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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2025年01月25日 | 礼拝のご案内

 明日1月26日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「幸いとは愛」、賛美歌は「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 平和について学び、語り合うためには、世の中が平和でないといけません。世の中が戦争へと向かい始めると、平和を語ることができなくなるものです。今、世の中はどうなろうとしているのでしょうか。南西諸島にミサイル基地を作り、中国やロシアに向けてミサイルを発射できるように着々と準備が進められています。何のために中国やロシアが攻めて来るのでしょうか、その理由とは。むしろ、食料やエネルギーを売ってもらっているのですけど。

 ミサイルというと、ロシアは極超音速のミサイルを保有し、中国も同じ技術を共有し、最近では北朝鮮も極超音速のミサイルの発射実験に成功したと伝えられています。現在の技術で、マッハ10で飛行する極超音速のミサイルを迎撃することは難しいとされています。それに対して、日本に配備されるのは、極超音速のミサイルよりずっと遅い亜音速のミサイルです。これでは、勝負を始める前に勝負がついているようなものです。

 ちょっと立ち止まって考えたら分かりそうなのですが、食料とエネルギーを輸入に頼っている日本では、自力で長期の戦争状態を継続することなど不可能です。ミサイルを発射すれば、反撃もされます。一体、誰のため何のために戦争するのでしょうか。冷静に考えなければ、日本もウクライナの二の舞にされ、16歳が徴兵され、最後の日本人がいなくなるまで戦わせられるのがオチです。

 こういうのを「捨て駒」と言いますが、誰のためにどうして「捨て駒」にされなければいけないのか、ちょっと立ち止まって考えてみてはどうでしょうか。そろそろ平和について学び、語り合うことが難しくなって来そうな瀬戸際に立っている気がします。

 


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「荒れ野は愛」

2025年01月25日 | 聖書のお話

「荒れ野は愛」 マタイによる福音書 4章1~11節

 イエスさんは、悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行きました。そこで40日間、昼も夜も断食した後に空腹を覚えました。すると、悪魔がやって来て、「神の子なら、石がパンになるように命じたらどうだ。」と言いました。イエスさんは、その誘惑を退けました。次に、悪魔はイエスさんを聖なる都の神殿の屋根に立たせて、「神の子なら、飛び降りたらどうだ。あなたの足が石に打ち当たらないように天使たちが手であなたを支えるだろう。」と言いました。イエスさんは、その誘惑を退けました。次に、悪魔はイエスさんを非常に高い山に連れて行き、世界の国々と繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう。」と言いました。イエスさんは、その誘惑を退けました。

 イエスさんは、荒れ野で40日間、昼も夜も断食して祈り続けたことによって、それぞれ場所も動機も異なる3つの誘惑を完全に退けました。最初は奇跡によって人の命を救うかどうかの誘惑、次は奇跡によって信者を獲得するかどうかの誘惑、最後は世の権力を利用して神の国を実現するかどうかの誘惑でした。荒れ野で最初に受けたパンの誘惑とは、人間の命についての問題でした。イエスさんは、人間の命はパンだけでなく、愛が必要不可欠であると言いました。荒れ野とは、イエスさんを神の子として成長させた場所です。神殿でもない、世の繁栄した国々でもない、イエスさんが人間にとって愛が必要不可欠であると悟らせた場所とは、荒れ野なのです。

 


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