oboegaki

備忘録 ただの日記みたいなものです

その4

2017年04月13日 15時19分01秒 | バリ
3月21日 吹雪
最終日は涸沢岳西尾根を下るだけ。
天気は良くないが、気にならない。

外は吹雪だけどテントの撤収もないから楽ちん。
クランポン付けたらすぐ出発。

涸沢岳まではすぐ到着。視界があまり無いので方向を
よく確認して西尾根を下降する。
雪庇と途中から南側に分かれる尾根に気を付ければ
問題ない。ところどころに旗竿も立っている。
(といっても1回くらいは間違える)

林道に降りても今年は積雪が多いようだ。
お昼過ぎに新穂高に着いても雪は降り続けていた。

バスは1時間に1本。
平湯で松本行に乗り換えて無事沢渡へ到着。

塩尻のスーパー銭湯で入浴と食事を済ませて帰宅した。


その3

2017年04月13日 14時32分02秒 | バリ
3月20日 晴れのち曇り
この日の予定は白出のコルまで。
天候は下り坂で明日は荒れそうとのこと。
時間は掛かるだろうけど、山荘の冬季小屋を使わせて
もらえるとすれば日没までに着けばいい計算である。
なんとかなるかな。

朝イチで今回の核心の3峰の登り。通常ルートのチムニー状
の部分より少し右の残置ベタ打ちのラインから登る。
2P目は右に回り込んでから雪壁を直上。
3P目はクラック状を岩登り。
ここまでをお願いしてリードさせてもらう。
4P目は雪の斜面を登り、さらに少し歩いて4,5mを懸垂下降。
ここでロープを畳んで山頂まで歩き。10:40頃登頂。
ともかく3峰の登りで晴れていてくれて良かった。

吊尾根へ最初の下りは尾根通しではなくて、紀美子平方面に
雪壁を降りてからトラバースして尾根に戻る。
しかし、このトラバースでラッセルが深い。ところどころで
腿くらい潜る。吊尾根では締まった雪の斜面を期待していたが
結局最後までこの状態だった。
ラッセルは、もちろんIGSMさんがしてくれるのだが、やはり
余分に時間が掛かってしまう。
尾根通しに行けない部分がでてくるとは左側に回り込むように
トラバースして進む。全く気が抜けない。
だんだん天候がくずれてきて強風が吹きつけてきた。
南稜の頭が近くなってもペースは上がらず、奥穂の緩い登りも
へとへとだった。
山頂で写真を撮る余裕もなかった。残念。

白出のコルへの下りで道標を支点に懸垂下降1回。
その後は夏道のペンキに従ってコルに降りた。
ギリギリヘッドランプは出さないで済んだ。
IGSMさんが見つけてくれた、かろうじて残っていた冬季小屋
への入口に足から滑り下りるように潜っていくと、そこは
天国のようだった。

IGSMさんが後から水作り用の雪を袋に入れて来てくれる。
とりあえず温かいものを飲んで落ち着くことにする。
IGSMさんがせっせと水作りに励んでいる間に、ともかく広いので
しばらく横になって休んでしまう。

夕食はカレー。疲れているときにも食べやすいのが良い。

引き続き水作りをした後、すでにぺちゃんこのシュラフに
入って寝る。替えの靴下があって助かった。

つづく



その2

2017年04月13日 13時46分10秒 | バリ
3月19日 雪
昨晩は斜めになっているテントが雪に押されて
ずり下がってきたのを直したりいろいろあった。

6時には出発したかったのだが、まだ雪が続いて
いるので、明るくなった7時頃に遅らせた。

予定では3,4のコルまでだが、できればもっと
進んでおきたいところ。
先行の3人Pにはすぐに追いつき、先に行かせてもらう。

弱い降雪は続いているが、ルートファインディング
できる程度には視界はある。
ロープを出そうかどうか、という場面は何度もあったが
IGSMさんが上手くルート取りしてくれて行程が捗る。

結局、13時前に3,4のコルに到着。このまま進むか
迷ったが、この天候で3峰を登るのはしんどいので
ここに泊まることにした。
昨晩は寝心地が良くなかったので入念に整地しておく。
しかし、風を避けるため3峰側の斜面に近すぎた為
降った雪がテントに吹きだまりになってしまったのは
失敗だったかも。

夕食はハンバーグ。
3人Pは暗くなった18時半頃に到着した。タフだな。