、弾む会話、大笑いそれもいい。
息子の得意分野だ、いつも笑わせてくれてありがとう。
かたや、沈む話し、不安な訴え、こわい思い、
そんな時の会話のキャッチボールは私の得意分野。
でも、まだ学び中ですが、統合失調症患者家族会で。
共感、頷く、そうなんだ・・・と。
統合失調症は脳の病気です、会話ひとつで安らぎもし不安にもさせます。
いつも同じ動作の洗濯、自分で慣れ親しんだ生活のパターン、
自分の都合に合わせてできるリハビリを兼ねた仕事、
薬も合って調子も良くなると、
それらはいとも簡単にこなしているように見えます。
ただ、そのパターンを変えることには非常な困難を覚えます。
そんな病気なのです、適切な会話と介助が必要になります。
今回、飼ったことのない犬を助けなしに任されたことはパニックでした。
ちょっとでも飼った経験があったら良かったのでしょうが、
時刻の変わった電車時間を気にしながらの朝夕の散歩、泣き声、
見ていてかなりの神経の負担になっていました。
そして楽しみにしていたはずのことにまで不安や怖さを訴えだしました。
習った会話のキャッチボール、キャッチボール、と思いながら接しましたが、
現実は現実で変化に対応していかなければならないのです。
自分に言い聞かせるたびに怖さを覚えるようです。
楽に感じられるように、不安を少しでも減らせるように
私にだったら、何もできなくても気になりませんが、
何もできないのがわかられるのが怖い、は避けて当然と思います。
大変化を迎えるにあたって、どうすることが本人にとって
一番安心なのかを登所施設も含めて話し合いが出来なかったことが悔やまれます。
それも必要だった会話でした。
いつもと違うことをすることに、私たちには考えられないようなパワーが使われ
非常に脳が疲労しているようです。
実家で休むことに罪悪感を感じることのない理解が欲しいです。
今こそ、会話が必要と思うときです。再発のきっかけを作らないためにも。