翻訳してくださる方々のご努力によって、簡単に外国語で書かれたニュースを見ることができるのは、本当にありがたいことだと思い、感謝しています。サイト内には、貴重な情報が溢れています。世界で起こっている出来事を知るためには、御用報道だけではなく、数多くの情報を元にして、最終的には自分で考えて判断することが理想であると思います。
カッターカールソンという人がロシアに入国し、プーチン大統領にインタビューし、終わったら帰って行くということが、どれだけ自由で自然なことかと思います。それを可能にするロシアという国とプーチン大統領に比べて、カッターカールソン許すまじと気色ばんで入国を許すなとか入国したら逮捕すべしと騒ぐアメリカやヨーロッパの権力者とそれらの国々の差は、まるで自由の国と不自由な国の違いとして表されています。あれ、逆になってませんか。
このインタビューを通して、プーチン大統領の歴史認識や思想の深さが伝わってきます。この人が、何を大事にしようとして、何を問題にしているのかが誰でもよく分かるのです。原稿もプロンプターもなく受け答えしています。どこかの国の大統領のように、他国の大統領を間違えたり、大昔に死んでいる人と話をしたと述べる認知症気味の人とか、どこかの総理大臣のように、官僚が書いてくれた紙しか読むことしかできず、たまに書かれている漢字を読み間違えて恥をかいたりするような人たちと比べると、月とすっぽんのようです。
このような、何気ないやり取りの姿を見ることを通して、目から鱗が落ちて、誰でも自分の感性で感じ取り、考える力になるものです。その反対に、隠ぺいしようとするのは、知られると都合が悪いからに他なりません。そう考えると、テレビや新聞で流されている全てには、裏事情があるんだなぁと思う今日この頃です。