月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

動画電話

2011年05月31日 21時59分32秒 | 仏々相念(住職日記)

元気か~・・・

 

坊守から、娘から話があるとの伝言を受けました。

あ~、お叱りの電話だなと思いつつもそそくさと電話を掛けます。

案の定、昨日の坊守のアスパラガスのブログを読んでのことでした。

コンコンと説き伏せられます・・・

 

何事も有難くいただきなさい!

目の前に出てくることがどれだけありがたいことか!

 

本当のことに言葉が出ません・・・

 

電話を切って御飯をいただきました。

勿論、娘に言われた通り感謝していただいたことです。

今日は、久しぶりに発泡酒つき!

350の発泡酒、無茶苦茶美味しくいただいたことです。

これで気持ち良くベロベロになれるのですから・・・

 

酔った勢いでもう一度娘に電話・・・

しかも、料金のかかるテレビ電話・・・

毎日、声は聞かせてくれるものの、やっぱり違いますよね!テレビ電話!

愛しい娘が映るなり、「元気か~!お~い、元気か!」

先程、元気な声でお叱りを受けたばかりなのに・・・「元気か~!」

どれだけ叱られても、愛おしい娘です。

その顔を見てしまうと涙が出そうなほど嬉しいのです・・・

 

無料通話で我慢しようなって言ってたのですが・・・

寂しがり屋の酔っ払い住職でした。

 

マッサージ・サウナ・温泉・発泡酒で身体の疲れも取れ、テレビ電話で心の疲れも取れたようです・・・

最高な一日でした。

 

また、願生れる!


通信販売

2011年05月31日 21時11分13秒 | 仏々相念(住職日記)

五月も終わりですね・・・

 

今月はどのような月日でしたか?

あっと言う間に5月も終わりました。

何をしていたんだろうとカレンダーを見ながらいろいろ思ったことです。

 

久しぶりに休みだった今日、坊守を誘いドライブのついでに北条の温泉に出掛けました。

行く途中なので大好きな松山に寄って献血も・・・

松山大街道献血ルームでしているのですが、今日はクイックマッサージのサービスがあるとのご案内をいただきました。

献血まで一時間近くの待ち時間がある為、折角だから触っていただくことにしました。

腰は怖いので肩・首をお願いしたことです。

ガチガチで痛かったので気持ち良かったです。

いいものですね、マッサージ・・・

 

肩も軽くなり、坊守と献血も済ませ、いざ温泉に・・・

30分程かけて愛媛の北に出ます。

以前行ったことのある海岸にある露天風呂の炭酸温泉が気持ちのいいところです。

「じゃ、2時間くらいね~」って坊守と別れます。

1時間サウナ、1時間温泉のコースで・・・

空いていたのでサウナもゆっくり入ることができます。

4,5人の方々と入っていたのですが、備え付けのテレビ番組が通販の番組・・・

しかも、こちらの状況が分かっているかのように腹筋マシーンの売り込みでした。

ベルトを巻きスイッチを押すとベルトに内蔵されている機械が動き腹筋を刺激するというモノ。

勿論テレビに映し出される方はマッチョなボディを誇らしげに誇示します。

間違ってもブヨブヨなボディは映りません・・・

そこにいるあなた、今すぐ注文を・・・これを使えばあなたもこうなります!

おもしろいですね、サウナに座っている方は私を筆頭にブヨブヨボディの方ばかり・・・

ある方は、自分の腹を見てはため息をつき・・・

ある方は、丸まっていた背中を伸ばし腹を擦る・・・

又ある方は、自分の腹を掴み伸ばしています・・・

可笑しくて笑ってしまいました。

もう一度、あんなになれたらいいな~・・・って多分皆さん思ったことでしょう。

 

一時間程、気持ち良く汗を流して露天風呂に・・・

マッサージしてほぐれた肩も悲鳴を上げている腰も炭酸温泉に浸します。

毛穴から入ってくる炭酸を見て感じます、「パチパチ、パチパチ・・・」

疲れが取れるようでした。

 

あっと言う間に2時間が過ぎ、宇和島に向けて帰ります。

いつものように助手席で眠る坊守、気持ち良さそう・・・

温泉上がりの昼寝って最高なんですよね!

日頃の疲れも出るのでしょう・・・

 

さぁ、明日から6月ですね!

一日一日、大切に・・・願生りましょうね!

メタボなボディ、引っさげて歩ませていただきま~す!


過保護?のはなし

2011年05月30日 22時30分43秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

晩ごはんの仕度中、

わたしがアスパラガスの茎の根元の方の皮を丁寧に削いでいるのを息子が見て笑います。

「ん?どうしたん?」と言うと、

「この間は可笑しかったね」って息子。

 

実は少し前のこと・・・

ご院さんが、色鮮やかに茹でたアスパラガスをパクッといただかれたと思いきや

口の中でもそもそもそもそ・・・・

どうやら、取り残した皮の硬い部分がいつまでもお口の中に残っていて、飲みこみにくいようです。

出すわけにもいかず、飲みこむこともできず・・・

ご院さんは必死なのですが、わたしや息子から見ると「それくらいのことで・・・」とすこし可笑しい感じがしたのです。(ご院さん、ごめんなさい!)

でも、この様子ではご院さんはアスパラガス嫌いになってしまうだろうな・・・とも思えたほどでした。

 

そんなことがあったものですから、硬い皮が残らぬように丁寧に丁寧に削いでいたのです。

それを見て、「なかなか、気をつかうねえ」と息子が傍で可笑しがったというわけです。

 

できあがったお料理を(恐る恐る)食卓にならべて・・・「いただきます!」

気になるご院さんは、といえば、

なんのためらいもなく、おいしそうに、パクパクとアスパラガスをいただいています。

「あれ?この前懲りたんじゃないの?大丈夫?」とたずねると

「ああ、すっかり忘れとった!そんなこともあったねえ!」とご院さん。

拍子抜けするわたしと息子・・・

「けっこう、こまかいことまで気をつかってるのにねえ!」

 

「親の心、子知らず」ならぬ、「妻の心、ご院さん知らず」かしら・・・(笑)

 

阿弥陀さまが一心に私たち衆生を救わんがためにおはたらきくださるのに

衆生の方といえばその親心を忘れて背を向けて・・・

けれども阿弥陀さまは決して衆生のことを忘れてはくださらないのです。

そんなことをちらっと思いだし

“いくら衆生が忘れようとも、忘れてくださらぬ親ごころ”をもじって

「“忘れてくださらぬ妻ごころ”ですよ」

と恩着せがましく言ってみたのですが・・・

「ははは・・・どっかで聞いたことある言葉だねえ」とさらり・・・

そもそも、阿弥陀さまは恩は着せないのですから、浅はかなのはこのわたしでしたね。

 

なにはともあれ、ご院さんがアスパラガス嫌いにならなくて、よかった、よかった!

え?少し過保護じゃないか・・・って?

ええ、相当の過保護でしょうね(笑)

息子とお義母さんが呆れるくらいに・・・


供物感謝

2011年05月30日 20時48分34秒 | 仏々相念(住職日記)

お下がりさんを・・・

 

午前中坊守と二人でご縁をいただきました。

間の休みにお参りになられていたご門徒さんが、

「先日、孫がお世話になりました。メロン頂いたと喜んでいました。すいません、図々しく・・・」

寺子屋に来ている子のおばあちゃんでした。

「いえいえ、ウチはご門徒さんがお供えをさげてはことづけてくださるので、そのままを仏さまからお下げしているだけですから何の心配もいりませんよ。どうぞ、これからも心配なく遊びに来るように言ってくださ~い。」って坊守。

全くその通りで、ご門徒さんのお供えして下さるお仏飯をいただき、お供物をいただいてお育ていただくことです。

仏さまからのいただきものなのです。

だから、「有難くいただきます」なのです。

 

遠方からお参りされる方は、その土地のお菓子等をお供えされては、「どうぞ直ぐに召しあがってください」っておっしゃってくださいます。

お言葉に甘えて、包み紙を開けながら、

「珍しいお菓子だね」とか、「こんなお菓子があるんだね」「わぁ~、これ美味しそう!」ってそれぞれに感想をつぶやきながらいただいています。

 

土曜日にお参りして下さった大好きなご門徒さんは、折に触れてはお供え物を送ってくださるのです。

いつも丁寧に電話までいただき、「心ばかりのものをお送りしましたので召し上がってください。」

その度にお供えさせていただいた後、子どもと一緒に喜んで開けていたことです、

「うわ~、Sさんからだ~」って・・・

 

先日、そのSさんとお話しさせていただくのに、こうおっしゃいました、

「お嬢さんにお荷物をお送りなされるのもまた楽しみでしょうね」って仏さまのように微笑まれます。

あ~、そうなんや!やっぱり、そんな気持ちでお供え物を送ってくださっていたんだと確信したことです。

これを送ったら喜ぶだろうか・・・

キラキラ目を輝かせながら箱を開ける子どもや私たちを思い送ってくださっていたんだって・・・

勿論、愛するご主人様への想いもあるのでしょう・・・

有難いことです・・・

 

ご法要にと沢山のお供え物をあげていただきました。

なかには娘の大好きなモノもあり送らせていただこうと荷造りをしたことです。

これを開けたら喜ぼうか・・・

これ好きだったよね~・・・

食べてる顔が見えそうだよね~・・・

お子ちゃま住職は結構好きなものが娘とかぶる為大変です。

後でいただこうってキープしようと箱から出した「モンブランプリン」・・・

「3個組のプリン買ったのよ」って電話で聞くと泣く泣く箱に戻したことです。

 

ありがとうございます、ウチの仏の子もすくすくとお育ていただいていることです。

勿論、私も・・・

 


純粋声援

2011年05月29日 20時05分53秒 | 仏々相念(住職日記)

きれいだよな・・・

 

この度でのご法話をお聴聞させていただきながら4才の娘さんのお姿をお話しくだされる。

ウチもそんな時があったのかな~って思うのです。

「あっ」っという間・・・

 

家に出たムカデを退治するのに殺虫剤でシューっとするご講師。

その隣りでジーッと見ていた4才の娘さんは、「虫さん、ガンバレ!虫さん、ガンバレ!」って声援されたとか・・・

笑わせていただきながらも純粋な子どもの心の綺麗さみたいなものを思わせていただいたことです。

 

お父さんの行為がどういう行為なのか理解できなくても、弱っている、苦しんでいる虫さんの姿は分かるのでしょう・・・

その純粋な声を聞きながら退治しなければならないお父さんを案じたことです。

 

私にもこんな純な気持ちを持っている頃があったのでしょうか・・・

すれば、いつからムカデやゴキブリ・ゲジゲジ・・・と退治しなければならなくなったのでしょうか・・・

そりゃあ、親がする姿を見ていたのかもしれません。

「なんで・・・?」って尋ねると「人間に害するから!」って明確な答えをいただいたのかもしれません・・・

そしてまた、自分もそうやって子どもに伝えたのかもしれません。

でないと、ムカデが現れて「帰ってきたウルトラマン」に出てくる怪獣と混同して遊ぼうとされても困るし・・・

痛いと泣く子どもを思うと鬼にもなるのですね。

もっと言うと痛いと泣く子どもを見る自分が辛いのでしょう・・・

 

平気で退治しています。

急ぎ急ぎ蠅たたきを手に「ドリャ~!」って掛け声までかけて・・・

退治すれば「暴れん坊将軍」顔負けの見えを切り、逃がしてしまうと悪役もびっくりの捨て台詞「チッ」・・・

もはや僧侶とは名ばかりのオゾマシイ姿を引っさげておることです。

 

せめて「虫さん、ゴメンね」ぐらいの気持ちでいたいですね・・・

いつまで保てるやら・・・

 

蚊の季節ですね・・・