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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2023年06月10日 | 礼拝のご案内

 明日6月11日(日)は、主日礼拝です。教会暦で、子どもの日(花の日)です。子どもの日(花の日)が6月第2週に行われるようになったのは、西洋的な由来から来ています。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「子どもの特権」、賛美歌は「来たれ聖霊よ」、「聖霊よ、降りて」です。感染症対策に留意して礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。

 子どもの日(花の日)では、子どもたちが希望に胸を膨らませて未来を歩めるように、心から祈ります。そうなるように、大人としてどういった道備えをすることができるかについても、真剣に考えて祈りたいと思います。しかし、子どもたちに託すべき未来を、今だけカネだけ自分だけの精神性によって大人が食い潰しているのが現実でもあるように思えます。果たして、大人はそういった自分の姿を振り返り、見つめ直すことができるのでしょうか。できないだろうな。そう簡単なことではないでしょうし。

 また、平和の祈りはどこにあるのかと思いたくなる広島での恥ずかしい自称先進国サミットを機に、日本もいつの間にか増税しても軍備拡張する方向へと舵が切られたように思います。こうなった原因もまた、今だけカネだけ自分だけの精神性しかない私たち大人の問題であるのですが、そのことを自覚しようとしない、考えようとしない、振り返ることもしない、そういったところにあるように思われます。わが身を鏡で見つつ、老いとはこういうことかと考える今日この頃です。早くバトンタッチしないといけませんね。

 


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「彼に必要な愛」

2023年06月10日 | 聖書のお話

「彼に必要な愛」 使徒言行録 3章1~10節

 足に障害を負った男が、神殿の「美しい門」の側に置かれていました。彼は、神殿にお参りをする信仰深い人たちから施しを受けて生活していました。彼が受けたのは、食べるために必要な生活費でした。彼は、ペトロとヨハネを見て、施しを乞いました。ペトロとヨハネも彼を見つめ返したので、彼は気持ちが通じ合い、施しをもらえるに違いないと思って期待しました。

 しかし、ペトロとヨハネは「わたしには金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」と言い、彼の右の手を取って立ち上がらせました。すると彼は、躍り上がって立ち、歩き出しました。躍り上がったのは、彼が本当に必要だったものが与えられた喜びを表現しています。この出来事は、彼が求めていたのがお金ではなかったことを伝えているのです。

 当時の社会では、神さまに対して罪を犯したから重い病気や障がいを負っているのだと考えられていました。人々は、そのように考えられていた罪人にお金を出し、自らの信心を現そうとしました。しかし、それは気持ちが通じ合っていると言えるのでしょうか。確かに彼はお金も必要ですが、それ以上に愛が必要なのです。互いに愛し合って生きること、それこそが私たちにとって本当に必要なものなのです。

 


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