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新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「愛という灯火」

2024年06月08日 | 聖書のお話

「愛という灯火」 ヨハネによる福音書 3章16~21節

 イエスさんは、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」と言いました。重要なのは、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」という部分です。それがあるから、「独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」と言えるのです。

 しかし、多くの人は、「永遠の命」という言葉に目を奪われてしまうものです。それを都合良く解釈し、御利益と考えるのです。実に、多くの人にとっては、愛よりも御利益が大事なのです。イエスさんは、十字架で命を賭して愛を示し、「互いに愛し合いなさい。」と教えました。「永遠の命」とは、イエスさんから愛されたように隣人を愛することによって得られるのです。

 「光と闇」とは、光が善で闇が悪という言葉遊びではありません。「光」とは、灯火のことです。灯火は、消えないように大切に扱い、部屋を明るくします。灯火は、愛です。愛も消えないように大切にし、隣人を愛することによって、延いては世の中を明るくすることができるのです。人々の中にある闇が愛によって取り除かれて平和がもたらされること、それこそが御利益なのです。

 


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