月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

二人三脚

2010年05月22日 20時52分45秒 | 仏々相念(住職日記)
あぁ~、いいもんだな~・・・

お歳を召された兄。
奥様を亡くされ案じた弟さんが東京から帰って来ておられる。
弟さんも奥様を亡くされておられます。
兄弟水入らずで楽しく過ごされておられるとのこと・・・

兄は弟を、弟は兄を・・・労わりあい、助け合い。
お二人が話しておられること、お顔、態度・・・
その場にいて本当に気持ちのいい雰囲気でした。
いいもんだな~って、ひと時肩の力を抜きリラックスさせていただいたことでした。

お二人ともご苦労されたのでしょうね・・・
生きることのしんどさを知って知って知り抜かれておられるからこそ、
あの空気のなるのでしょうね・・・

弱輩者の私が、そのような先輩方にお話するようなこともないのですが、
横綱に胸を借りる若手力士の如くにぺーぺーの人生引っ提げて法話させていただくと、
優しく頷いてくれお育て下さったことです。
「がんばって生きるんだぞ」って・・・                 

おへそのはなし

2010年05月22日 00時41分11秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
中間試験を終えた娘はなんとなくのんびりとして、今日はよくお手伝いをしてくれました。
晩ごはんの支度や片付けをしたり、洗濯物をたたんだり・・・・
何でもないことなのに、一緒にできることがうれしかったりします。

18年経ちました。
今生で親子として出遇えてから。
その一日いちにちのどれもがかけがえのないものです。

子どもたちが小さい頃、
「ふたりともママのおへそとつながってたんだから、ママのおへそからはいつでもふたりのことがよおく見えるのよ」とおかしな理屈で、よくおへそを覗いてみせていました。
本当にそうして子どもたちの思いがよく見えたらいいのだけれど、
わかってあげられないことも、気づいてあげられないことも、たくさんあったでしょう。
やるせない気持ちでおへそを覗き込みたいこともありました。

今いっしょにいる娘も、来春には巣立ってゆくでしょう。
なんだか気焦りします。
いっしょにいる間にあれもしたい、これもしたい・・・
ますますおへそに磨きをかけて(?)、ともに歩めるしあわせを思う存分味わいたいと思います。