朝方、耳を澄ませていると、あちこちから普段あまり聞かない小さな子どもの声が聞こえています。たぶん、お孫さんを連れて帰省されているのでしょう。それで、10時過ぎになると、その声も聞こえなくなります。お昼寝か、海にでも出かけているのでしょうか。何だか心地よい、幸せな気分になります。
そうして、午前11時2分、71年前に当時人口24万人の長崎に原爆が投下され、7万人の人が殺されました。どれだけ非人道的な兵器なのでしょうか、7万人も殺して。その後も、原爆被害のデーター収集の人体実験がなされました。どれだけ人命軽視の感覚なのかと憤りを覚えます。「これが戦争です」という声がどこからか聞こえて来そうです。
戦争とは、結局のところ軍産を肥え太らすだけだと思います。そして、役人は軍産利権によって肥え太る・・・。一般の人は、何も知らされず、嘘の情報しか与えられず、原爆の熱線で蒸発させられてしまったのかと思うと、誰が地獄に落ち、誰が天国に行けるのか、一目瞭然ではないかと思います。
二度と再び戦争を起こさない、そのような思いを持つことの、どこが間違っているのか私には分かりません。狭い国土の日本が戦争するのは不利なことです。食料やエネルギーの自給率も低いのに、すぐに破綻してしまいます。戦争をしようという考えは、それ自体で異常なことではないかと思わされます。