oboegaki

備忘録 ただの日記みたいなものです

今年の一ノ倉

2019年04月03日 10時33分45秒 | バリ
3月は滝沢リッジを狙って2週続けて行ってみましたが
結局、来年に持ち越しになりました。

16日には早くも入山禁止になりました。

積雪量は昨年に較べて少ないわけではなく、むしろ
多いくらいのようですが積りかたがよろしくないようです。

また来年。(こればっかり)

年一八ヶ岳

2019年01月18日 10時46分06秒 | バリ
ぜんぜん寒くなく雪もない冬ですが、八ヶ岳には
行くことになるものですね。

体力作りにはもってこい。
メンバはIGSMさんNSMTさんSIKさんと若モノばかり。

11日の夜に小淵沢まで。いつもの場所で仮眠させていただく。
12日朝に美濃戸口まで移動。鉱泉まで歩く。
器材の分担は大幅に免除させていただきなんとかついて歩きます。
鉱泉にてジャンボエスパースを設営。いい場所を確保できました。

予定通り、NSMT・SIKペアで阿弥陀岳北稜、IGSM・ワタシペアで
峰ノ松目沢へ向かう。
沢は下部は氷床が出ていて綺麗だが、最後のF8?はイマイチの
結氷だった。人気ルートで人がたくさんいました。

13日は皆で中山尾根。
何故か順番待ちもなくおおむね順調に登って15時ころには鉱泉着。
寒いは寒いが例年ほどではない感じだ。

14日は小同心クラック。
IGSM先生と私は大同心大滝を登ってから追いかける感じ。
こちらも順番待ちすることもなく終了。
今どきのひとは冬壁はじめてなのに上手ですね。

美濃戸口の駐車場に戻り、道の駅で入浴して食事をしようと
したらまだ16時の開店前だったので少し待ってから頂ました。

お疲れ様でした。


その4

2017年04月13日 15時19分01秒 | バリ
3月21日 吹雪
最終日は涸沢岳西尾根を下るだけ。
天気は良くないが、気にならない。

外は吹雪だけどテントの撤収もないから楽ちん。
クランポン付けたらすぐ出発。

涸沢岳まではすぐ到着。視界があまり無いので方向を
よく確認して西尾根を下降する。
雪庇と途中から南側に分かれる尾根に気を付ければ
問題ない。ところどころに旗竿も立っている。
(といっても1回くらいは間違える)

林道に降りても今年は積雪が多いようだ。
お昼過ぎに新穂高に着いても雪は降り続けていた。

バスは1時間に1本。
平湯で松本行に乗り換えて無事沢渡へ到着。

塩尻のスーパー銭湯で入浴と食事を済ませて帰宅した。


その3

2017年04月13日 14時32分02秒 | バリ
3月20日 晴れのち曇り
この日の予定は白出のコルまで。
天候は下り坂で明日は荒れそうとのこと。
時間は掛かるだろうけど、山荘の冬季小屋を使わせて
もらえるとすれば日没までに着けばいい計算である。
なんとかなるかな。

朝イチで今回の核心の3峰の登り。通常ルートのチムニー状
の部分より少し右の残置ベタ打ちのラインから登る。
2P目は右に回り込んでから雪壁を直上。
3P目はクラック状を岩登り。
ここまでをお願いしてリードさせてもらう。
4P目は雪の斜面を登り、さらに少し歩いて4,5mを懸垂下降。
ここでロープを畳んで山頂まで歩き。10:40頃登頂。
ともかく3峰の登りで晴れていてくれて良かった。

吊尾根へ最初の下りは尾根通しではなくて、紀美子平方面に
雪壁を降りてからトラバースして尾根に戻る。
しかし、このトラバースでラッセルが深い。ところどころで
腿くらい潜る。吊尾根では締まった雪の斜面を期待していたが
結局最後までこの状態だった。
ラッセルは、もちろんIGSMさんがしてくれるのだが、やはり
余分に時間が掛かってしまう。
尾根通しに行けない部分がでてくるとは左側に回り込むように
トラバースして進む。全く気が抜けない。
だんだん天候がくずれてきて強風が吹きつけてきた。
南稜の頭が近くなってもペースは上がらず、奥穂の緩い登りも
へとへとだった。
山頂で写真を撮る余裕もなかった。残念。

白出のコルへの下りで道標を支点に懸垂下降1回。
その後は夏道のペンキに従ってコルに降りた。
ギリギリヘッドランプは出さないで済んだ。
IGSMさんが見つけてくれた、かろうじて残っていた冬季小屋
への入口に足から滑り下りるように潜っていくと、そこは
天国のようだった。

IGSMさんが後から水作り用の雪を袋に入れて来てくれる。
とりあえず温かいものを飲んで落ち着くことにする。
IGSMさんがせっせと水作りに励んでいる間に、ともかく広いので
しばらく横になって休んでしまう。

夕食はカレー。疲れているときにも食べやすいのが良い。

引き続き水作りをした後、すでにぺちゃんこのシュラフに
入って寝る。替えの靴下があって助かった。

つづく



その2

2017年04月13日 13時46分10秒 | バリ
3月19日 雪
昨晩は斜めになっているテントが雪に押されて
ずり下がってきたのを直したりいろいろあった。

6時には出発したかったのだが、まだ雪が続いて
いるので、明るくなった7時頃に遅らせた。

予定では3,4のコルまでだが、できればもっと
進んでおきたいところ。
先行の3人Pにはすぐに追いつき、先に行かせてもらう。

弱い降雪は続いているが、ルートファインディング
できる程度には視界はある。
ロープを出そうかどうか、という場面は何度もあったが
IGSMさんが上手くルート取りしてくれて行程が捗る。

結局、13時前に3,4のコルに到着。このまま進むか
迷ったが、この天候で3峰を登るのはしんどいので
ここに泊まることにした。
昨晩は寝心地が良くなかったので入念に整地しておく。
しかし、風を避けるため3峰側の斜面に近すぎた為
降った雪がテントに吹きだまりになってしまったのは
失敗だったかも。

夕食はハンバーグ。
3人Pは暗くなった18時半頃に到着した。タフだな。





穂高 四つの尾根祭り

2017年04月12日 16時09分19秒 | バリ
ずっと前からあたためて、あたためすぎて発酵してしまうくらい
念願だった積雪期の北尾根に行きました。
結果的に、天候、トレース、パートナーに恵まれまくりでした。

いちおうレポート。

時期は春分の日からみの連休と決めていた。
それに1日お休みを足して4日間。
毎年そうなるわけではないので今年はチャンスだと
以前から思っていた。

あとは、パートナーである。
年々衰える力を補ってくれる強力なパートナーが必要だ。
そういう意味でも今年はまたとないチャンスだった。

自分の体調的にも大丈夫そうな感じになってきたので
1月頃からそれとなく計画を話してなんとなく同意を
取り付けた(つもり)。

行程は、北尾根~前穂~奥穂~新穂高とした。
積雪期の涸沢岳西尾根に行ってみたかったので
新穂高から沢渡に停めてある車までもどるのは遠回りに
なるが、奥穂も行けるしいいかと思って決めた。

食糧はIGSMさんに任せて軽量化に努めた。
でもひもじい思いはしない程度には食べさせてもらった。

3月17日
いつもより気持ち早めに新宿を出発。
天気予報はまずまずということなので気分は明るい。
順調に沢渡に着いて仮眠。

3月18日 晴れのち曇りのち雪
沢渡で客待ちしているタクシーで中の湯まで。
トンネル入り口には中千丈沢にいくのであろう人々が沢山いた。

上高地、明神を過ぎて徳沢。しっかりしたトレースがあるので
苦労しなかった。

さてここからはずっとラッセルだよなー、と思っていると
新村橋を過ぎてもトレースがある。それもワカンでの新しい
トレースだ。どこまで続くのかと奥又白の右岸についた
トレースを辿っていると、どうやら北尾根にむかうもののようだ。
なんと、ドンピシャで慶応尾根の取り付き付近のコルに上がって
いた。この先8峰までライン取りが絶妙なだけにかなり体力、時間を
セーブ出来てしまった。

まともにラッセルしていたらどこまで来られたかわからないが、
結局先行Pのトレースは8峰まで続いていた。
彼らは今日8峰の先で幕。我々は8峰手前くらいのシュルンドの
隙間に幕。
夕食は美味しい鶏鍋。初めて使うジェットボイルはテントの中は
寒いけど、熱効率が良く燃料の使用量がとても少ない。

つづく




ことしのGWまとめ4

2016年05月10日 09時38分15秒 | バリ
つづき

6日は午後から天候が崩れるので5日の分までなんとか先まで
進みたい。
順調に小窓、三の窓を越えて剱岳に到着もみるみる
天候が悪化。
雪が少なく岩混じりの部分をラペルしながら降りる
うちに横殴りの雨も強くなってくる。
2600mくらいでギブアップ。整地して幕営する。
ずぶ濡れながらも下山の目途は立ったので一安心。

7日は小降りになったお昼前から行動開始。
12時過ぎに早月小屋に着き馬場島には16時ころ到着して
無事終了。
ほとんど人に会わなかったのは天候にせいかな。

帰宅は翌朝。

みなさんお疲れです。お世話になります。


今年のGWまとめ3

2016年05月10日 09時22分19秒 | バリ
後半は山登り(剱岳の北方稜線方面)。

2日にいろいろ最後の買い出し等の準備。
天気予報は微妙だけど日程に余裕があるのでなんとか
なるかと出発。

2日夜に安房トンネル超えて馬場島まで。
仮眠後、赤谷山へ出発。雪が劇的に少ない。
赤谷尾根は藪が出ていて大苦戦。
1500mを越えたところで泊。

4日は雨が治まった午後から出発するが再び藪と格闘。
何とか夕方に山頂に到着し泊。

5日は丸一日好天が期待される一日なので出来るだけ
先に進みたい。
目標は小窓。
だったけど、結局池の平山の手前まで。
また、藪に時間を取られた。

つづく

にしほ

2016年03月23日 09時37分53秒 | バリ
春分の日は北アルプスへ。

メンバはNKMRさん IGSMさん TKHSさん。

当初は西穂北西尾根へ3日間の予定で行くところでしたが、
初日は雨予報だったので2日間へ変更。

19日にちょっと早めに新穂高に着いて仮眠。

20日は曇りだけど気温は高め。
尾根末端から取り付いて2500mくらいで幕。
後半はラッセルがきつくてペース上がらなかった。
けど頑張ったな。
明日の為に尾根が細くなる手前までトレースを付けておく。
夜から晴れてきた。

21日はおしゃれな尾根を辿ってJPが8:30くらい。
ここまで約2時間。

JPからは西尾根から来てるトレースを辿ってピークまで。
最後の岩場を廻りこむところで5mほどロープを出した。

10:30ころ終了。天気にも恵まれた。

西穂山荘までゆっくり降りてあとはロープウェイで下山。
14時ころ駐車場着。

この時期はもう2日間で行けるんだと知った。

良かったね。
皆さん有難う御座いました。

足拍子山行った

2015年03月09日 11時40分57秒 | バリ
くわしくはあとで









毎年のように敗退している足拍子(クロガネの頭)だが、
今回は、天候のかみ合わせが良くなかったので、3月に
ずれ込んでしまった。
雪の状態と天候は安定してきている時期なので結果的には
良かったかもしれない。

メンバはIGSMさんとふたり。

金曜日夜に東京を出て、越後中里スキー場の駐車場で
車中泊。
夜が明けてから体験工房に移動して隅っこに駐車させてもらう。
8時過ぎにのんびり出発。
天気予報では二日とも好天の予報でかなり暖かい。
道路から2mくらいの雪の壁を登ってしばらく平らな雪原を歩く。
2年前はこの雪原でラッセル敗退したのだ。
今はワカンなしでも歩けるくらいに雪が締っている。
墓地(今は雪の下だが)のあたりからはワカンを履いて
何度か右岸左岸を移りながら取り付きへ向かう。
足拍子川を覆っていた雪もところどころが割れてきており
若干ややこしい。

取付きまでですでに11時くらい。
ここでは一度取り付きを間違えているのだが今回は心配ない。
登りはワカンを外してアイゼン装着。もぐりまくって
疲れる。
1ヶ所雪壁を回り込むところでロープを出した。
なんとなくいい幕場がみつからず17時近くまで行動する
ことになってしまった。
まあ、いいところまで行けたからよしとする。

雪は舞ってくる中、整地設営。スキー場の灯りがなんとなく
ほっとする。
今回の食事は質素なのですぐ終了。
雪が湿っているので靴下も水が絞れるくらいびちゃびちゃ
なのだが、気温が0°程度と暖かいので辛くはなかった。

翌日曜日は小雪模様。
視界は無いが、迷うところもないので問題はない。

前回来た時に引き返したかもしれない、細いリッジも
いまはそんなに怖くは感じない。
慎重に行けば大丈夫。

何度かアップダウンを繰り返して何もないクロガネの頭に
到着。GPSがあったからよかった。
そこからまたちょっとアップダウンを経て足拍子岳着。
まだなんにも見えないが高速道路の音が聞こえる。

天候もイマイチなので荒沢山に向かわずそのまま土樽に
降りることも考えていたが、思ったより早く着いたので
予定通り荒沢山へ行くことにする。
こちらは、逆コースだが、一度来ているのと、わずかに
トレースが残っているので少し気が楽である。

一か所ギャップのところで懸垂してから西側を回り込む
ところ(直登もできるが)でロープを出す。
あとは荒沢山まですぐだった。
荒沢山からは尾根をじゃかじゃか下るとだんだん視界が
良くなってきた。

土樽駅と道路が近くに見えてきたあたりで、なにやら
我々に向かって声がする。IGSMさんが教えてくれたの
だが、どうやらNKMRさんのようだ。
同じ日程で仙ノ倉岳北尾根に行っているのは知っていた
ので、土樽駅にクルマを置いてあるのを見かけるかな、
くらいに思っていたが偶然同じ時間に降りてきたみたいだった。

除雪された道路についたところでNKMRさんのお迎えを
受けた。
ついでに図々しく我々がクルマを停めてある旭原まで
送ってもらってしまった。感謝。
ラッキーにも時間とタクシー代を節約できてしまった。
体験工房に挨拶して、下山中に大渋滞しているのを見ていたので
ゆっくり温泉に浸かって湯沢で食事してから帰宅した。

数年来の課題を終えられて満足。
IGSMさんありがとう。
これまで一緒に来て敗退していた皆さんごめんなさい。