月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

地震対策

2010年05月14日 21時59分35秒 | 仏々相念(住職日記)
揺れてる・・・

坊守はPTAの会議で外出中でした。
昨日の食卓は子どもたちと私の3人だけ。
ああだ、こうだといろんな事を話していると、
「えっ、地震?」少し顔をこわばらせて娘が・・・
「おっ、揺れてる揺れてる・・・」
今日の新聞には震度2だったとか・・・
最近、近県や県内で多く起こってるような気が・・・

怖いですね!
南海地震が来たらどうしよう・・・

家の中に居る時に起こったらこうしよう、ああしよう!
もし、それぞれにバラバラの時に起こったら光善寺で会おう!
話しながらドキドキしてしまいます。

何年前だったでしょう、芸予地震の時はこれまでにない揺れの経験でした。
ドラッグストアーで小さかった息子と買物中でした。
よく見るニュース番組での映像そのものでした・・・
どの棚も揺れに揺れ、品物も飛ぶように落ちていました。

どうすることもできず、息子を抱きしめながら治まるのを待つのが精一杯・・・
無力です。
お念仏など出ません・・・
ただ、「助けてくれ~」っていう思いだけでした。
神仏に祈るというものでなく、「助けてくれ~」なのです・・・

死にたくないのです、苦しみたくないのです、別れたくないのです・・・
自分さえ良ければ・・・

大地が動くと私の心も揺れ動いていました・・・
どうしよう・・・どうしよう・・・

でも仏さまの大地は揺れることはありません、
「大丈夫、大丈夫」とおはたらきくださいます・・・